横浜クルーズは1000円で乗れる?格安で楽しむ水上散歩ガイド
横浜の美しい港の景色、せっかくなら海の上から楽しんでみたいですよね。でも、「クルーズ船」と聞くと、どうしても豪華で高価なイメージがあって、二の足を踏んでしまう方も多いのではないでしょうか。検索エンジンで「横浜 クルーズ 1000円」と調べてみると、色々な情報が出てきて少し混乱してしまうかもしれません。「本当に1000円で乗れる船なんてあるの?」と半信半疑なあなたへ。実はその昔、確かに1000円で楽しめるオプションが存在したのですが、今は少し状況が変わっています。 でも、がっかりしないでください。豪華なフルコース料理こそ付きませんが、予算1000円以下で十分に横浜の海を満喫できる、とっておきの方法がちゃんと存在します。この記事では、そんな「安くて満足できる」横浜の水上散歩術を、私の体験談も交えて詳しくご紹介します。
- 1000円の横浜クルーズが存在するかどうかの真実
- かつてあった格安オプションの現在の状況と誤解の理由
- 予算1000円以下で乗れる「シーバス」の賢い活用法
- 安くても満足度が非常に高いおすすめの航路と絶景ポイント
横浜クルーズは1000円で楽しめる?
まずは、多くの人が気になっている「1000円で乗れる観光クルーズ船」が、現在の横浜に本当に実在するのかどうか、その噂の真相と背景について詳しく見ていきましょう。
1000円の横浜クルーズは実在するか
結論からズバリお伝えすると、残念ながら現在、横浜港で食事やエンターテイメントショーが含まれるような、いわゆる一般的な「観光クルーズ船」に、乗船料1000円ポッキリで乗ることは非常に難しいのが現実です。
私たちがイメージする「THE・クルーズ」といえば、豪華な客船で60分から120分ほどかけてゆっくりと横浜港を周遊し、船内で優雅なティータイムや食事を楽しむものですよね。こうした本格的なクルーズ船は、船の維持費やサービス料もかかるため、乗船料だけでも大人1名あたり2000円〜3000円以上することが一般的です。そのため、「1000円で乗れるらしい」という噂を信じて一生懸命探しても、なかなか該当するプランが見つからないのは、こうした料金構造の背景があるからなんです。
ロイヤルウイングの1000円料金の真実
では、なぜ「横浜 クルーズ 1000円」という検索キーワードがこれほどまでに調べられているのでしょうか。その大きな理由の一つとして考えられるのが、かつて横浜港で長年愛されていたエンターテイメントレストラン船「ロイヤルウイング」の存在です。
実は以前のロイヤルウイングでは、通常の乗船料や食事コースとは別に、気軽に楽しめる「スイーツセット」や「フリードリンク」といった追加オプションが、ちょうど1000円で提供されていた時期がありました。これが利用者の記憶に強く残り、「1000円で楽しめるクルーズ」として語り継がれている可能性が高いのです。つまり、クルーズそのものの料金が1000円だったわけではなく、魅力的なオプション料金が1000円だったというのが真相と言えるでしょう。
【注意】ロイヤルウイングの現在について 多くの人に愛されたロイヤルウイングですが、残念ながら船体の老朽化などに伴い、2023年5月をもって運航を休止しています。現在は利用できませんので、古い情報には十分ご注意ください。
ランチやアフタヌーンティーの相場
参考までに、現在横浜で運航している本格的なレストラン船(例えば「マリーンルージュ」など)で、人気のランチクルーズやアフタヌーンティークルーズを楽しもうとすると、実際どのくらいの予算が必要になるのでしょうか。
あくまで目安ですが、乗船料と食事代を合わせた総額で、ランチコースなら5000円〜10000円程度、ディナーコースになると10000円を軽く超えるプランが多くなります。やはり、誕生日や結婚記念日といった「特別な日」の利用がメインの価格帯と言えますね。「ちょっと海風を感じたい」「少しだけ景色を見たい」という気軽な日常使いには、少しハードルが高いと感じるのが正直なところかもしれません。
実は1000円以下のシーバスが正解

横浜で現実逃避作成イメージ
「それじゃあ、予算1000円で横浜の海を楽しむのはもう無理なの?」と諦めかけた方、ご安心ください。ここで登場するのが、私たちが目指す最強の解決策、水上バス「シーバス(SEA BASS)」です。
シーバスは、その名の通り「海上のバス」として運行されている交通機関ですが、その航行ルートは横浜の主要な観光スポットを縫うように設定されています。みなとみらいの近代的なビル群、歴史ある赤レンガ倉庫、そして雄大な横浜ベイブリッジを海から間近に眺めることができ、実質的には「1000円以下で乗れる極上のミニクルーズ」として十分に機能します。観光専用船にも引けを取らない素晴らしい体験が待っていますよ。
シーバスの料金と夜景を楽しむコツ

横浜で現実逃避作成イメージ
シーバスの最大の魅力は、なんといってもその手軽な料金設定にあります。乗船する区間によって料金は異なりますが、大人の通常料金は420円〜1000円の範囲内にしっかりと収まります。(※小人料金は大人の半額です)
| 主な区間(横浜駅東口発) | 大人料金 | 所要時間 |
|---|---|---|
| 〜 みなとみらい | 420円 | 約10分 |
| 〜 ピア赤レンガ | 600円 | 約15分 |
| 〜 山下公園 | 700円 | 約20分 |
ご覧の通り、最も長い山下公園までのルートでも700円です。予算1000円でお釣りがくるなんて、物価高の今、本当にありがたい存在ですよね。
夜景をお得に楽しむ裏ワザ シーバスは夜の時間帯(時期によりますが18時〜19時台など)も運航しています。日没後の便を狙って乗船すれば、数千円するナイトクルーズ船とほぼ同じ、宝石箱をひっくり返したようなみなとみらいの夜景を、通常の乗船料だけで楽しむことができます。コスパ最高の夜景鑑賞法として、私は強くおすすめします。
1000円以内の横浜クルーズ完全ガイド
それでは、実際に予算1000円以内で横浜の海の景色を最大限に満喫するための、具体的で賢いシーバス活用ルートをご紹介していきましょう。
山下公園への移動が最高の遊覧船

横浜で現実逃避作成イメージ
個人的に最も「クルーズ気分」を味わえるイチオシのルートが、「横浜駅東口」から「山下公園」までを一気に移動するコースです。
横浜駅東口のベイクォーターから出発し、約15分〜20分ほどの船旅になります。料金は大人700円。このルートは、みなとみらいの全景を海側から眺めながら、徐々に横浜港の奥へと進んでいきます。途中、大さん橋に停泊している巨大な豪華客船に遭遇することもあり、その迫力は圧巻です。終点の山下公園に近づくと、歴史的な氷川丸やマリンタワーが目の前に迫ってきます。単なる移動手段として使うにはもったいないくらい、充実した観光遊覧が楽しめます。
赤レンガ倉庫なら600円で乗船可能

横浜で現実逃避作成イメージ
ショッピングやイベントの合間に、サクッと短時間で海を感じたいなら、「横浜駅東口」から「ピア赤レンガ」までのルートが最適でしょう。
こちらは大人600円で乗船できます。電車や徒歩で赤レンガ倉庫へ向かうと結構歩くことになりますが、シーバスなら海から直接アクセスできるのでとても楽ちんです。海から見る赤レンガ倉庫の重厚な佇まいは、陸から見るのとはまた違った趣があります。浮いた400円で、赤レンガ倉庫で話題のスイーツを食べたり、美味しいコーヒーを飲んだりするのも素敵なプランですね。
ハンマーヘッドで使えるチケット割
シーバスを賢く利用する上で見逃せないのが、乗船客限定のお得な割引サービスです。
実は、シーバスのりばがある「横浜ハンマーヘッド」などの一部施設では、当日のシーバス乗船チケットを対象店舗で提示すると、お会計からの割引やドリンクサービスなどを受けられる「シーバスチケット割」が実施されていることがあります。1000円以下の格安料金で移動できて、さらに食事やショッピングまでお得になるなんて、利用しない手はありません。
確認をお忘れなく 割引サービスの内容や対象店舗、実施期間は時期によって変更されることがあります。乗船前に、のりばの案内看板や施設の公式サイトで最新情報をチェックしておくことをおすすめします。
みなとみらいの絶景を安く見る方法

横浜で現実逃避作成イメージ
「とにかく安く!」「時間がないけれどちょっとだけ船に乗りたい!」というワガママな要望に応えてくれるのが、「横浜駅東口」から「みなとみらい(ぷかりさん橋)」への最短ルートです。
料金は大人420円と、ワンコインでお釣りがきます。乗船時間は約10分と短いですが、その分、見どころがギュッと凝縮されています。海に浮かぶ西洋風の可愛らしい建物「ぷかりさん橋」や、ヨットの帆をイメージしたインターコンチネンタルホテルの巨大な外観を、真下から見上げるようなアングルで楽しめます。小さなお子様連れで「長い時間の乗船は飽きてしまうかも」と心配な方にも、ちょうど良い長さのプチ船旅としてピッタリですよ。
まとめ:横浜クルーズ1000円の結論
「横浜 クルーズ 1000 円」で情報を探していたあなたへの最終的な結論は、「無理に高価なクルーズ船を探すのはやめて、シーバスを賢くフル活用しよう」ということです。
1000円札が1枚あれば、シーバスに乗って横浜が誇る世界レベルの港の景色を十分に、そして快適に楽しむことができます。浮いたお金で、美味しい中華街グルメを堪能したり、おしゃれなカフェで休憩したりする方が、結果的に横浜観光全体の満足度はグッと高くなるはずです。ぜひ次の休日は、1000円を握りしめて、気軽で自由な横浜の水上散歩に出かけてみてくださいね。