横浜観光 横浜ユーラシア文化館 知ってる|アクセス便利で奥深い世界史体験スポット
世界のつながりが見える!横浜ユーラシア文化館で異文化を感じる旅へ
「横浜観光 横浜ユーラシア文化館 知ってる?」——この問いかけに、「名前は聞いたことがあるけど、具体的に何があるかは知らないかも…」と答える方は、実は少なくないかもしれませんね。
横浜の観光エリアといえば、みなとみらいの華やかさや、中華街の賑わいを思い浮かべる方が多いかなと思います。ですが、そのすぐ近く、関内や日本大通りの落ち着いたエリアに、この「横浜ユーラシア文化館」は静かに佇んでいます。ここは、広大なユーラシア大陸の古代文明や、シルクロードを通じた文化交流の歴史にスポットを当てた、非常に興味深い横浜市立の博物館なんです。
山下公園や中華街からも歩いてアクセスできる便利な立地ながら、館内は喧騒とは無縁の落ち着いた空間が広がっています。大人にとっては知的好奇心を深く満たしてくれる考古資料が並び、子どもにとっては遠い異国の美しい工芸品や装飾品が目を引く、まさに世代を問わず楽しめる穴場スポットと言えるでしょう。
この記事では、そんな横浜ユーラシア文化館が持つ独自の魅力や見どころ、そして横浜駅から市営地下鉄、観光バス「あかいくつ号」、さらにはシーバスといった多様な交通手段を使った快適なアクセス方法を徹底的に解説します。周辺スポットと組み合わせたおすすめの観光モデルコースもご紹介しますので、ぜひ次回の横浜散策の参考にしてみてくださいね。
記事のポイント4つ
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横浜ユーラシア文化館は世界の古代文明と文化交流に触れられる貴重な博物館
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市営地下鉄・バス・シーバスなどでアクセス可能な好立地
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中華街や元町とも近く、観光と学びの組み合わせができる
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横浜駅から気軽に行ける穴場スポットとしておすすめ
横浜観光 横浜ユーラシア文化館 知ってる|見どころと施設概要
知る人ぞ知る、考古学と文化交流の専門館
横浜ユーラシア文化館は、2000年に開館した比較的新しい文化施設です。そのテーマは壮大で、文字通り「ユーラシア大陸」。東は日本や中国から、中央アジア、西アジア、そして西はヨーロッパや地中海に至るまで、シルクロードなどを通じて人々やモノ、文化がどのように繋がっていったのかを、貴重な考古資料や美術工芸品を通して解き明かしてくれます。
展示の中心は常設展で、ユーラシア大陸の各地域ごとにセクションが分かれています。教科書で見たことのあるような古代の土器や青銅器、美しい染織品、ガラス製品、さらにはミイラ(!)まで、その展示内容は実に多彩。
特に、シルクロードの交易がどれほど活発で、遠く離れた地域同士が影響を与え合っていたのかが視覚的に理解できる展示は圧巻ですね。みなとみらいや中華街の賑わいとは一味違う、静かで知的な時間を過ごしたい方には本当におすすめできる場所です。
展示室は落ち着いた照明で、一つひとつの展示品とじっくり向き合える雰囲気が魅力。解説(キャプション)も非常に丁寧で、考古学に詳しくない方や、歴史が少し苦手かな…という方でも分かりやすい言葉で説明されています。展示物の一部は撮影が許可されているコーナーもあり、印象に残った発見を写真に収めて持ち帰ることも可能です。(出典:横浜ユーラシア文化館 公式サイト)
所在地と開館情報
訪問前に基本的な情報をチェックしておきましょう。特に休館日と最終入館時間には注意が必要ですね。
【横浜ユーラシア文化館 施設情報】
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所在地:横浜市中区日本大通12(旧横浜市外事専門学校跡)
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アクセス:みなとみらい線「日本大通り駅」3番出口より徒歩約1分 / JR・市営地下鉄「関内駅」より徒歩約8分
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開館時間:午前9:30〜午後5:00(入館は午後4:30まで)
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休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)・年末年始
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入館料:一般 200円、高校生・大学生 100円、中学生以下 無料
※企画展開催中は料金が変更になる場合があります。
特筆すべきは、中学生以下が無料であること。お子様の社会科見学や、歴史への興味を育む第一歩としても、非常に利用しやすい設定になっているのは嬉しいポイントです。
横浜観光 横浜ユーラシア文化館 知ってる|アクセスと移動方法
ユーラシア文化館は、横浜の主要観光エリアの中心に位置しているため、アクセス方法が非常に豊富なのも魅力です。ここでは代表的な4つの方法をご紹介します。
市営地下鉄ブルーラインでのアクセス
横浜駅から最もシンプルで早いのは、市営地下鉄ブルーラインを利用するルートかもしれませんね。「関内駅」(乗車時間約5分)で下車し、1番出口から地上へ。そこから日本大通り方面へ徒歩約8分です。
関内駅から日本大通りへ向かう道は、横浜市開港記念会館や旧関東財務局(現・横浜財務事務所)など、重厚でレトロな歴史的建造物が立ち並ぶエリアです。ただ移動するだけでなく、横浜の歴史を感じる「街歩き」を楽しみながら向かえるのが、このルートの素敵なところですね。
また、関内駅はエレベーターやエスカレーターも整備されているため、ベビーカーや車椅子をご利用の方、大きな荷物を持っている方でも安心して利用できます。雨の日でも地下街(マリナード)を通って地上出口近くまで行けるのも便利です。
(※ちなみに、みなとみらい線「日本大通り駅」からなら徒歩1分と、さらに近いです!)
シーバスで海上クルーズ気分のアクセス
「移動時間も観光の一部として楽しみたい!」という方には、断然シーバス(水上バス)がおすすめです。
横浜駅東口(ベイクォーター)の乗り場からシーバスに乗船し、「山下公園」乗り場で下船します。所要時間は約15〜20分。横浜ベイブリッジや、みなとみらいのビル群、赤レンガ倉庫などを海上から眺める景色は、非日常感たっぷりで旅気分を盛り上げてくれますよ。
山下公園で下船した後は、公園内を散策しながら日本大通方面へ。氷川丸や海の景色を楽しみつつ、ゆっくり歩いて15分程度でユーラシア文化館に到着します。天気の良い日には、海風が本当に気持ちいいルートです。
シーサイドラインを活用する場合
こちらは少し上級者向け、あるいは他のエリアと組み合わせて楽しむ場合のルートです。
シーサイドラインは、新杉田駅と金沢八景駅を結ぶ新交通システム。八景島シーパラダイスや三井アウトレットパーク横浜ベイサイドなど、横浜南部のスポットを訪れた後に向かう場合に便利です。
ユーラシア文化館へ直接行く路線ではありませんが、例えば「シーサイドラインで海沿いの景色を楽しむ → 終点の新杉田駅でJR根岸線に乗り換え → 関内駅で下車」という流れでアクセスが可能です。1日かけて横浜の海側を広範囲に楽しみたい方には、こんなプランも面白いかもしれませんね。
あかいくつ号バスでのんびり観光しながら
横浜観光の定番といえば、レトロな赤い車体が可愛い観光周遊バス「あかいくつ号」ですね。このバスももちろん、ユーラシア文化館へのアクセスに利用できます。
桜木町駅前バスターミナルから乗車でき、みなとみらいエリア、中華街・元町エリアの主要な観光スポットをぐるりと巡ってくれます。「日本大通り」バス停で下車すれば、目の前がユーラシア文化館です。
歩く距離を最小限にしたい方や、他の観光スポットも効率よく巡りたい方には最適解と言えるでしょう。1日乗車券(大人600円)を購入すれば、エリア内の市営バスと地下鉄も乗り放題になるので、横浜観光の強い味方になってくれますよ。
横浜観光 横浜ユーラシア文化館 知ってる|おすすめモデルコース
ユーラシア文化館は、単体で訪れるよりも、周辺の魅力的なスポットと組み合わせることで、さらに充実した1日を過ごせます。私のおすすめモデルコースはこんな感じです。
午前:横浜駅出発 → シーバスで山下公園 → 中華街でランチ
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10:00 横浜駅出発
横浜駅東口からシーバスに乗船。海からの景色を楽しみます。 -
10:20 山下公園着
「赤い靴はいてた女の子像」や「氷川丸」などを眺めながら、海沿いをのんびり散策。 -
11:30 中華街でランチ
山下公園から歩いてすぐの中華街へ。点心や中華粥で軽めに済ませるもよし、がっつりコース料理を味わうもよし。食べ歩きも楽しいですね。
(横浜中華街でのデートプランも参考にしてみてください)
午後:横浜ユーラシア文化館 → 港の見える丘公園
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13:00 横浜ユーラシア文化館
中華街から徒歩10分弱で到着。食後の知的な散策タイムです。常設展はじっくり見ても1時間~1時間半ほど。シルクロードのロマンに浸りましょう。 -
14:30 港の見える丘公園へ移動
ユーラシア文化館を出て、日本大通りを抜け、元町エリアを散策しながら「港の見える丘公園」を目指します(徒歩約20分)。 -
15:00 港の見える丘公園
横浜港やベイブリッジを一望できる絶景スポットでひと休み。「イングリッシュローズガーデン」で季節の花々にも癒されます。ここで横浜デートの締めくくり、というのも素敵ですね。
訪問前のチェックがおすすめ!
ユーラシア文化館では、常設展だけでなく、特定の地域やテーマに深く切り込んだ企画展や特別展も随時開催されています。また、専門家による講演会や、子ども向けの体験ワークショップが行われることも。訪問前にはぜひ公式サイトで最新のイベント情報を確認してみてくださいね。思わぬ面白い発見があるかもしれませんよ。
横浜観光 横浜ユーラシア文化館 知ってる|まとめ
横浜ユーラシア文化館について、その魅力やアクセス方法をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
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ユーラシア文化館は、遠いユーラシア大陸の歴史や文化がぐっと身近に感じられる、学びと感動の入り口ですね。
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横浜駅から地下鉄、シーバス、観光バスなど、アクセス方法が豊富。その日の気分やプランに合わせて選べるのも楽しいポイントです。
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周辺には中華街、山下公園、元町、赤レンガ倉庫など、横浜の主要観光スポットが密集。これらと組み合わせて楽しむのが王道ルートかもしれません。
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館内はとても静かで落ち着いた空間。大人の知的好奇心をくすぐる、ゆったりした観光をしたい時にぴったりです。
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常設展に加え、季節ごとの企画展やイベントも充実しているので、一度訪れたことがある方でも、きっと新しい発見があるかなと思います。
横浜観光というと、華やかなイメージが先行しがちですが、たまにはこんな風に「知的な散策旅」はいかがでしょうか。派手なアトラクションや行列はありませんが、心に深く残るような、知的な満足感が得られるはずです。
次の横浜訪問の際は、ぜひ候補の一つに加えてみてくださいね。
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