横浜観光で楽しむドラマ・映画の聖地巡礼|感動のロケ地をたどる旅
名シーンの舞台を歩く旅へ。横浜で叶える“あの物語”の再体験
「横浜観光 聖地巡礼」というキーワードで、心に残る旅を探しているあなたへ。横浜は、その独特な景観から数えきれないほどの物語の舞台となってきました。異国情緒あふれる歴史的建造物、きらびやかな夜景が広がるベイエリア、そして人々の暮らしが息づく温かな商店街。これらの風景は、多くのドラマや映画の中で、登場人物たちの感情を彩る重要な背景として描かれています。
この記事では、横浜を舞台とした名作実写作品のロケ地をめぐる「聖地巡礼」をテーマに、具体的なスポットとモデルコースを詳しくご紹介します。ただ場所を訪れるだけでなく、あの名シーンが撮影された背景や、作品の世界観に深く浸るためのポイントも解説。感動の瞬間を追体験しながら、一味違う横浜の街歩きを楽しんでみませんか? カメラを片手に、あなただけの物語を探す旅に出かけましょう。
記事のポイント4つ
- 横浜が誇る名作ドラマ・映画のロケ地を厳選し、作品の魅力と共に紹介
- 1日で楽しめる!徒歩や公共交通機関で効率的にめぐれる聖地巡礼モデルコースを提案
- 思わず写真を撮りたくなるフォトジェニックなスポットが満載で、旅の思い出作りにも最適
- 各ロケ地の見どころや撮影されたシーンを丁寧に解説し、より深く作品世界を味わえる
横浜観光 聖地巡礼|ドラマ&映画のロケ地案内【前半】
「流星の絆」× 横浜ベイクォーター・横浜駅東口
東野圭吾氏の傑作ミステリーを原作とし、二宮和也さん、錦戸亮さん、戸田恵梨香さんが演じる三兄妹の絆と復讐劇を描いたドラマ『流星の絆』。その物語の重要な舞台の一つが、横浜駅東口に直結する商業施設「横浜ベイクォーター」です。特に、施設内にかかる特徴的な歩行者ブリッジは、兄妹が再会し、未来について語り合う重要なシーンで登場しました。
夜になると、ブリッジは幻想的な光にライトアップされ、対岸のみなとみらいの夜景と相まって、ドラマで描かれた切なくも美しい世界観そのものを体験できます。ファンであれば、あの名シーンの台詞を思い浮かべながら、同じ場所に立ってみるだけで感動が蘇るはずです。横浜駅からのアクセスも抜群なため、聖地巡礼のスタート地点としても最適です。
巡礼のポイント
夜景が最も美しい時間帯に訪れるのがおすすめです。横浜ベイクォーター内のカフェやレストランで食事を楽しんだ後、ライトアップされたブリッジを渡り、ドラマの世界に浸ってみましょう。
施設情報
- 住所:横浜市神奈川区金港町1-10(横浜ベイクォーター)
- 最寄り駅:JRほか各線 横浜駅きた東口Aから徒歩3分
- 公式サイト:横浜ベイクォーター公式サイト
「あぶない刑事」× 山下公園・大さん橋・中華街
横浜を舞台にした作品と聞いて、多くの人が真っ先に思い浮かべるのが、舘ひろしさんと柴田恭兵さんが演じる伝説の刑事コンビの活躍を描いた『あぶない刑事』シリーズではないでしょうか。横浜の街そのものが“主役”と言っても過言ではなく、市内各所がアイコニックなロケ地となっています。
犯人を追いかけるシーンで何度も登場した山下公園や、港を背景にしたオープニングが印象的な大さん橋、そして狭い路地裏で繰り広げられる銃撃戦や尾行シーンが撮影された横浜中華街。これらの場所は、今もなお多くのファンが訪れる“聖地中の聖地”です。特に、横浜港の景色を一望できる大さん橋の屋上広場(くじらのせなか)に立てば、タカとユージが見たであろう風景が広がり、あの軽快なテーマソングが聞こえてくるようです。
「あぶ刑事」満喫モデルコース
JR関内駅 → 馬車道のレトロな街並みを散策 → 横浜赤レンガ倉庫 → 大さん橋で記念撮影 → 山下公園のベンチで一休み → 横浜中華街でランチ
関連情報
横浜のロケ地情報は、横浜観光情報公式サイトでも特集されており、街を挙げて映像作品を応援していることがわかります。
「ホタルノヒカリ」× 日本大通り・開港記念会館周辺
綾瀬はるかさん演じる“干物女”の恋愛模様が人気を博したドラマ『ホタルノヒカリ』。主人公の雨宮蛍と高野部長が働く会社の外観として、また、二人の関係が進展するロマンチックなシーンの舞台として頻繁に登場したのが、異国情緒あふれる日本大通りです。
美しいイチョウ並木と、横浜市開港記念会館をはじめとする重厚な歴史的建造物が立ち並ぶこの通りは、歩いているだけでドラマチックな気分にさせてくれます。蛍と部長が語り合ったオープンカフェのテラス席や、二人が偶然再会する石畳の道など、数々の名シーンがここで撮影されました。秋にはイチョウが黄金色に染まり、一層ロマンチックな雰囲気に包まれるため、その時期に訪れるのもおすすめです。
散策のポイント
みなとみらい線「日本大通り駅」で下車すれば、そこはもうドラマの世界。周辺には横浜三塔(キング・クイーン・ジャック)と呼ばれる歴史的建造物も点在しており、聖地巡礼と合わせて横浜の歴史散歩も楽しめます。
アクセス情報
- エリア:横浜市中区日本大通
- 最寄り駅:みなとみらい線 日本大通り駅すぐ、JR根岸線 関内駅から徒歩約7分
横浜観光 聖地巡礼|感動のロケ地で味わう作品の世界【後半】
「そして、バトンは渡された」× みなとみらい・クイーンズスクエア
永野芽郁さん、田中圭さん、石原さとみさんが出演し、複雑な家族の形と深い愛情を描いて多くの感動を呼んだ映画『そして、バトンは渡された』。主人公・優子の成長を見守る背景として、みなとみらいの洗練された街並みが効果的に使われています。
特に、横浜ランドマークタワーやクイーンズスクエア横浜周辺は、優子が友人や家族と過ごす穏やかな日常のシーンで登場します。近代的なビル群と開放的な広場が織りなす風景が、物語の温かい雰囲気に溶け込み、観る者の心に優しく寄り添います。映画のワンシーンを思い出しながらこの場所を歩けば、何気ない日常の風景が、より一層愛おしく感じられるかもしれません。
フォトジェニックスポット
クイーンズスクエア横浜とランドマークタワーを結ぶペデストリアンデッキは、みなとみらいらしい景色が広がる絶好の撮影ポイント。夜には観覧車「コスモクロック21」のイルミネーションも加わり、幻想的な写真を撮ることができます。
アクセス情報
- エリア:横浜市西区みなとみらい
- 最寄り駅:みなとみらい線 みなとみらい駅直結
「きのう何食べた?」× 元町商店街・中華街
西島秀俊さんと内野聖陽さんが演じる男性カップルの、日々の食卓と人生を描いた人気ドラマ『きのう何食べた?』。劇場版では、シロさんとケンジが旅行で横浜を訪れ、元町商店街や横浜中華街でのデートを楽しみます。
洗練されたブティックやカフェが並ぶ元町商店街の落ち着いた雰囲気と、活気に満ちた中華街の賑わい。その対照的な二つのエリアを、二人らしく楽しむ姿が印象的でした。彼らが歩いた道をたどり、同じようにショッピングやグルメを堪能することで、まるで自分が物語の一員になったかのような気分を味わえます。シロさんのように食材の値段を気にしたり、ケンジのようにおいしい中華料理にはしゃいだりしながら散策するのも一興です。
巡礼モデルプラン
元町・中華街駅で下車し、まずは元町商店街を端から端までウィンドウショッピング。その後、中華街へ移動し、ドラマにも登場したような点心や中華粥でランチを楽しむのがおすすめです。
「恋はつづくよどこまでも」× 象の鼻パーク・赤レンガ倉庫
佐藤健さん演じるドSな医師と、上白石萌音さん演じる新人看護師の恋愛模様で社会現象を巻き起こしたドラマ『恋はつづくよどこまでも』。二人の胸キュンシーンが満載のこの作品でも、横浜のデートスポットが重要な役割を果たしました。
特に、象の鼻パークから横浜赤レンガ倉庫へと続く海沿いのプロムナードは、二人が距離を縮めるロマンチックなデートシーンで登場。広々とした空と横浜港の景色が広がる開放的な空間は、恋の始まりを予感させるのにぴったりのロケーションです。心地よい潮風を感じながら、二人と同じようにゆっくりと歩いてみれば、ドラマの感動が鮮やかに蘇ってくるでしょう。
デートにも最適
このエリアは昼間の景色も素晴らしいですが、夕暮れから夜にかけては、みなとみらいのビル群や赤レンガ倉庫がライトアップされ、格段にロマンチックな雰囲気に。聖地巡礼はもちろん、大切な人とのデートにも最適なコースです。
「コード・ブルー」× 神奈川県立こども医療センター(周辺)
山下智久さん、新垣結衣さん、戸田恵梨香さんらが出演し、ドクターヘリに乗り込むフライトドクターたちの奮闘を描いた大人気医療ドラマ『コード・ブルー』シリーズ。そのリアリティあふれる医療現場の描写は、実際の医療施設での撮影協力によって支えられていました。
シリーズを通して、翔陽大学附属北部病院の外観やヘリポートとしてロケが行われたのが、横浜市南区にある神奈川県立こども医療センターです。もちろん、ここは高度な医療を提供する実際の病院であり、一般の人が見学や撮影目的で立ち入ることは固く禁じられています。しかし、作品のリアリティを支えた場所が横浜にあるという事実そのものが、ファンにとっては感慨深いもの。聖地巡礼の際は、決して施設に迷惑をかけないよう、遠くからその存在を感じ、周辺の穏やかな街の雰囲気を味わうにとどめましょう。
訪問にあたっての厳重な注意
神奈川県立こども医療センターは、日々多くの患者さんが治療を受けている神聖な場所です。聖地巡礼であっても、敷地内への立ち入りや撮影、周辺での迷惑行為は絶対にやめてください。ヒーローたちの活躍に思いを馳せ、感謝の気持ちを持つことが、ファンとしての最良のあり方です。(情報源:神奈川県立こども医療センター公式サイト)
- 最寄り駅:京急線 弘明寺駅、横浜市営地下鉄ブルーライン 上大岡駅などからバス利用
横浜観光 聖地巡礼(ドラマ・映画編)の楽しみ方まとめ
横浜での聖地巡礼を最大限に楽しむためには、いくつかのポイントがあります。まず、訪れる前に該当するシーンをもう一度見返しておくこと。登場人物の表情や台詞、背景に映る細かい風景を記憶に焼き付けてから現地に立つと、感動は何倍にも膨れ上がります。また、SNSで「#作品名 #横浜 #聖地巡礼」といったハッシュタグをつけて写真を投稿すれば、同じ作品を愛するファンとの新たな交流が生まれるかもしれません。
横浜の主要なロケ地は、観光地として整備されている場所が多く、バリアフリー対応の施設も充実しています。そのため、家族連れや年配の方でも安心して楽しむことが可能です。カフェやレストランも豊富なので、一日かけてゆっくりと、作品の世界に浸りながら自分のペースで巡ることができます。聖地をめぐる旅は、単なる観光ではありません。それは、あなたと作品との距離をぐっと縮める、かけがえのない“現実の物語体験”なのです。
ドラマや映画で心を揺さぶられたあの感動を、もう一度、現実の景色の中で追体験する。それが、横浜での聖地巡礼が持つ最大の魅力です。登場人物が見たのと同じ景色を、同じ場所から眺める。登場人物が歩いた道を、同じようにたどってみる。その特別な時間は、あなたの旅を忘れられないものにしてくれるはずです。次の休日は、ぜひ横浜で、あなただけの物語を探しに出かけてみてください。