横浜観光 汽車道とは歩いて何分?|絶景・歴史・グルメを満喫!現地目線の徹底お散歩ガイド
みなとみらい観光を語るうえで絶対に外せない名所――それが「汽車道(きしゃみち)」です。
**「横浜観光 汽車道とは歩いて何分?」**は、旅行やデートのプランを立てる多くの方が検索する人気ワードです。実際、この遊歩道は桜木町駅からわずか数分でアクセスできる、横浜観光の「特等席」とも言える場所です。
この記事では、主要駅からのアクセス、正確な所要時間、距離感といった基本情報はもちろん、実際に歩いてこそわかる現地の雰囲気、歴史的な背景、見逃せない絶景ポイント、そして周辺のおすすめスポットまで、「汽車道」の魅力をまるごと徹底的に解説します!
記事のポイント4つ
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汽車道までの徒歩所要時間・最短ルートを分かりやすく解説
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各最寄り駅からのおすすめアクセス&現地の“歩きやすさ”紹介
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絶景&フォトジェニックな景色・おすすめ写真スポットが満載
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子連れや高齢者も安心できるバリアフリー情報&休憩スポット解説
1. 汽車道とは?|横浜ベイエリアの歴史を感じるシンボル遊歩道
鉄道遺構が今も生きる、横浜らしい風景
汽車道は、かつて横浜港(新港ふ頭)と旧横浜駅(現在のJR桜木町駅)を結んでいた旧国鉄横浜臨港線の貨物線跡地を利用した、全長約500mの海上遊歩道です。
この遊歩道の最大の特徴は、3つの歴史的な鉄橋(トラス橋)を渡りながら、みなとみらいの近未来的な高層ビル群と、港町らしい開放的な水辺の風景を同時に楽しめる点にあります。
歴史的価値の高い3つの橋
汽車道には「港一号橋梁」「港二号橋梁」「港三号橋梁」という3つのトラス橋が架かっています。これらは明治末期から大正時代に造られたもので、特に港一号橋梁は1907年(明治40年)製造のアメリカ製、港二号橋梁は1909年(明治42年)製造のイギリス製と、歴史的にも非常に貴重な産業遺構です。(出典:横浜市観光公式サイト「横浜観光情報」)
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歩道の下は運河(海)!桜木町駅から赤レンガ倉庫方面へ、まるで“海の上を歩いている”ような非日常的な感覚を味わえます。
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その美しい景観と歴史的価値から「関東の駅百選」にも認定されており、横浜を象徴する風景の一つとなっています。
なぜ「汽車道」と呼ばれるの?
その名の通り、この場所はもともと鉄道(汽車)が走っていた線路跡地です。開港間もない横浜において、港で荷揚げされた物資を全国に輸送するための重要な役割を担っていました。
現在も道の脇や橋の途中には、当時を偲ばせるレールや枕木の一部が意図的に残されており、鉄道ファンや歴史好きにとっても見どころの多いスポットです。
また、春の桜ライトアップや冬のイルミネーションイベントなど、季節ごとに異なるライトアップが施されることもあり、昼の開放的な姿とは違ったロマンチックな表情も楽しませてくれます。
2. 最寄り駅から汽車道まで歩いて何分?|アクセスと徒歩ルート徹底解説
汽車道の入口はどこ?2つの拠点から出発可能
汽車道は一本の遊歩道であるため、両端からアクセスできます。一つは「JR桜木町駅側」、もう一つは「赤レンガ倉庫・新港地区側」です。
桜木町駅側はみなとみらいのビル群への玄関口として、新港地区側は赤レンガ倉庫やワールドポーターズといった人気商業施設への接続点として機能しています。主なアクセス方法と所要時間を表にまとめました。
| 最寄り駅 | 汽車道入口までの所要時間 | ルートの特徴 |
|---|---|---|
| JR桜木町駅(南改札) | 徒歩約3分 | 最も王道で分かりやすい最短ルート。駅を出た瞬間から絶景が広がる。 |
| みなとみらい線「馬車道駅」 | 徒歩約6分 | レトロなガス灯や歴史的建造物が残る「馬車道」を散策しながらアクセスできる。 |
| みなとみらい線「日本大通り駅」 | 徒歩約10~12分 | 横浜三塔(キング・クイーン・ジャック)など、開港の歴史を感じるエリアを抜けて新港地区側へ。 |
| JR関内駅 | 徒歩約12分 | 横浜スタジアムや市庁舎など、市街地中心部からみなとみらい方面へ歩くルート。 |
JR桜木町駅(南改札)から
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徒歩約3分で汽車道入口
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駅を出て右手(みなとみらい側)へ。「クロスゲート」と「ランドマークタワー」の間を直進すれば、迷うことはありません!
みなとみらい線「馬車道駅」から
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徒歩約6分
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歴史的建築が美しい馬車道を抜け、ワールドポーターズの脇から汽車道(新港地区側)へアクセスします。
みなとみらい線「日本大通り駅」から
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徒歩約10~12分
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神奈川県庁(キング)や税関(クイーン)を眺めながら、港の雰囲気を感じつつ新港地区へ向かいます。
JR関内駅から
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徒歩約12分
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横浜スタジアム側から市街地を抜け、馬車道を経由して汽車道へ向かうルートです。
ワンポイント:どの駅からも案内標識が豊富で、初めてでも迷うことはほとんどありません。
特におすすめは、やはり「桜木町駅スタート」です!駅前の広場から汽車道入口まで視覚的にもほぼ一直線で、動く歩道も利用できるため、観光のスタート地点として最適です。
3. 桜木町駅から汽車道まで実際に歩いてみた!【現地レポ】
歩きやすさ・道順のリアル体験
最も利用者が多い「JR桜木町駅」からのリアルな道順と歩きやすさをレポートします。
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JR桜木町駅の「南改札」を出て、右手(みなとみらい側)に進みます。目の前には「動く歩道」や大きな地図看板が見えます。
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「クロスゲート」という商業ビルを左手に、「ランドマークタワー」を右手に見ながら、駅前の広場を直進します。
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みなとみらいの高層ビル群と、観覧車「コスモクロック21」が徐々に近づいてくる高揚感を味わいながら歩くと、あっという間に汽車道の入口(最初の橋のたもと)へ到着します!
歩道は非常にフラットで道幅も広く、バリアフリー設計が行き届いています。
舗装も綺麗で、橋の上もほぼ段差がないため、ベビーカーや車いす利用の方、ヒールやサンダルの方でも安心して歩けます。週末など人通りが多い時間帯でも、ストレスを感じにくいのが嬉しいポイントです。
実際の所要時間と歩数
景色を楽しみながら、大人の足でゆっくり歩いた場合の目安です。
【桜木町駅からの所要時間目安】
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駅改札~汽車道入口まで:徒歩約3分(距離 約200~250m)
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汽車道全体(約500m):ただ歩くだけなら約7分。景色を眺めたり写真を撮ったりすると、実際には約10分程度かかります。
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駅改札から汽車道を渡りきるまで、トータルで15分~20分ほどの余裕を見ておくと、ベンチでの休憩や写真撮影も満喫できるためベストです。
4. 汽車道はどんな雰囲気?|景色・フォトスポット・季節イベント
歩くだけで感動する“海上遊歩道”
汽車道の最大の特徴は、港の運河の上に直接架けられた橋を歩けること。足元の両側には穏やかな水面が広がり、まさに「海の上を散歩している」ような非日常的で開放的な感覚を味わえます。
潮風と遮るもののない日差し(あるいは夜景)を全身で感じられる、横浜随一のウォーキングコースです。
フォトジェニックな絶景スポットが随所に
汽車道は、どこを切り取っても絵になる絶景スポットの宝庫です。
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橋の上(特に2番目の橋)からは、「ランドマークタワー」「クイーンズスクエア」「観覧車」という“みなとみらい三点セット”を一枚の写真に収めることができます。
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視線を遠くにやれば、横浜ベイブリッジや大さん橋国際客船ターミナルも一望できます。
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季節ごとの表情も豊か。春は遊歩道沿いの桜並木がお花見スポットに。夏は青空と海のコントラストが鮮やか。秋は空気が澄んで夕焼けが美しく、冬は「ヨルノヨ」など街全体のイルミネーションと連動し、幻想的な雰囲気に包まれます。
休憩ベンチ&おしゃれカフェも
汽車道の途中には、線路跡のデザインと調和した木製のベンチが多数設置されています。景色を楽しみながら、またはテイクアウトしたドリンク片手に、ゆったりと休憩が可能です。
汽車道を赤レンガ倉庫側に渡りきると、周辺には「横浜ワールドポーターズ」や「赤レンガ倉庫」があり、テラス席が充実したおしゃれなカフェやレストランの選択肢が一気に増えます。
5. 子ども連れ・高齢者・車いすでも安心な理由
バリアフリー&安心設計
汽車道は、あらゆる人が横浜の景色を楽しめるよう、非常に優れたバリアフリー設計になっています。
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歩道が非常に広く設計されており、混雑時でも人とすれ違う際に窮屈さを感じません。急な坂道や階段は一切なく、全区間フラットです。
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案内標識も大きく分かりやすく、現在地や目的地(赤レンガ倉庫、桜木町駅など)の方向が一目でわかります。
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前述の通りベンチが点在しているほか、自動販売機も桜木町駅側、新港地区側(ワールドポーターズ前など)に設置されており、水分補給も安心です。
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トイレは桜木町駅構内・駅前広場、および赤レンガ倉庫やワールドポーターズ内に多数設置されています。
トイレの注意点
汽車道の「遊歩道の途中(橋の上)」にはトイレがありません。必ず、スタート地点である桜木町駅側、またはゴール地点である新港地区側の商業施設などで事前に済ませておくと安心です。
小さなお子様連れへのアドバイス
汽車道は、小さなお子様連れのファミリーにも最適なお散歩コースです。
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道幅が広いため、ベビーカーでもストレスなく通行できます。
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汽車道出口周辺には、赤レンガ倉庫前の広場や「カップヌードルミュージアムパーク」の芝生広場など、お子様が走り回れるスペースも充実しています。
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運河を行き交う水上バス(シーバス)や観光船、カモメ、JR根岸線の電車など、お子様が喜ぶ乗り物や景色もたくさん見られます。
6. 汽車道を楽しみ尽くす!おすすめモデルコース
汽車道を起点・終点とする、時間帯別のおすすめ観光モデルコースをご紹介します。
朝|静けさと清々しい海風の中を散策
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桜木町駅からスタート
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朝は観光客も少なく、爽やかな海風と朝日が最高に気持ちいい時間帯。ジョギングや散歩をする地元の人も多く、横浜の日常風景に触れられます。
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途中で絶景を独り占めしながら撮影し、新港地区側のカフェでモーニングを楽しむのもおすすめです。
昼|赤レンガ倉庫でグルメ&ショッピング
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汽車道の終点(新港地区側)で、歴史ある横浜赤レンガ倉庫に到着。
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館内の個性的な雑貨ショップを巡ったり、レストランやフードコートでランチを楽しんだり。テイクアウトグルメも豊富です。
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屋外広場で開催されているイベント(オクトーバーフェストやクリスマスマーケットなど)も要チェックです。
午後|カップヌードルミュージアムやMARINE & WALK YOKOHAMAへ
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赤レンガ倉庫から少し足を延ばし、「カップヌードルミュージアム 横浜」でオリジナルカップヌードル作り(要整理券)や体験型展示を楽しみます。
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その後は、海沿いのおしゃれな商業施設「MARINE & WALK YOKOHAMA」でセレクトショップを覗いたり、海を眺められるテラス席でカフェタイムを過ごしたり。
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潮風を感じながら、ゆったりとした午後のひとときを過ごせます。
夕方〜夜|ライトアップと夜景の汽車道
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観光を終えたら、再び汽車道を歩いて桜木町方面へ戻ります。
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日没前後のサンセット(トワイライトタイム)は、空の色が刻々と変わり、昼とは全く異なる幻想的な景色が広がります。
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観覧車やみなとみらいのビル群が鮮やかに輝き、水面に映る光景は、横浜観光のハイライトになること間違いなしです。
7. よくある質問Q&A|汽車道の気になるギモン解消!
Q. 汽車道は雨の日でも歩けますか?
A. はい、歩行は可能です。ただし、汽車道は海上の橋であり、屋根が一切ありません。
風が強い日や雨が激しい日は、傘が役に立たないこともありますので、レインコートの着用がおすすめです。橋の上は滑りやすくなるため足元にご注意ください。
一方で、雨の日は人出が少なく、しっとりと濡れた路面に夜景が反射して、晴れた日とは違う幻想的な写真が撮れるという魅力もあります。
Q. 混雑する時間帯は?
A. やはり土日祝日の日中(特に13時~17時頃)や、赤レンガ倉庫での大規模イベント(クリスマスマーケットなど)開催時、クリスマスイブなどの特定日は最も混み合います。花火大会の日は通行規制がかかる場合もあるため注意が必要です。
平日午前中や、周辺施設が閉館した後の夜遅い時間帯は比較的空いています。
Q. 周辺にコンビニやカフェは?
A. はい、全く困りません。桜木町駅側には駅構内のコンビニ(ニューデイズ)や、駅前の「クロスゲート」「ランドマークプラザ」内に複数のコンビニ・カフェがあります。赤レンガ倉庫側にも「ワールドポーターズ」内にコンビニがあるほか、周辺にカフェやレストランが多数点在しています。
Q. ペットと一緒に歩ける?
A. はい、リード(またはペットカート)を使用していれば、ペット同伴でのお散歩が可能です。実際に多くの地元住民が愛犬との散歩コースとして利用しています。ただし、赤レンガ倉庫やワールドポーターズなど、周辺施設への入店ルールは施設ごとに異なりますので、別途ご確認ください。
8. 汽車道周辺のおすすめ観光スポットリンク集
まとめ|汽車道を歩く「数分」で、横浜の魅力を“全部”体感しよう
汽車道は桜木町駅から徒歩わずか3分でアクセスできる、絶景の海上遊歩道です。
道幅が広くフラットで、歴史的な鉄道遺構やみなとみらいの未来的な高層ビル群、そして港の潮風を同時に楽しめる、初心者からリピーターまで誰もが満足できる横浜屈指の観光コースと言えるでしょう。
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朝・昼・夜で全く異なる景色が楽しめ、季節ごとの美しさも格別
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絶好のフォトスポットであり、グルメ、ショッピングもすべて徒歩圏内
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ベビーカーや車いすでも安心な、完璧なバリアフリー設計
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雨でも晴れでも、その時々の魅力を発見できるアクセスの良さ
「横浜観光 汽車道とは歩いて何分?」——その答えは、
「たった数分で、横浜の過去・現在・未来を巡る、一生の思い出になる時間」です。
港町・横浜の心地よい風を全身で感じながら、ぜひあなたも“自分の足”で、この特別な海上散歩道(汽車道)を歩いてみてください。