横浜観光で歩きたくない あかいくつ号

あかいくつ号 歩きたくない

横浜観光で歩きたくない人必見|赤い靴号で巡るバリアフリー快適バス旅モデルコース

「横浜の美しい港の景色は楽しみたいけれど、坂道や長い距離を歩くのは少し不安…」「高齢の親を連れての旅行や、ベビーカーを押しながらの観光は荷物も多くて大変そう」——そんな風に感じて、魅力あふれる横浜観光をためらっていませんか?

港町・横浜は、みなとみらいの近未来的な風景から、元町の異国情緒、歴史的な建造物まで、魅力的なスポットが点在しています。しかしその一方で、エリア間が意外と広く、山下・山手エリアには坂道も多いため、歩くことに不安を感じる方、体力に自信のない方にとってはハードルが高い側面も否定できません。

しかし、ご安心ください。そんな「歩きたくない」「疲れたくない」という悩みをすべて解決し、あなたの横浜観光を最高に快適なものに変えてくれる魔法のような存在が、横浜の主要観光地を効率よく結ぶ周遊バス『あかいくつ』です。これは単なる移動手段ではありません。歩行距離を最小限に抑え、小さなお子様からシニアの方まで、どなたでも無理なく快適に横浜の魅力を満喫できる、まさに“走る観光案内所”なのです。

この記事では、「横浜観光はしたい、でも絶対に歩きたくない」と願うあなたのために、この「あかいくつ」を120%活用した究極の快適バス旅モデルコースを徹底的にご紹介します。高齢のご家族、妊婦さん、小さなお子様連れ、そして重い荷物を持っての移動を避けたい方にも最適な、ストレスフリーな横浜観光術です。さあ、もう複雑な地図を広げる必要はありません。レトロで可愛い赤いバスに揺られて、横浜の素晴らしい一日を始めましょう。

この記事のポイント

  • 乗り降り自由!歩かずに主要観光地をピンポイントで巡れる観光周遊バス「あかいくつ」の魅力と活用法を徹底解説します。
  • すべてのバス停が観光地の「ほぼ目の前」!乗車から観光までの移動ストレスを極限まで削減した、驚くべき利便性を紹介します。
  • 高齢者、ベビーカー利用者、妊婦さんも絶対安心。段差のないノンステップバスによる、快適なバリアフリー設計の詳細をお伝えします。
  • 3回乗れば元が取れる!コスパ抜群の1日乗車券「みなとぶらりチケット」や、便利な交通系ICカード(Suica/PASMO)にも完全対応しています。

歩きたくない方のための横浜観光|赤い靴号でラクラク移動

赤い靴号とは?その特徴とメリット

「あかいくつ」は、その名の通り、野口雨情の童謡『赤い靴』の舞台とされる横浜にちなんで名付けられた、レトロな赤い車体が目印の観光スポット周遊バスです。横浜市交通局が運行しており、その最大の魅力は、観光客の「ここに行きたい!」という要望を完璧に叶える、考え抜かれたルート設定にあります。

桜木町駅を起点に、みなとみらい、赤レンガ倉庫、中華街、山下公園、元町といった横浜の“おいしいところ”だけを効率的に結びます。乗っているだけで次々と名所が車窓に現れ、降りたい場所で降りるだけ。これほど「歩きたくない人」に優しい設計はありません。

もちろん、車両は快適性と安全性にも最大限配慮されています。全車両が段差のないノンステップバスであり、車内には車椅子やベビーカーをそのまま固定できる専用スペースが設けられています。雨の日や夏の厳しい暑さ、冬の凍えるような寒さの中でも、冷暖房完備の快適な車内から景色を楽しみながら、次の目的地へ楽々と移動できるのです。

「あかいくつ」基本情報

横浜市交通局の公式情報を基に、利用前に知っておきたい基本情報をまとめました。

運行ルート 主に2つのルートがあります。
・Cルート(中華街・元町コース):桜木町駅前 → みなとみらい → 赤レンガ倉庫 → 中華街 → 元町 → 山下公園 → 港の見える丘公園(終点・折り返し)
・Mルート(みなとみらいコース):桜木町駅前 → みなとみらいの主要施設を巡回(ハンマーヘッド、パシフィコ横浜など)
運賃 大人220円、小児110円(1乗車あたり)。
※横浜市営バスの一般的な運賃と同じです。交通系ICカード(Suica, PASMO等)も利用可能です。
1日乗車券 みなとぶらりチケット:大人500円、小児250円。
「あかいくつ」に加え、ベイサイドブルー(連節バス)、市営地下鉄(横浜~伊勢佐木長者町)、該当エリアの市営バスも乗り放題になる非常にお得な乗車券です。3回以上乗るなら絶対に購入をおすすめします。購入は桜木町駅観光案内所、地下鉄横浜駅、バス車内(運転士から)などで可能です。
バリアフリー 全車両がノンステップバスです。車椅子やベビーカーをご利用の際は、運転士がスロープ板の設置や固定を手伝ってくれるので安心です。
運行間隔 ルートや曜日によりますが、Cルート(土休日)で約20~30分間隔、Mルート(土休日)で約30~40分間隔が目安です。平日は間隔が空くことがあるため、事前に時刻表を確認するとスムーズです。

【前半】あかいくつ号で巡る横浜王道ルート|歩行距離を徹底的に削減

ここからは、コストパフォーマンス最強の1日乗車券「みなとぶらりチケット」を使い、歩く距離を最小限に抑えた具体的なCルート(中華街・元町コース)のモデルコースをご紹介します。このコースが最も王道スポットを網羅しています。

1. スタートはJR桜木町駅前|アクセス抜群の始発バス停
旅の始まりは、JR線・市営地下鉄線が乗り入れ、各方面からのアクセスが良好なJR桜木町駅前から。駅の東口(みなとみらい側)に出ると、大きなバスターミナルがあります。その「4番乗り場」が「あかいくつ」の乗り場です。屋根付きの歩道をたどれば、駅の改札を出てすぐ目の前なので、迷う心配は一切ありません。まずはここで1日乗車券「みなとぶらりチケット」を購入しましょう。駅構内の観光案内所が確実ですが、バス車内でも運転士さんから直接購入できる手軽さも魅力です。(※在庫切れや混雑時を考慮し、事前の準備がおすすめです)

2. 「赤レンガ倉庫」で横浜らしい景観&グルメを満喫
レトロなバスに揺られること約10分。最初の目的地「赤レンガ倉庫」に到着です。バス停は施設の真横、広場の入り口にあり、文字通り歩く距離はほぼゼロ。歴史を感じる重厚なレンガ造りの建物と、その向こうに広がる広大な海が織りなす、これぞ横浜!という風景を背景に、まずは記念撮影を。館内は古い建物をリノベーションしつつもバリアフリーに配慮されており、公式サイトの案内にもある通り、エレベーターが完備され、通路も広々としています。ショッピングやおしゃれなカフェでの休憩も、車椅子やベビーカーで楽々と楽しめます。広場では季節ごとのイベント(冬のクリスマスマーケット、春のフラワーガーデンなど)も魅力です。
滞在目安:40〜60分

バリアフリーチェック:各号館に多目的トイレ(おむつ交換台完備)も複数設置されています。安心してゆっくりと過ごせます。

3. 「横浜ハンマーヘッド」で絶景ランチ
赤レンガ倉庫から再び乗車し、次の停留所は、新しい横浜の顔「横浜ハンマーヘッド」です。ここは客船ターミナルと商業施設、ホテルが一体となった複合施設で、その名の通り、歴史的なクレーン「ハンマーヘッドクレーン」がシンボル。海に突き出た立地は、まさに海の上の特等席です。バス停から施設入口まで屋根があり、雨の日でも濡れずに移動可能。館内1階には、海を眺めながら食事ができるレストランや、全国の有名ラーメン店が集うフードホール、横浜銘菓のカフェなどが充実しており、ランチタイムに最適です。全天候型の施設なので、天候を気にせず快適に過ごせるのも大きな魅力です。
滞在目安:60〜90分(ランチ時間を含む)

4. 「大さん橋」で横浜港のパノラマと潮風を満喫
お腹が満たされたら、再びバスに乗り「大さん橋(入口)」へ。バス停からターミナルの建物までは少しだけ(約100m)歩きますが、道は平坦です。その先には、横浜随一の感動的な景色が待っています。屋上は「くじらのせなか」と呼ばれる広大なウッドデッキになっており、床材は天然木で足に優しく、一切の段差がない緩やかなスロープで誰でも最上部まで上がることが可能です。みなとみらいのビル群、観覧車、赤レンガ倉庫、ベイブリッジ、そして行き交う船。360度のパノラマビューは、横浜に来たことを実感させてくれる最高の瞬間です。(参考:横浜港大さん橋国際客船ターミナル公式サイト
滞在目安:30分

【後半】歩きたくない人向けのゆったりルート|休憩&グルメも充実

前半で横浜のダイナミックな景観を堪能した後は、バスでさらに移動し、歴史と緑、そしてグルメを楽しむゆったりとした時間を過ごしましょう。

5. 「山下公園」——木陰のベンチでのんびりタイム
大さん橋の絶景を堪能したら、次は日本初の臨海公園として知られる港町のオアシス「山下公園」へ。「あかいくつ」のバス停は公園の中央付近にあり、降りてすぐに美しい花壇と海の景色が広がります。関東大震災の瓦礫を埋め立てて作られたこの公園は、横浜市公式サイトでも紹介されている通り、横浜を代表する景勝地です。園内は端から端まで平坦な道が多く、木陰にはたくさんのベンチが設置されているため、休憩場所に困ることはありません。重要文化財の日本郵船氷川丸や、歌碑「赤い靴はいてた女の子」像、水の守護神像などを眺めながら、のんびりと潮風に吹かれる時間は格別です。
滞在目安:30〜40分(休憩)

6. 「元町・中華街」——横浜グルメ&ショッピングも堪能
旅の締めくくりは、食の楽園・横浜中華街へ。バス停「中華街入口」(朝陽門)で降りれば、豪華絢爛な門はもう目の前です。世界最大級の規模を誇る中華街をすべて歩き回るのは大変ですが、バス停に近い大通り(中華街大通り)沿いのお店に絞れば、最小限の移動で絶品グルメやお土産探しが楽しめます。有名店の熱々の肉まんや小籠包をテイクアウトして、近くのベンチで味わうだけでも十分満喫できます。もちろん、エレベーター完備のレストランで本格的なコース料理をゆっくり楽しむのも良いでしょう。
滞在目安:40分〜1時間

ワンポイントアドバイス:中華街のメインストリートは土休日、大変な人混みになります。しかし、道は完全に平坦なので、ベビーカーや車椅子でも比較的移動しやすいのが救いです。人混みを避けたい場合は平日の訪問を検討しましょう。

7. 「港の見える丘公園」もおすすめ(体力に合わせて調整可能)
もし体力にさらに余裕があれば、「あかいくつ」Cルートの終点「港の見える丘公園」まで足を延ばすのも良いでしょう。ここは横浜港を見下ろす高台で、ベイブリッジの眺めが素晴らしい場所です。ただし、バス停から展望台までは少し坂道と階段があります。無理はせず、バス停近くの展望エリアから港の景色を楽しむだけでも価値はあります。ここからの夕景や夜景は特に美しいと評判です。園内は有名なバラの名所でもあります。
滞在目安:30分

8. 疲れたらそのまま桜木町駅に戻れる安心設計
このモデルコースの最大の利点は、どの時点でも「少し疲れたな」「もう満足したな」と感じたら、近くのバス停から「あかいくつ」に乗って桜木町駅へ直帰できること(※Cルートは一方通行の循環です)。1日乗車券「みなとぶらりチケット」があれば、乗り間違えや途中離脱、予定変更も怖くありません。体調や天候に合わせて柔軟にプランを組み立てられる、この絶対的な安心感が、快適な旅を力強く支えます。

赤い靴号活用術|コスパ・快適性・安心ポイントまとめ

  • バス停が主要観光施設の「玄関の目の前」レベルに設置されており、観光地間の歩行距離が圧倒的に少ない。
  • 1日乗車券「みなとぶらりチケット」(大人500円)なら、たった3回乗るだけで元が取れ、乗り降りが自由自在。コストパフォーマンスが最強です。
  • 冷暖房完備の快適な車内と、車椅子・ベビーカーに完全対応したノンステップ車両で、どんな方でも、どんな天気でも安心して利用可能です。
  • 高齢のご家族との三世代旅行、小さなお子様連れのファミリー、体力に自信のない方でも、横浜の主要な魅力を余すことなく楽しめます。
  • 計画が天候に左右されないため、真夏の猛暑日や厳冬期、梅雨の時期の観光計画にも最適です。
  • 横浜の王道スポット(赤レンガ、山下公園)から最新グルメ(ハンマーヘッド)、異国情緒(中華街)まで、このバス一本で幅広く網羅できます。

横浜観光で歩きたくない人にあかいくつ号が選ばれる理由

結論として、「あかいくつ」は単なる移動手段ではなく、“歩かない横浜観光”という新しい旅のスタイルを提案してくれる最高のパートナーです。歩行距離を劇的に削減し、坂道や段差といった物理的な障壁を乗り越える完全なバリアフリー移動を実現することで、これまで体力的な問題や、ベビーカー・車椅子での移動の困難さから横浜観光を諦めていた多くの方々に、新たな可能性の扉を開いてくれます。

家族三世代での大切な思い出旅行、ベビーカーを押しながらの初めての家族散策、ゆったりと自分のペースで美しい景色だけを巡りたい一人旅。どんなシチュエーションでも、この「あかいくつ」があれば、横浜の美しい景色、歴史が薫る建物、心躍るグルメ体験を、一切の無理なく、心の底から楽しむことができるのです。「歩きたくないけど、横浜を120%満喫したい」——そのわがままな願い、「あかいくつ」がすべて叶えます。ぜひ次の休日は、この快適なバス旅を体験してみてください。

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