こども自然公園の教育水田ガイド!田植えやホタル鑑賞のコツ
横浜市内で自然と触れ合いたいと思ったとき、真っ先に候補に挙がるのが旭区にあるこども自然公園ですよね。通称、大池公園とも呼ばれるこの広大な敷地の中でも、特に親子連れに人気なのが、どろんこクラブが中心となって活動している教育水田です。都会に住んでいると、泥にまみれてお米を作るなんて経験はなかなかできないものです。だからこそ、こども自然公園の教育水田での田植え体験に興味を持つ方が多いのですが、いざ参加しようと思うと、募集の時期はいつなのか、当日の服装や持ち物は何が必要なのか、駐車場やアクセスはどうなっているのかなど、気になることがたくさん出てくると思います。この記事では、実際に現地を訪れる前に知っておきたい教育水田の魅力から、ランチ情報やホタルの見ごろまで、皆さんの不安を解消できる情報をまとめてみました。この内容を参考にしていただければ、当日は迷うことなく、家族で最高の思い出作りができるはずですよ。
- 田植えや稲刈り体験への具体的な参加方法と年間スケジュール
- 泥遊びを思いきり楽しむための服装と準備すべき持ち物リスト
- 駐車場やバスを利用した教育水田へのスムーズなアクセス方法
- ホタル鑑賞や動物園など教育水田周辺で一緒に楽しめるスポット
こども自然公園の教育水田で楽しむ本格的な田植え体験
横浜にこれほど本格的な里山風景が残っているのかと驚かされるのが、こども自然公園の教育水田です。ここでは、ただ眺めるだけでなく、実際に土に触れ、生き物を観察できる貴重な体験が待っています。まずは、どんな活動が行われているのか、その中身を詳しく見ていきましょう。
どろんこクラブが運営する教育水田の魅力と年間行事
こども自然公園の教育水田を語る上で欠かせないのが、特定非営利活動法人(NPO)こども自然公園どろんこクラブの存在です。この団体が中心となって、昔ながらの手法での米作りや、周辺の里山環境の保全を行っています。
年間のスケジュールは、稲の成長サイクルに合わせて進みます。春の苗作りから始まり、初夏の田植え、夏の生き物観察、秋の稲刈り、そして冬の餅つきや森の手入れなど、一年を通して豊かなプログラムが用意されています。単なるイベントではなく、「命の循環」を肌で感じられるのが最大の魅力ですね。私たちが普段食べているお米がどうやってできるのかを、実体験を通して学べるのは、子供にとっても大人にとってもかけがえのない時間になるはずです。

横浜で現実逃避作成イメージ
季節ごとの主な活動内容
教育水田では、季節に応じて以下のような活動が展開されています。訪れる時期によって全く違う表情が見られるのも面白いポイントですよ。
- 春(4月〜5月): 苗作り、田起こし、代かきなど、田植えに向けた準備期間です。
- 初夏(6月): メインイベントの田植え。泥の感触を全身で楽しみます。
- 夏(7月〜8月): 草取りや生き物観察。ホタルの飛翔も見られる時期です。
- 秋(9月〜10月): 稲刈りと「はざかけ(天日干し)」。収穫の喜びを味わいます。
- 冬(11月〜3月): 脱穀、餅つき、そして次年度に向けた雑木林の整備など。
(出典:横浜市公式サイト『こども自然公園(大池公園)施設案内』)
初心者でも安心な田植え体験の募集時期と申込方法
一年の中で最も人気があるのが、やはり5月から6月にかけて行われる「田植え」です。この時期、教育水田は多くの活気に包まれます。体験への参加方法は、主に「自然体験コース」への登録が基本となりますが、年度によっては一般向けの単発参加枠が設けられることもあります。
募集の時期は例年、4月頃から告知が始まることが多いようです。往復はがきでの申し込みや、最近ではウェブサイトからの受付が行われるケースもあります。
- どろんこクラブの公式ブログやSNSをこまめに確認する
- 横浜市の広報誌(広報よこはま旭区版など)をチェックする
- 定員が限られているため、受付開始後すぐに申し込むのが鉄則
また、地元の小学校(万騎が原小学校や南本宿小学校など)の授業の一環として長年利用されている実績もあり、地域に根ざした活動であることが分かります。個人の申し込みについては、どろんこクラブの案内などで最新の募集要項を確認するようにしてくださいね。
親子で泥まみれになる稲刈り体験の楽しさと意義
秋(9月下旬から10月頃)になると、黄金色に実った稲を収穫する稲刈り体験が行われます。田植えの時とはまた違った、達成感を味わえる瞬間です。鎌を使って一株ずつ丁寧に刈り取り、束ねて天日干しにする「はざかけ」までを行うこともあります。泥だらけになる田植えに対し、秋は乾燥したワラの香りに包まれる、また違った心地よさがあります。
道具を使う作業なので、スタッフの方が安全な使い方を丁寧に指導してくれます。子供たちが一生懸命に作業する姿は、見ていて本当に頼もしいものです。機械を使わない手作業の大変さを知ることで、食べ物を大切にする気持ちが自然と育まれるのではないでしょうか。収穫されたお米は、後の収穫祭で振る舞われたり、地域の活動に活かされたりします。まさに「食育」を実践する最高の場と言えるでしょう。
幻想的な光に包まれるホタルの鑑賞時期とスポット

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こども自然公園の教育水田周辺は、実は横浜市内でも有数のホタル自生スポットなんです。初夏になると、ゲンジボタルやヘイケボタルが夜の静寂を彩ります。見ごろは例年6月上旬から7月中旬頃。特に、教育水田の近くの小川や湿地帯付近が絶好のポイントになります。
夜間の公園は街灯が少なく非常に暗いので、足元には十分注意が必要です。懐中電灯は足元を照らす最小限の使用に留め、ホタルに向けて照らすのは避けましょう。また、ホタルは非常に繊細な生き物なので、捕まえたりするのは厳禁です。静かにその幻想的な光を見守るのがマナーですね。この時期は夜間に駐車場を利用する人も増えるため、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。
ちびっこ動物園とセットで楽しむ公園内の回り方

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教育水田を訪れたなら、すぐ近くにある「万騎が原ちびっこ動物園」にもぜひ立ち寄ってみてください。ここは横浜市立野毛山動物園の分園で、モルモットやハツカネズミと触れ合える人気のスポットです。教育水田での「農」の体験と、動物園での「命」のふれあいをセットにすると、子供たちにとってより深い学びになります。
おすすめの回り方は、午前中に教育水田での活動や散策を楽しみ、お昼を挟んでから動物園で癒やされるコースです。動物園の入場は無料なのも嬉しいポイントですね(※コンディションにより休止の場合あり)。さらに体力が余っている子供たちには、公園内にある巨大アスレチック「とりでの森」もおすすめ。斜面を活かしたスリル満点の遊具で、一日中思いきり体を動かすことができますよ。横浜には他にも魅力的な公園がたくさんありますが、こども自然公園の充実度はトップクラスかなと思います。
こども自然公園の教育水田へ行く前に知りたい準備とアクセス

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さて、実際に教育水田へ行くとなると、気になるのが実務的な準備です。特に「泥汚れ」への対策は、当日を楽しめるかどうかを左右する重要なポイントになります。また、広い公園内をスムーズに移動するためのコツもまとめておきました。事前準備をしっかり整えて、当日は全力で遊びましょう!
田植えに最適な服装と絶対に脱げない靴の選び方

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教育水田での作業は、想像以上に激しい泥との戦いです。「汚れてもいい服」のレベルを一段階上げて準備することをおすすめします。具体的には、膝上までまくり上げられる短パンや、泥がついても諦めがつくTシャツがベストです。泥の色はなかなか落ちないので、お気に入りの服は避けてくださいね。
足元には特に注意が必要です!
- サンダル: 泥に足を取られて脱げてしまうのでNG
- 普通の長靴: 中に泥が入ると吸着力で抜け出せなくなります
- 理想の装備: 「田植え用地下足袋」か「捨ててもいい厚手の靴下」
私が見てきたベテランの方は、厚手の靴下を二枚重ねにして履き、その上から泥に入るというスタイルをよくされています。これなら裸足よりも怪我のリスク(枝や貝殻など)を減らせますし、足の感覚も分かりやすくて動きやすいんです。終わった後はそのまま脱いで捨てられるような古い靴下を準備しておくとスマートですよ。
泥汚れ対策に必須の持ち物リストと着替えのコツ
作業が終わった後の「後片付け」をスムーズにするための持ち物をご紹介します。まず、全身の着替えは下着まで含めて必須です。子供はわざと泥に飛び込むこともありますからね(笑)。汚れた服をそのまま入れるための、厚手で大きめのビニール袋も多めに用意しておきましょう。
あると便利な持ち物リスト
- 2リットルの水入りペットボトル: 足洗い場が混んでいるときにサッと泥を流せます。
- 汚れてもいいタオル数枚: 泥拭き用と、着替え後の清潔な用を分けましょう。
- レジャーシート: 荷物置き場や、着替えの際の足場として活躍します。
- 帽子と日焼け止め: 水田には遮るものが何もないので、熱中症対策は万全に。
作業中は夢中になってしまいますが、こまめな休憩と水分補給が不可欠です。あらかじめ、これらをひとまとめにした「泥遊びセット」を作っておくと当日が楽になりますよ。

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駐車場をスムーズに利用するための混雑回避ガイド
車でアクセスする場合、こども自然公園には第1から第3までの駐車場があります。教育水田やちびっこ動物園に最も近いのは「第1駐車場」です。ただし、ここは土日祝日やイベント時には非常に混雑し、午前中の早い段階で満車になることも珍しくありません。
| 駐車場名 | 主な目的地 | 特徴・混雑状況 |
|---|---|---|
| 第1駐車場 | 教育水田・動物園・大池 | 目的地に最も近く便利だが、一番最初に満車になる。 |
| 第2駐車場 | BBQ広場・芝生広場 | 公園の東側に位置。少し歩くが、BBQ利用者には最適。 |
| 第3駐車場 | 野球場・草地広場方面 | 教育水田からは遠い。他が満車の際の最終手段。 |
満車時の入庫待ちが周辺道路の迷惑になるため、制限されることもあります。車で行くなら開門直後を目指すくらいの早めの到着が安心です。また、最近の料金体系やリアルタイムの空き情報は、公式サイト等で事前にチェックしておくことを推奨します。
最寄りのバス停から教育水田への最短アクセスルート
駐車場の心配をしたくない場合は、公共交通機関の利用が賢い選択です。相鉄線の二俣川駅から歩くこともできますが、徒歩だと15分から20分ほどかかり、特に坂道が多いので子供連れには少し大変かもしれません。体力を温存するためにもバスを活用しましょう。
おすすめは、二俣川駅南口から相鉄バスを利用するルートです。1番乗り場から出るバス(左近山方面行きなど)に乗車し、「万騎が原中央」バス停で下車します。ここからなら教育水田がある入り口まで徒歩3分ほど。驚くほどスムーズに到着できますよ。電車とバスを組み合わせることで、運転の疲れもなく、帰りに二俣川駅ビルのジョイナステラスで美味しいスイーツを買って帰るなんて楽しみ方もできますね。
ランチ難民にならないための食事場所とお弁当エリア

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公園内でお腹が空いたとき、食事をどうするかも重要な問題です。園内にはレストハウスがあり、うどんやカレーなどの軽食が提供されていますが、席数に限りがあるためお昼時はかなり混み合います。私のおすすめは、やはりお弁当を持参してピクニック気分で楽しむことです。
教育水田の周辺や、少し歩いた先の芝生広場にはレジャーシートを広げられる場所がたくさんあります。木陰を見つけて、自然の中で食べるお弁当は格別ですよ。もし外食を希望される場合は、一度公園を出て二俣川駅周辺まで戻るか、南本宿方面のファミリーレストランを利用することになりますが、移動時間を考えるとやはり持参が一番効率的かなと思います。ゴミは必ず持ち帰るというルールを守って、気持ちよく利用しましょう。
こども自然公園の教育水田で最高の思い出を作るまとめ
ここまで、こども自然公園の教育水田を楽しむためのポイントをご紹介してきました。都会の喧騒を離れ、泥の感触や稲の香りに包まれる体験は、日常を忘れさせてくれる素晴らしい「現実逃避」のひとときになるはずです。横浜市内でこれほど本格的な農業体験ができる場所はなかなかありません。子供たちにとっても、お米一粒の重みを知る貴重な機会になるでしょう。

横浜で現実逃避作成イメージ
参加にあたっては、事前の募集情報の確認と、泥汚れを恐れない服装の準備が何より大切です。また、ホタル鑑賞や動物園など、季節や目的に合わせてプランを立てることで、一日の充実度がぐっと高まります。教育的価値も高い場所ですが、まずは「親子で思いきり楽しむ」ことを最優先にしてみてください。この記事が、皆さんのこども自然公園 教育水田での素敵な体験の助けになれば嬉しいです。それでは、公式サイトで最新のスケジュールを確認して、ぜひ遊びに行ってみてくださいね!
※掲載している情報は執筆時点の目安です。イベントの開催状況、駐車場の利用料金、施設の営業時間などは変更される可能性があるため、お出かけ前には必ず横浜市の公式サイトや各運営団体の最新情報を直接ご確認ください。最終的な判断や安全管理は自己責任にてお願いいたします。