横浜観光で100年前と変わらない場所を探しているなら、山手の洋館、関内の歴史的な銀行建築、三溪園の古建築がおすすめです。
横浜には、明治・大正時代に建てられた建物や、開港当時の面影を伝える坂道、古い石垣などが今も残っています。
例えば、馬車道にある神奈川県立歴史博物館の建物は1904年(明治37年)に完成した旧横浜正金銀行本店。山手111番館は1926年(大正15年)築で、2026年には築100年を迎えました。
一方で、関東大震災によって失われた元町百段や、戦後の街の変化とともに移転した本牧神社のように、建物そのものではなく、歴史や土地の記憶が受け継がれている場所もあります。
この記事では、100年以上前から現存する建物と、昔の横浜を感じられる街並み・史跡を区別しながら紹介します。
有名観光地を次々に巡るのではなく、古い建物の装飾を眺めたり、昔の街の姿を想像したり。そんな静かな横浜観光を楽しんでみませんか。
坂道や階段を避けたい方に向けて、歩行負担の少ないモデルコース、休憩場所、公共交通機関の使い方も紹介します。

横浜で現実逃避作成イメージ
- 横浜観光で100年前と変わらない場所はどこ?おすすめの歴史スポット
- なぜ横浜には100年前の風景が残っているのか
- 山手・元町|100年前の横浜を感じられる洋館と坂道
- 本牧|昔の海岸線と地域の歴史をたどる
- 三溪園|100年以上前の建築と庭園が残る横浜の名所
- 野毛坂・紅葉坂|昔の横浜の地形を感じる散策
- 打越橋・代官坂|震災復興期の橋と歴史ある石垣
- 関内・馬車道|100年以上前の銀行建築が残る歴史的な街並み
- 横浜観光で100年前と変わらない場所を巡るモデルコース3選
- 100年前の横浜を歩くときに知っておきたい5つの注意点
- 100年前の横浜をもっと深く楽しむための見方
- 横浜観光で100年前と変わらない場所についてよくある質問
- まとめ|横浜には100年前の時間を感じられる場所が今も残っている
横浜観光で100年前と変わらない場所はどこ?おすすめの歴史スポット
横浜で昔の面影を感じたいときは、まず「建物が残っている場所」と「歴史的な街並みが残る場所」を分けて考えると、訪問先を選びやすくなります。
2026年時点での主な見どころを比較してみましょう。
| スポット | 歴史・建築年代 | 現在の見どころ | 歩行負担 |
|---|---|---|---|
| 神奈川県立歴史博物館 | 1904年築 | 旧横浜正金銀行本店の建物 | 少ない |
| KN日本大通ビル | 1911年築 | 旧三井物産横浜ビル | 少ない |
| 山手111番館 | 1926年築 | 築100年の西洋館 | やや少ない |
| 元町百段公園 | 旧百段は1923年に崩壊 | 101段の石段を伝える記念碑 | 坂道あり |
| 山手80番館遺跡 | 震災前の建物跡 | 洋館の地下室遺構 | 坂道あり |
| 三溪園 | 1906年に一般公開開始 | 古建築と歴史的な日本庭園 | 園内のコースによる |
| 本牧神社 | 古くから続く信仰 | 旧十二天社の歴史 | 比較的少ない |
| 打越橋 | 1928年完成 | 震災復興期の赤いアーチ橋 | 坂道あり |
| 野毛坂・紅葉坂 | 古くから続く丘陵地の道 | 坂道と歴史ある街の地形 | やや多い |
※歩行負担は一般的な散策の目安です。入口までのアクセス、選ぶルート、体力によって変わります。
歩く距離を抑えて歴史散策を楽しみたい方には、馬車道・日本大通り周辺がおすすめです。 坂道が比較的少なく、100年以上前の建物を短い移動距離で見られます。
静かな庭園で長く過ごしたい方は三溪園、異国情緒のある坂道や洋館が好きな方は山手エリアが向いています。
なぜ横浜には100年前の風景が残っているのか
横浜の歴史散策を楽しむうえで、知っておきたいのが1859年の開港、1923年の関東大震災、1945年の横浜大空襲という三つの出来事です。
1859年の開港で生まれた国際都市の街並み
横浜港が開港すると、外国人居留地が整備され、貿易商社や銀行、商館、洋館などが建てられるようになりました。
現在の関内・山下町周辺には外国との貿易を支える施設が集まり、山手は外国人の住宅地として発展していきます。
馬車道や日本大通りを歩いていると、銀行建築の大きな柱や洋風の窓、堂々とした石造りの外観など、明治時代の国際都市を思わせる建築に出会えます。
山手の特徴は、建物だけではありません。急な崖や坂道を利用した住宅地の地形にも、港町として発展してきた横浜らしさがあります。
1923年の関東大震災で失われた建物も多い
現在の横浜に残る歴史的建造物を見ていると、昔の建物がたくさん残っているように感じるかもしれません。
しかし、1923年9月1日の関東大震災で、横浜の市街地や山手の洋館などは大きな被害を受けました。
そのため、現在見られる洋館には、震災後の復興期に建てられたものも少なくありません。
「明治時代から続く街」と「現在の建物が明治時代に建てられた街」は、必ずしも同じではないのです。
例えば、元町百段は関東大震災で失われましたが、現在の元町百段公園には、その歴史を伝える記念碑が残されています。
1945年の横浜大空襲と戦後の都市開発
横浜は第二次世界大戦でも大きな被害を受けました。
さらに戦後には、米軍による接収、土地の返還、埋め立て、道路整備、再開発などによって街の姿が変わっていきます。
特に本牧では、かつての海岸線や神社の位置、住宅地の構成まで大きく変化しました。
その一方で、歴史的な建物を保存・活用しようとする取り組みも行われてきました。
古い建物を現代の都市機能と組み合わせたり、解体せずに移築したりすることで、横浜の歴史は今も身近なところに受け継がれています。
こうした背景を知っておくと、街角の古い石垣や建築物を見る目も少し変わってくるでしょう。
山手・元町|100年前の横浜を感じられる洋館と坂道
横浜の古い風景を探すなら、山手・元町エリアは外せません。
明治以来の外国人住宅地として知られる山手には、歴史ある西洋館、教会、石垣、公園などが点在しています。
ただし、山手は高台にあるため、坂道をどの方向から歩くかによって疲れ方が大きく変わります。
元町百段公園|かつて存在した101段の石段をたどる

横浜で現実逃避作成イメージ
元町の歴史を語るうえで忘れてはいけないのが、かつて存在した「元町百段」です。
元町百段は、元町から山手の高台へ向かって延びていた101段の石段で、百段坂とも呼ばれていました。
山の上には浅間神社があり、外国人居留地の人々が丘に登って港の景色を楽しむこともあったと伝えられています。
しかし、この階段は1923年の関東大震災で崩壊し、現在は残っていません。
今訪ねることができるのは、元町百段の歴史を伝える「元町百段公園」です。
公園には昔の階段の姿を紹介する記念碑があり、山手と元町の高低差を感じながら、当時の風景に思いを巡らせることができます。
百段の石段そのものを歩けるわけではありませんが、かつてこの場所に人々の生活や観光を支えた道があったことを知ると、目の前の景色にも違った味わいが生まれます。
元町百段公園の見どころ
- かつて存在した101段の階段を伝える記念碑
- 元町と山手の高低差がわかる地形
- 昔の写真と現在の街並みを見比べる楽しさ
- 住宅地にある小さな公園の落ち着いた雰囲気
元町百段については、横浜元町ショッピングストリートの歴史紹介でも確認できます。
元町百段公園の基本情報
- 所在地:横浜市中区山手町56-1
- 見学:公園内を散策
- 料金:無料
- 注意点:周辺には坂道があり、住宅地のため静かな散策を心がける
山手111番館|2026年に築100年を迎えた西洋館
「本当に100年前に建てられた横浜の洋館を見たい」という方におすすめなのが、山手111番館です。
山手111番館は1926年(大正15年)、アメリカ人の住宅として建築されました。
設計を担当したのは建築家J.H.モーガン。赤い瓦屋根と白い外壁を組み合わせた、スパニッシュスタイルの美しい建物です。
2026年で築100年を迎えた、横浜に残る貴重な西洋館の一つです。
港の見える丘公園の近くにあり、外から眺めるだけでも、洋館が建てられた時代の雰囲気を感じられます。
建物の外観はもちろん、室内も見どころです。
館内には家具や調度品などが配置され、昭和初期の住宅の雰囲気を楽しめるようになっています。
現在の展示は当時の生活空間を再現したものなので、家具のすべてが100年前から同じ位置に残っているわけではありません。
それでも、天井の高さや窓の配置、部屋の構成などから、当時の洋館での暮らしを具体的に想像できます。
庭園側から赤い屋根と白壁を眺める景色も印象的です。
山手111番館の基本情報
- 所在地:横浜市中区山手町111
- 建築年:1926年
- 開館時間:9:30~17:00
- 休館日:第2水曜日(休日の場合は翌日)、年末年始
- 入館料:無料
- アクセス:元町・中華街駅6番出口から徒歩約7分
開館日やイベント情報は山手111番館公式サイトで確認できます。
歩く距離を短くしたい場合は、バス停「港の見える丘公園前」を利用する方法もあります。 そこから山手111番館までは徒歩約1分です。
山手80番館遺跡|関東大震災前の洋館の痕跡
山手の歴史をもう少し深く知りたい方には、元町公園内にある山手80番館遺跡もおすすめです。
ここに残っているのは、かつて外国人が暮らしていた住宅の地下室部分です。
関東大震災によって建物は被害を受けましたが、地下部分の遺構が残され、現在は当時の洋館の構造を知る手がかりとなっています。
華やかな洋館の展示とは違い、建物の土台や地下室の跡から、昔の人々が暮らしていた現実を感じられる場所です。
かつてここに部屋があり、窓があり、人々の生活が続いていた。そのように想像しながら眺めると、遺跡の見え方が変わってきます。
山手80番館遺跡の近くには、緑豊かな元町公園があります。
季節の木々を眺めながら、無理のない範囲で散策するのもよいでしょう。
関東大震災に関する説明は、横浜地方気象台の震災100年特集でも確認できます。
山手のブラフ積み|古い石垣に残る開港都市の技術
山手を歩いていると、道路沿いに大きな石を積み重ねた擁壁が現れることがあります。
なかでも横浜らしい歴史的な石積みとして知られているのが「ブラフ積み」です。
ブラフとは、英語で切り立った崖を意味する言葉です。
山手は海岸近くの高台にあるため、住宅や道路を整備する際に、斜面を支える石垣が重要な役割を果たしてきました。
ブラフ積みには、細長い石材の長い面と短い面を交互に見せる特徴があります。
この並べ方は、レンガ造りでいうフランス積みに似ていますが、ブラフ積みは石材を使った擁壁の積み方です。
古い石垣を見る際は、石材の表面だけでなく、積み方や石の大きさ、曲がり角の処理にも注目してみてください。
ただし、山手にあるすべての石垣が明治時代のものとは限りません。
擁壁は安全確保のために補修・再整備されることもあるため、外観だけで築年数を断定しないことが大切です。
ブラフ積みについては、横浜市中央図書館が提供するレファレンス資料でも詳しく紹介されています。
坂道を減らして山手を観光する方法
山手は魅力的なエリアですが、体力に自信がない方は急な坂道に注意が必要です。
そこで便利なのが、元町・中華街駅6番出口に直結するアメリカ山公園です。
駅から公園へはエレベーターやエスカレーターを利用できるため、元町側から急な坂を登る負担を減らせます。
アメリカ山公園の開園時間は6:00~23:00です。園内にはトイレもあります。
山手111番館を優先して見学するなら、駅からアメリカ山公園を通るルートや、港の見える丘公園前までバスで向かう方法が便利です。
一方、山手80番館遺跡や元町百段公園まで巡る場合は、途中に坂道や傾斜のある場所があります。
すべてを一度に回ろうとせず、見たい場所を2~3か所に絞る方が、落ち着いて歴史散策を楽しめます。
本牧|昔の海岸線と地域の歴史をたどる
横浜の本牧は、現在では住宅地や公園、大きな道路が整備されたエリアです。
しかし、かつては海岸線が近く、漁業や海に関わる暮らしが営まれていました。
さらに外国人の別荘地として知られた時代や、戦後の米軍接収など、横浜の中でも独特の歴史を歩んできた地域です。
本牧の古い風景を探すなら、建物だけでなく、土地の使われ方や神社の歴史にも注目してみましょう。
本牧十二天社の歴史|現在は本牧神社として受け継がれる

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本牧の歴史を知るうえで欠かせないのが、本牧神社です。
本牧神社は、かつて「本牧十二天社」と呼ばれていました。
昔の十二天社は、本牧岬の先端に張り出した場所に鎮座し、海を行き交う船からも信仰を集めていたと伝えられています。
現在の街並みからは想像しにくいかもしれませんが、本牧には、海と神社が深く結びついた時代があったのです。
本牧十二天社は長い歴史を持つ神社ですが、現在の社殿が昔の場所にそのまま残っているわけではありません。
戦後の米軍による接収により、神社は長い期間にわたって仮遷座を余儀なくされました。
その後、接収地の返還と区画整理を経て、現在の本牧和田に社殿が造営されています。
つまり、現在の本牧神社で感じられるのは「100年前の建物がそのまま残る風景」ではなく、場所を変えながらも続いてきた地域の信仰です。
地域の人々が神社を守り、祭りや伝統を受け継いできたこと自体に、大きな歴史的価値があります。
本牧神社を訪ねるときのポイント
- 現在の所在地は横浜市中区本牧和田19
- 旧称は本牧十二天社
- 昔の境内地とは場所が異なる
- 本牧の海岸線や戦後史を知るきっかけになる
- 境内では参拝者や地域の方への配慮を忘れない
詳しい由緒は本牧神社公式サイトで紹介されています。
本牧の古い道と住宅街|観光地化されていない街並み
本牧を歩く楽しさは、有名な建物だけではありません。
大通りから少し離れると、道幅や曲がり方、土地の高低差などに、昔の街の成り立ちを想像させる場所があります。
本牧には、海沿いの集落として発展した時代、外国人向けの住宅や別荘が建てられた時代、戦後の接収と返還を経た時代など、いくつもの歴史が重なっています。
そのため、一見すると普通の住宅街でも、地図や古写真と比較することで興味深い発見が生まれます。
ただし、古い外観の建物が必ずしも戦前から残っているとは限りません。
個人住宅や商店の建築年代は、外観だけで判断できないため、年代が確認できない建物を「築100年」と断定しないようにしましょう。
また、本牧の裏通りは観光施設ではなく、地元の方々の生活道路です。
建物を眺める際は公道から静かに見学し、私有地への立ち入りや、住宅の内部が写る撮影は控えてください。
本牧を楽しむなら、古い道を長時間歩き続けるより、神社や公園など行き先が明確な場所を中心に回る方が安心です。
三溪園|100年以上前の建築と庭園が残る横浜の名所

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横浜で100年前の風景をじっくり味わいたいなら、三溪園は特におすすめです。
三溪園は、生糸貿易で財を築いた実業家・原三溪によって造られた日本庭園です。
1906年(明治39年)に外苑が一般公開され、現在では歴史的建造物と四季折々の自然を楽しめる横浜の代表的な観光地になっています。
三溪園の特徴は、庭園の中に古い建物が数多く配置されていることです。
京都や鎌倉などから移築された歴史的建造物があり、庭園と建築が一体になった景色を楽しめます。
ただし、園内のすべての建物が横浜で建てられたものではありません。
「古い建物が横浜で100年以上保存されてきた」という意味と、「横浜に建てられてから100年以上経過した」という意味を区別して見ると、三溪園の歴史がより深く理解できます。
旧燈明寺三重塔|1457年に建てられた建築物
三溪園を象徴する建物が、丘の上に建つ旧燈明寺三重塔です。
この三重塔は1457年(室町時代)に建てられたもので、1914年に京都から三溪園へ移築されました。
2026年現在、横浜の地に移されてから112年が経過しています。
大池の周辺から丘の上を見上げると、緑の中に三重塔が浮かぶような景色が広がります。
三重塔そのものの歴史はもちろん、池や木々と組み合わせた庭園の構成にも注目したいところです。
塔のある丘まで登らなくても、外苑の比較的歩きやすい場所から三重塔を眺められます。
歩く負担を抑えたい方は、無理に高台へ向かわず、池の周辺から建物の景色を楽しむ方法がおすすめです。
臨春閣|江戸時代の建築を伝える重要文化財
三溪園の内苑で見逃せないのが臨春閣です。
臨春閣は、紀州徳川家ゆかりの建築として伝えられる建物で、1915年から1917年にかけて三溪園へ移築されました。
数寄屋造りの美しい建物が水辺に配置され、庭園の景色と自然に調和しています。
屋根の重なり方、縁側の配置、障子や柱の見え方など、細部までゆっくり眺めてみてください。
外から建築を鑑賞するだけでも、当時の日本建築が大切にしていた空間の使い方を感じられます。
文化財保護のため、建物内部は通常自由に見学できるわけではありません。特別公開などの情報は公式サイトで確認しましょう。
旧矢箆原家住宅|2026年現在は公開休止中
三溪園には、飛騨地方から移築された合掌造りの旧矢箆原家住宅もあります。
1960年に三溪園へ移築された歴史的な民家で、囲炉裏や民具を通じて昔の暮らしを知ることができる施設です。
ただし、2026年11月現在、旧矢箆原家住宅は公開休止中です。
屋根の葺き替えと耐震補強工事に伴い、2027年3月末までの予定で工事が行われています。
工事中は建物の周囲に足場などが設置され、内部見学もできません。
囲炉裏や古民家の内部見学を目的に訪れる場合は、公開再開の情報を必ず確認してください。
詳しくは三溪園公式サイトの公開休止のお知らせをご覧ください。
三溪園はどのくらい歩く?疲れない回り方
三溪園は敷地が広く、園内には砂利道や傾斜のある場所もあります。
すべての建物を見ようとすると、想像以上に歩くことになるため、滞在時間と体力に合わせてコースを選ぶことが大切です。
三溪園の公式サイトでは、通常の散策コースのほか、車いすで観覧できる施設を巡るバリアフリーコースも紹介されています。
ゆっくり見学したい方は、90~120分程度を目安に、途中で休憩を取りながら回るとよいでしょう。
体力に不安がある場合は、大池の周辺を中心に楽しみ、丘の上や奥まった場所への移動は省略する方法もあります。
三溪園の基本情報(2026年11月時点)
| 所在地 | 横浜市中区本牧三之谷58-1 |
|---|---|
| 開園時間 | 9:00~17:00(最終入園16:30) |
| 休園日 | 12月26日~31日 |
| 入園料 | 大人900円、小・中学生200円 |
| 市内在住65歳以上 | 700円(本人確認書類が必要) |
| 所要時間の目安 | 約90~120分以上 |
| 駐車場 | 2時間まで1,000円、以降30分200円、上限なし |
障害者手帳をお持ちの方は、所定の手帳を受付で提示すると、ご本人と付き添いの方1名まで入園料が無料になります。車いすの無料貸し出しや、車いすで利用できる広さのトイレも用意されています。
営業時間・料金・公開範囲は変更される場合があります。三溪園公式サイトで最新情報を確認してください。
滞在時間や園内の歩き方、駐車場について詳しく知りたい方は、三溪園のレビューと所要時間・ランチ・駐車場の攻略法も参考にしてください。
野毛坂・紅葉坂|昔の横浜の地形を感じる散策

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横浜の野毛といえば、飲食店が集まるにぎやかな街を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、桜木町駅から野毛坂、紅葉坂、伊勢山皇大神宮の方向へ歩いていくと、横浜の丘陵地らしい風景に出会えます。
このあたりは、平坦な港湾エリアとは違い、高低差のある地形が特徴です。
坂道の曲がり方、道路と住宅地の高さの違い、擁壁の存在などに注目すると、横浜の街がどのように造られてきたかを想像できます。
野毛坂周辺の住宅や商店には古い趣を感じさせる建物もありますが、建築年代を確認できないものについては、100年以上前から残る建物とは断定できません。
このエリアの魅力は、特定の建物の築年数よりも、昔から続く坂の地形と、街の日常が重なり合っていることです。
伊勢山皇大神宮と合わせて歩く
紅葉坂周辺で立ち寄りたいのが、伊勢山皇大神宮です。
「関東のお伊勢さま」として親しまれる神社で、横浜の総鎮守として知られています。
神社へ向かう道には坂道があり、平坦なみなとみらいエリアとは違った雰囲気を感じられます。
時間に余裕がある場合は、近くの掃部山公園と組み合わせる散策もよいでしょう。
ただし、この周辺は坂道が続くため、複数の場所を巡ると歩行負担が増えます。
歩き疲れやすい方は、伊勢山皇大神宮を目的地にして、参拝後は桜木町方面へ戻る程度にすると無理がありません。
- 伊勢山皇大神宮所在地:横浜市西区宮崎町64
- アクセス:桜木町駅・日ノ出町駅から徒歩約10分
- バス利用:紅葉坂バス停から徒歩約5分
- 注意点:坂道があるため、歩きやすい靴がおすすめ
公式情報:伊勢山皇大神宮アクセス案内
打越橋・代官坂|震災復興期の橋と歴史ある石垣

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横浜の歴史は、建物だけでなく橋や石垣にも残されています。
石川町駅周辺から高台に向かう地域には、特徴的な坂道や擁壁があり、街の高低差を感じながら散策できます。
打越橋|1928年完成の赤いアーチ橋
打越橋は、横浜市中区打越と山手町の間に架かる、赤いアーチが印象的な橋です。
1928年(昭和3年)に完成した橋で、2026年現在は築98年になります。
厳密にはまだ築100年ではありませんが、関東大震災からの復興期を伝える重要な構造物です。
打越橋は、路面電車の線路を通すために造成された切通しを跨ぐ橋として建設されました。
周囲の石積み擁壁や斜面の緑、赤いアーチが組み合わさった景観は、横浜の歴史的な土木構造物の魅力を伝えています。
橋の上から眺める風景と、橋を下から見上げる風景では、印象が大きく異なります。
特に下から見上げると、赤いアーチが切通しを跨ぐ構造を理解しやすくなります。
ただし、橋の周辺には交通量のある道路や坂道があるため、写真撮影の際は車道に出ないよう注意が必要です。
打越橋の基本情報
- 所在地:横浜市中区打越~山手町
- 完成:1928年
- 構造:鋼ランガー橋
- 指定:横浜市認定歴史的建造物
- 見学:公共の道路から外観を鑑賞
- 注意点:坂道・車の通行・撮影場所に注意
歴史と構造については、横浜市の打越橋紹介ページで確認できます。
代官坂|元町と山手を結ぶ坂道
代官坂は、元町から山手方面へ上がる坂道の一つです。
元町商店街から高台へ向かうと、道路の傾斜や周辺の建物の配置によって、横浜らしい地形を感じられます。
港に近い平地と山手の住宅地を結ぶ坂道は、昔から人々の移動を支える重要な存在でした。
坂道の周辺では、石垣や擁壁、古い雰囲気のある建物などに目を向けてみましょう。
ただし、周辺のレンガや石積みがすべて明治時代のものというわけではありません。
建築年代や積み方が確認できない擁壁については、歴史的なものと断定せず、街並みを構成する要素として楽しむのがおすすめです。
代官坂は傾斜があるため、登りより下りの方が楽に感じる方もいるでしょう。
ただし、下り坂は膝に負担がかかりやすく、雨の日には滑りやすくなる場合があります。
坂道が苦手な方は、元町・中華街駅からアメリカ山公園を経由して山手へ向かう方法を検討してください。
関内・馬車道|100年以上前の銀行建築が残る歴史的な街並み

横浜で現実逃避作成イメージ
横浜観光で100年前と変わらない建物を探すなら、関内・馬車道エリアは特におすすめです。
この地域は、開港後の横浜で金融機関や商社が集まった場所として発展してきました。
現在でも重厚な石造りの建物や、かつての銀行建築を活用した施設を見ることができます。
山手や野毛に比べて坂道が少ないため、歴史的な建築物を比較的短い距離で楽しめるのも大きな魅力です。
神奈川県立歴史博物館|1904年築の旧横浜正金銀行本店
関内・馬車道エリアの歴史的建造物を代表するのが、神奈川県立歴史博物館です。
現在の博物館の旧館部分は、1904年(明治37年)に横浜正金銀行本店として建てられました。
2026年現在、築122年となる建物です。
大きなドームや重厚な石造りの外観が特徴で、国の重要文化財に指定されています。
建物を眺めるときは、正面の柱や窓の装飾、屋根の曲線などに注目してみてください。
現代のオフィスビルとは違い、建物そのものによって銀行の信用や威厳を表現しようとした時代の雰囲気が感じられます。
外観を見るだけなら観覧料は必要ありません。
また、2026年10月17日に設備改修工事を経て再開館しており、館内では神奈川の歴史に関する展示を楽しめます。
歩き疲れたときに屋内で過ごせるのも、歴史散策をする方にはうれしいポイントです。
神奈川県立歴史博物館の基本情報
- 所在地:横浜市中区南仲通5-60
- 旧館建築年:1904年
- 開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
- 休館日:原則月曜日(祝日の場合は開館)、その他臨時休館あり
- アクセス:みなとみらい線「馬車道駅」から徒歩約1分
- 外観見学:無料
- 展示室:展覧会ごとの観覧料金を確認
公式サイト:神奈川県立歴史博物館
KN日本大通ビル|1911年築の旧三井物産横浜ビル
日本大通り周辺で、100年以上前の建築を探すなら、KN日本大通ビルも見逃せません。
この建物は、1911年(明治44年)に建設された旧三井物産横浜ビルです。
横浜港の貿易を支えてきた商社建築の一つで、重厚な外観から近代横浜の歴史を感じられます。
派手な観光施設ではありませんが、昔の商社や銀行が集まっていた横浜の姿を想像するには興味深い場所です。
建物の外観を眺めながら、日本大通りをゆっくり歩くと、近代的なオフィス街の中に歴史が自然に残っていることに気づきます。
KN日本大通ビルは現役の建物として利用されているため、観光客が自由に内部を見学できる施設ではありません。
建築を楽しむ際は、公共の歩道から外観を鑑賞するようにしましょう。
- 所在地:横浜市中区日本大通14
- 建築年:1911年
- 旧名称:三井物産横浜ビル
- 見学の中心:外観
旧第一銀行横浜支店|1929年築の建物を一部保存
馬車道駅の近くには、旧第一銀行横浜支店の建築も残されています。
1929年に建てられた建物で、現在は横浜アイランドタワーの低層部に歴史的な外観が受け継がれています。
特徴的なのは、半円形のバルコニーと列柱です。
ただし、現在の建物全体が1929年から同じ姿で残っているわけではありません。
再開発の際に建物の一部分を移動させる「曳家」が行われ、その他の部分は復元されています。
古い建物をそのまま保存するだけでなく、新しい都市計画の中に組み込んで活用する、横浜らしい保存の事例です。
1929年築なので、2026年時点では建築から97年です。
築100年にはまだ達していませんが、100年前に近い横浜の金融街の姿を伝える重要な建築です。
旧川崎銀行横浜支店|大正時代の外観を受け継ぐ建物
馬車道には、旧川崎銀行横浜支店の外観を受け継ぐ建物もあります。
旧建物は1922年(大正11年)に建設されましたが、現在の建物は1989年に完成したものです。
そのため、現在の建物全体が100年以上前から残っているとはいえません。
歴史ある外観の意匠と、近代的な高層部分を組み合わせた景観が特徴です。
建物を見比べると、横浜で行われてきた歴史的建造物の保存方法にも、さまざまな形があることがわかります。
関内・馬車道の歴史的建造物比較
| 建物名 | 建築年代 | 保存・活用の特徴 |
|---|---|---|
| 旧横浜正金銀行本店 | 1904年 | 神奈川県立歴史博物館の旧館として保存 |
| 旧三井物産横浜ビル | 1911年 | KN日本大通ビルとして現役利用 |
| 旧第一銀行横浜支店 | 1929年 | 一部を曳家し、その他を復元 |
| 旧川崎銀行横浜支店 | 1922年 | 1989年の建て替え時に歴史的な外観を再生 |
このエリアでは、建物の建築年だけでなく、「どの部分が当時のものなのか」を知ることが、歴史散策の面白さにつながります。
関連情報:横浜市・歴史を生かしたまちづくり
横浜観光で100年前と変わらない場所を巡るモデルコース3選
ここまで紹介したスポットは、市内の複数のエリアに分かれています。
すべてを徒歩でつなぐと移動距離が長くなるため、半日程度の観光ならエリアを一つに絞る方法がおすすめです。
特に50代・60代の方や、長い距離を歩くことに不安がある方は、坂道の少なさと休憩しやすさを優先して計画しましょう。
モデルコース① 馬車道・日本大通りで歴史建築を巡る
所要時間の目安:90分~2時間30分
歩行負担:少なめ
- 馬車道駅を出発
- 神奈川県立歴史博物館の外観を鑑賞
- 館内の展示や喫茶スペースなどで休憩
- 旧第一銀行横浜支店の建築を見学
- 旧川崎銀行横浜支店の外観を鑑賞
- 日本大通り方面へ移動
- KN日本大通ビルの外観を鑑賞
- 日本大通り駅周辺で散策を終了
このコースの魅力は、坂道が比較的少なく、近代横浜の建築をまとめて楽しめることです。
建物の外観を中心に見る場合は、短時間でも歴史散策を楽しめます。
博物館の展示までじっくり見る場合は、2時間以上確保すると安心です。
日本大通り周辺には飲食店もあるため、散策の前後に休憩を取りやすいのもメリットです。
一番おすすめなのは、神奈川県立歴史博物館を中心に予定を組み、疲れ具合に合わせて立ち寄り先を増減する方法です。
モデルコース② 山手の洋館と元町の歴史を巡る
所要時間の目安:2~3時間
歩行負担:普通~やや多め
- 元町・中華街駅6番出口へ
- エレベーター・エスカレーターでアメリカ山公園へ
- 山手111番館の外観・館内を見学
- 港の見える丘公園周辺で休憩
- 体力に余裕があれば元町公園方面へ
- 山手80番館遺跡を見学
- 元町百段公園で昔の階段の歴史を知る
- 元町方面へ戻って散策終了
山手は洋館や公園が集まる魅力的なエリアですが、坂道や距離に注意が必要です。
歩くのが苦手な方は、山手111番館と港の見える丘公園を中心に楽しみ、元町百段公園や山手80番館遺跡は別の日に訪れてもよいでしょう。
また、山手111番館へはバス停「港の見える丘公園前」を利用する方法もあります。
無理に長い距離を歩かなくても、歴史ある建物の雰囲気は十分に楽しめます。
モデルコース③ 三溪園で古建築をゆっくり楽しむ
所要時間の目安:2~3時間
歩行負担:選ぶコースによって調整可能
- バスまたは車で三溪園へ
- 正門から入園
- 大池周辺から旧燈明寺三重塔を鑑賞
- 茶店や園内の休憩場所で一休み
- 体力に余裕があれば内苑へ
- 臨春閣周辺の歴史的な建物を鑑賞
- 正門方面へ戻って散策終了
三溪園では、できるだけ多くの建物を見るよりも、景色を眺めながらゆっくり過ごす方が満足度を高めやすいでしょう。
園内には砂利道があり、移動距離も長くなるため、歩きやすい靴がおすすめです。
階段や傾斜を避けたい方は、公式サイトのバリアフリーコースを参考にしてください。
三溪園と本牧神社を同じ日に巡ることもできますが、両施設は隣接しているわけではありません。
徒歩移動を前提にせず、バスやタクシーを使うか、訪問日を分ける方法も検討しましょう。
100年前の横浜を歩くときに知っておきたい5つの注意点

横浜で現実逃避作成イメージ
1. 坂道や階段が多いエリアでは無理をしない
横浜の歴史ある住宅地には、急な坂道や階段が少なくありません。
特に山手、打越、野毛坂周辺では、平坦な道だけを歩いて観光できるとは限りません。
疲れにくい散策をしたい方は、坂を登る必要がある場所よりも、駅から平坦な道で行ける関内・馬車道エリアを優先すると安心です。
山手へ向かう場合は、駅からエレベーターやエスカレーターを使えるルートを選ぶことで、歩行負担を軽減できます。
2. 古い街並みでは住宅への配慮を忘れない
観光地化されていない道には、現在も人が暮らしています。
歴史を感じる建物や細い路地があっても、そこが自由に立ち入れる場所とは限りません。
私道や住宅の敷地に入らず、住民の方の通行を妨げないようにしてください。
撮影する場合も、住宅の窓や玄関、住んでいる人の姿が写り込まないよう注意しましょう。
3. 見た目が古いだけで築100年とは限らない
古びた木造住宅や石垣を見ると、明治・大正時代から残っているように感じることがあります。
しかし、古い外観がそのまま建築年代を示しているわけではありません。
建物が修復されていたり、古い部材を利用して再建されていたりする場合もあります。
建築年代を知りたいときは、自治体の文化財資料、施設の案内板、公式サイトなどを確認しましょう。
4. トイレと休憩場所を先に確認する
歴史散策は、写真を撮ったり建物を眺めたりする時間が長くなりがちです。
歩く距離が短くても、立ちっぱなしになると疲れがたまることがあります。
特に住宅街の裏道では、近くにトイレや飲食店が見つからない場合もあります。
そこで、駅、公園、博物館など、設備のある場所を休憩の拠点として利用すると安心です。
山手ならアメリカ山公園、関内なら神奈川県立歴史博物館、三溪園なら園内の茶店や休憩場所を予定に入れておきましょう。
5. 雨の日は古い石段や坂道を避ける
歴史ある石段や坂道は、雨の日に滑りやすくなることがあります。
濡れた石や苔のある場所では、足元に注意が必要です。
雨の日に100年前の横浜を楽しむなら、屋内見学ができる神奈川県立歴史博物館や山手111番館を中心に計画する方法があります。
ただし、屋内施設までの移動では雨に濡れる区間もあるため、駅からの経路も事前に確認してください。
100年前の横浜をもっと深く楽しむための見方
歴史的な建物を見るとき、単に「古くて立派な建物だな」と眺めるだけではもったいないかもしれません。
いくつかのポイントを意識すると、普段の街歩きがより興味深いものになります。
建物の装飾から当時の役割を考える
銀行建築には大きな柱や重厚な入口、洋館には装飾的な窓や屋根など、それぞれ特徴があります。
建物の外観を見比べると、銀行、住宅、商社など、建物の役割によってデザインが異なることに気づきます。
例えば神奈川県立歴史博物館では、銀行だった時代の威厳を感じる外観に注目してみてください。
一方、山手111番館では、個人住宅らしい窓や屋根の形、室内の間取りなどが見どころになります。
昔の写真と現在の景色を比べる
現在の街並みだけを見ても、100年前の様子を想像するのは簡単ではありません。
そんなときは、昔の写真や地図を利用する方法がおすすめです。
横浜市の歴史資料や横浜開港資料館などでは、昔の横浜を知るための情報が紹介されています。
建物が建っていた場所、道路の幅、海岸線の位置などを比較すると、都市がどのように変化したかを具体的に理解できます。
現在の横浜と昔の風景を重ねてみることで、失われた建物にも歴史的な存在感が生まれます。
残っているものと失われたものの両方を見る
歴史散策では、今も存在する建物だけが見どころではありません。
元町百段のように、失われたこと自体が歴史を伝えている場所もあります。
昔のまま残るもの、移築されたもの、部分的に保存されたもの、記念碑によって受け継がれたもの。
その違いを知ると、横浜が単に古い建物を残してきた街ではなく、変化しながら歴史を受け継いできた街であることがわかります。
横浜から失われた場所についてさらに知りたい方は、横浜観光で消えた観光地の記憶をたどる記事もご覧ください。
横浜観光で100年前と変わらない場所についてよくある質問
Q. 横浜に本当に100年前のまま残っている場所はありますか?
はい。1904年築の旧横浜正金銀行本店や、1911年築の旧三井物産横浜ビル、1926年築の山手111番館など、100年以上前に建てられた建物があります。
ただし、現在までに保存修理や改修が行われた建物もあるため、建物のすべてが完成当時とまったく同じ状態とは限りません。
Q. 横浜で100年前の建物を無料で見られる場所は?
神奈川県立歴史博物館の外観、KN日本大通ビルの外観、山手111番館などがおすすめです。
山手111番館は入館無料で、洋館の内部を見学できます。
博物館の展示室には観覧料金が必要な場合がありますが、建物の外観を見るだけなら無料です。
Q. 100年前の横浜を感じるなら、どのエリアが一番おすすめですか?
建物の歴史を重視するなら関内・馬車道、異国情緒のある住宅地を楽しむなら山手・元町、庭園と日本建築を楽しむなら三溪園がおすすめです。
歩きやすさも重視するなら、坂道が比較的少ない関内・馬車道エリアが向いています。
Q. 元町百段階段は現在も登れますか?
いいえ。元町百段は1923年の関東大震災で崩壊したため、当時の101段の石段は現存していません。
現在は元町百段公園で、昔の階段の歴史を伝える記念碑を見ることができます。
Q. 山手の西洋館はすべて明治時代の建物ですか?
いいえ。山手には大正時代や昭和初期に建てられた洋館もあります。
例えば山手111番館は1926年築です。
また、移築された建物もあるため、建築年と現在の場所に建てられた時期を区別することが大切です。
Q. 打越橋は築100年以上ですか?
打越橋は1928年完成なので、2026年現在は築98年です。
2028年に完成から100年を迎えます。
横浜市認定歴史的建造物であり、関東大震災後の復興期を伝える重要な橋です。
Q. 三溪園では古い建物の中に入れますか?
建物によって異なります。
外観を中心に鑑賞する建物もあれば、特別公開の際に内部を見学できる建物もあります。
なお、旧矢箆原家住宅は2026年11月現在、工事のため公開休止中です。
公開予定は三溪園公式サイトで確認してください。
Q. 60代でも無理なく横浜の歴史散策を楽しめますか?
はい。坂道の少ないエリアを選び、見学先を絞れば、無理のない範囲で歴史散策を楽しめます。
例えば馬車道駅から神奈川県立歴史博物館へ向かい、館内見学と周辺の建物鑑賞を楽しむコースなら、移動距離を抑えやすくなります。
山手方面へ行く場合は、アメリカ山公園のエレベーター・エスカレーターや路線バスを利用する方法がおすすめです。
Q. 雨の日でも100年前の横浜を楽しめますか?
神奈川県立歴史博物館や山手111番館など、屋内見学ができる施設を中心に選べば、雨の日でも歴史を楽しめます。
ただし、各施設の休館日や臨時休館、駅からの移動ルートは事前に確認しましょう。
Q. 横浜で江戸時代の雰囲気を感じられる場所はありますか?
江戸時代の横浜を知りたいなら、旧東海道の神奈川宿や保土ヶ谷宿周辺も候補になります。
昔の道筋や寺社、歴史を伝える史跡などを巡ることで、開港前の横浜の姿を想像できます。
詳しくは、横浜観光で旧東海道をゆっくり歩く歴史散策ガイドをご覧ください。
まとめ|横浜には100年前の時間を感じられる場所が今も残っている
横浜観光で100年前と変わらない場所を探しているなら、明治・大正時代の建物が残る関内・馬車道や山手、歴史的な古建築が集まる三溪園がおすすめです。
横浜には、築100年以上の建物だけでなく、昔の街の姿を伝える坂道や石垣、失われた場所の歴史を残す記念碑などもあります。
今回紹介した中で、特におすすめしたい場所を整理すると次のとおりです。
- 築100年以上の建物を見たい:神奈川県立歴史博物館、KN日本大通ビル、山手111番館
- 昔の横浜の街並みを感じたい:山手・元町、野毛坂・紅葉坂、打越橋周辺
- 古い日本建築をゆっくり眺めたい:三溪園
- 失われた横浜の歴史を知りたい:元町百段公園、山手80番館遺跡
- 地域の歴史や信仰に触れたい:本牧神社
現代の横浜は、高層ビルや商業施設が並ぶ華やかな観光都市です。
しかし、少し視点を変えるだけで、その街並みの中に100年前、あるいはそれよりも昔の時間が重なっていることに気づきます。
石造りの建物を見上げたり、古い坂道の形を眺めたり、昔の写真と現在の景色を比べてみたり。
そんな時間は、有名な観光スポットを次々に巡る旅とは違った楽しさがあります。
次の休日は、歴史ある建物を一つだけ目的地にしてみるのもよいでしょう。
歩きすぎず、疲れたら休憩しながら、いつもの横浜とは少し違う時間旅行を楽しんでください。

横浜で現実逃避作成イメージ
※施設の営業時間、料金、公開範囲などは2026年11月時点で確認できた公式情報をもとに掲載しています。訪問前には各施設の公式サイトで最新情報をご確認ください。