葉山女子旅きっぷモデルコース2025!ランチやデートの正解プラン

葉山の海岸で「葉山女子旅きっぷ」を片手に海を眺める女性の後ろ姿。 横浜ではないのだけれど
横浜で現実逃避作成イメージ

葉山女子旅きっぷモデルコース2025!ランチやデートの正解プラン

横浜から電車に揺られてほんの30分ほど。ふと「海が見たいな」と思い立った時に、一番ちょうどいい距離感にあるのが葉山です。そんな葉山旅の強い味方が、京急電鉄が発行している「葉山女子旅きっぷ」ですね。

ただ、いざ行こうとしてモデルコースを組もうとすると、「ランチのお店が多すぎて選べない」「バスが混むって聞くけど大丈夫?」といった悩みが出てくることも多いはず。実はこの切符、女性だけでなく男性も利用可能ですし、車で行く場合の駐車場事情など、ガイドブックには載っていないリアルな攻略法が存在します。

今回は、2025年の最新情報を踏まえながら、デートやひとり旅でも絶対に失敗しない、私のとっておきの巡り方を徹底解説します。

この記事でわかること

  • 混雑を回避して人気ランチや絶景を楽しむ具体的なルート
  • デジタルきっぷと磁気乗車券の価格差やお得な購入方法
  • デートや季節のイベントに合わせた最適な時間の使い方
  • 現地のバス移動や駐車場事情などスムーズな観光のコツ

目的別で選ぶ葉山女子旅きっぷの王道モデルコース

葉山女子旅きっぷを最大限に楽しむための鉄則は、一緒に行く相手や重視するポイントによってプランを柔軟に使い分けることです。ここでは、私が実際に何度も足を運んでリサーチした、絶対に外さない3つの鉄板モデルコースをご紹介します。

ランチでおすすめの人気店とごはん券

葉山女子旅きっぷの最大の楽しみといえば、やはり約30店舗から選べる「ごはん券」ですよね。加盟店はどこも魅力的ですが、その中でも「ここに行けば間違いない」と自信を持っておすすめできるのが、以下の3店舗です。

トレンドと映えを狙うなら「サンダウナー」

葉山の「サンダウナー東京オムレツ」で提供される、ふわふわの卵が溢れるボリューム満点のオムレツサンド。

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まず、インスタグラムなどのSNSで「映え」を狙いたいなら、「サンダウナー東京オムレツ」が外せません。ここのオムレツサンドは、ふわふわの卵がパンから溢れんばかりにサンドされており、ビジュアルのインパクトが抜群です。ボリュームも満点なので、女子旅グループでシェアしたり、トレンドに敏感な方にはぴったりかなと思います。

海を見ながらの絶景ランチなら「オランジュ・ブルー」

葉山マリーナの「レストラン オランジュ・ブルー」で、海と江ノ島を一望できる窓際席で食事を楽しむカップル

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一方で、海を見ながらゆっくり食事を楽しみたいなら、葉山マリーナ内にある「レストラン オランジュ・ブルー」一択でしょう。大きな窓から相模湾を一望できるロケーションは、開放感抜群です。天気が良ければ江ノ島や富士山も見えるので、食事だけでなく「景色」そのものがご馳走になります。

大人の隠れ家イタリアンなら「FRUTTO」

そして、もっと本格的な料理を落ち着いて味わいたいグルメな方には、「イタリア料理 FRUTTO(フルット)」をおすすめします。こちらは料理のクオリティが非常に高く、地元の方にも愛される名店です。騒がしい雰囲気が苦手な方や、大人のランチタイムを過ごしたい方には最適です。

ランチ選びのポイントまとめ

  • トレンド・写真映え重視 → サンダウナー東京オムレツ
  • オーシャンビュー重視 → オランジュ・ブルー
  • 料理の味・質重視 → FRUTTO

ごほうび券で選ぶお土産とクルーズ体験

葉山マリーナから出発したクルーズ船のデッキから、海風を感じながら裕次郎灯台を眺める乗客たちの様子。

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「選べるごほうび券」は、その場で「体験」として使うか、「お土産」として持ち帰るかで旅の満足度が大きく変わります。私が一番コストパフォーマンスが良いと感じるのは、間違いなく「江ノ島・裕次郎灯台周遊クルージング」です。

通常なら大人3,000円以上(※季節により変動)するクルージングが、きっぷのチケット1枚で楽しめるのは驚きですよね。葉山マリーナから出発して、海風を感じながら約45分の船旅を楽しめるので、特別な思い出を作りたい方にはこれ以上の選択肢はありません。

もし「モノ」として形に残したい、あるいは自宅で余韻に浸りたいなら、「プリンショップ&カフェ マーロウ」のビーカー入りプリンが王道です。葉山のアイコン的存在とも言えるこのプリンは、濃厚な味わいはもちろん、食べた後のビーカーを計量カップやコップとして家で使えるのも嬉しいポイントです。ただし、かなり重量があるので、旅の最後に立ち寄るのがスマートですね。

また、晩ご飯のおかずを確保したい実利派の方には、「葉山旭屋牛肉店」での葉山牛コロッケや精肉との引き換えも強力な選択肢です。コロッケを片手に海岸を散歩するのも楽しいですが、上空からトンビが狙っているので、食べ歩きの際は頭上に十分注意してください。

デートで巡る夕日と絶景の観光プラン

葉山の森戸海岸で、夕日が沈む富士山のシルエットを背景に、手をつないで海を見つめるカップルの後ろ姿。

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カップルで葉山を訪れるなら、ロマンチックなムード作りが欠かせません。デート利用で私が推奨するルートは、「オランジュ・ブルー」でのランチから始まり、そのまま同じマリーナ内で「クルージング」を楽しむ流れです。

移動のストレスがなく、海を眺めながらゆったりとした会話を楽しめます。そして、デートの締めくくりには、ぜひ「森戸海岸」や「一色海岸」からの夕日を眺めてください。

葉山の夕日は「日本の夕陽百選」にも選ばれるほどの美しさです。天候条件が揃えば、富士山のシルエットと夕焼けのコントラストが見られ、二人にとって忘れられない光景になるはずです。

クルージングの注意点
クルージングは風が強い日など、悪天候で欠航になる場合があります。その場合はすぐにプランB(ミサキドーナツでお土産購入に切り替えるなど)を実行できるよう、事前にパートナーと相談しておくとスマートですよ。

男性も利用できる女子旅きっぷの魅力

名前に「女子旅」と付いているため、男性の方は「自分たちは買っていいのだろうか?」「窓口で買うのが恥ずかしい」と躊躇してしまうかもしれません。でも安心してください。このきっぷは性別を問わず、誰でも購入・利用が可能です。

実際に現地に行ってみると、カップルやご夫婦での利用はもちろん、男性グループやひとり旅で利用している方もよく見かけます。ごはん券やごほうび券の内容も、ボリュームのある食事やアクティビティが含まれているため、男性でも十分に満足できる内容になっています。

むしろ、「女子旅きっぷ」という名称にとらわれず、「葉山エリア最強の割引周遊パス」として捉えるのが正解です。堂々と購入して、お得な旅を楽しみましょう。

春や秋の季節限定スポットと見どころ

葉山の海岸から撮影された、富士山頂に太陽が重なりダイヤモンドのように輝く「ダイヤモンド富士」の瞬間。

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葉山はいつ行っても素敵ですが、特定の時期にしか見られない絶景があります。それが、春(4月上旬)と秋(9月)に見られる「ダイヤモンド富士」です。

これは、富士山頂に太陽が重なってダイヤモンドのように輝く現象で、葉山の海岸線は絶好の観測スポットになります。特に森戸神社周辺はカメラマンにも人気です。2025年の春であれば、4月4日から11日頃がチャンスと言われています。

また、海だけでなく紅葉を楽しみたいなら、11月下旬から12月にかけての訪問もおすすめです。葉山あじさい公園や周辺の山間部では、潮風を感じながら紅葉狩りが楽しめます。季節に合わせた目的を持つことで、リピーターの方でも新鮮な気持ちで葉山を楽しめるはずです。

葉山女子旅きっぷのモデルコースを快適に回るコツ

お得なきっぷを手に入れたら、次は「いかに効率よく回るか」が重要です。特に葉山は電車が通っておらずバス移動がメインになるため、事前のロジスティクス対策が旅の満足度を左右します。

デジタルきっぷの値段と購入メリット

2025年現在、葉山女子旅きっぷには、スマホで使える「デジタルきっぷ」と、駅の券売機で買う「磁気乗車券」の2種類があります。ここで声を大にして言いたいのは、「迷わずデジタルきっぷを選ぶべき」ということです。

なぜなら、以下のように明確な価格差があるからです。

券種(品川発) 料金(大人) メリット・特徴
デジタルきっぷ 3,680円 最安値(磁気券よりお得)
スマホ一つで完結・クレカ決済可
磁気乗車券 4,080円 駅の券売機で購入
紙の切符が手元に残る

このように、デジタルきっぷを選ぶだけで400円も安くなります(出典:京浜急行電鉄『葉山女子旅きっぷ』公式サイト)。浮いたお金で、ランチのドリンクをアップグレードしたり、お土産を一つ増やしたりできますよね。

さらに、スマホ一つで電車もバスもお店も決済できるので、チケットを無くす心配がないのも大きなメリットです。購入は当日の朝、電車に乗る直前でもスマホから簡単にできますよ。

バスの混雑を回避する移動スケジュール

葉山観光のアキレス腱とも言えるのが、バス移動です。逗子駅(または逗子・葉山駅)から主要スポットへ向かうバスは、週末になると非常に混雑します。

基本的には南口バスターミナルから出る「逗11(葉山町福祉文化会館行き)」や「逗12(葉山行き)」系統のバスを利用することになります。日中は約15〜20分間隔で運行していますが、海沿いの国道134号線は渋滞の名所でもあるため、時刻表通りにバスが来ないことは日常茶飯事だと思っておいた方が良いでしょう。

対策としては、バスの所要時間にプラス15分程度の余裕を持たせること。そして、人気店に向かう際は、開店直後を狙うなどして、一般の観光客と移動時間をずらす「時差行動」を心がけるとスムーズです。

バスの乗り方メモ
京急バスは「中乗り・前降り」や「前乗り・中降り」など路線によって異なりますが、葉山エリアは基本的に乗車時にICカードをタッチ(またはきっぷ提示)する方式が多いです。デジタルきっぷの場合は、降りる際にスマホ画面を運転手さんに見せる準備を忘れずに。

車で行く人のための駐車場活用ガイド

「葉山女子旅きっぷは電車用だから、車派には関係ない」と思っていませんか?実は、自宅から車で逗子駅周辺まで行き、そこからきっぷを利用する「パーク&ライド」的な使い方も賢い方法です。

ただし、逗子駅周辺の駐車場料金には注意が必要です。駅に近い「タイムズ逗子駅前」などは便利ですが、最大料金が高めに設定されていることや、休日は上限がない場合があります。

少し歩いてもコストを抑えたい場合は、駅から700mほど(徒歩10分弱)離れた「コインパーク桜山」や「清水橋南駐車場」などを狙うと、24時間の最大料金がぐっと安くなる傾向があります。荷物の量や歩ける距離と相談しながら、駐車場を使い分けるのがポイントです。

雨の日でも安心な観光ルートの提案

雨の日の神奈川県立近代美術館 葉山館内から、雨に濡れた窓越しに海を眺める来館者の様子

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せっかくの予定日が雨予報でも、がっかりする必要はありません。葉山には雨の日だからこそ楽しめる、しっとりとした大人のルートが存在します。

例えば、「神奈川県立近代美術館 葉山」はごほうび券で入館(企画展の内容によるため要確認)が可能です。雨に濡れる海を館内から眺めながらアートに浸る時間は、晴れの日にはない静寂と趣があります。その後は、屋根のあるテラス席や店内で過ごせるカフェを中心に巡れば、濡れることなく優雅な一日を過ごせます。

帰りは逗子駅近くの「ミサキドーナツ」でお土産を選べば、駅までの移動も最小限で済みます。天気に左右されず楽しめるのも、このきっぷの懐の深さですね。

失敗しないための時間配分と注意点

最後に、モデルコースを崩壊させないための重要な注意点をお伝えします。それは「ごはん券とごほうび券は優先入場券ではない」という点です。

人気店では、きっぷを持っていても一般のお客様と同じように並ぶ必要があります。特にランチタイムのピーク時(12:00〜13:00)に人気店に行くと、1時間以上待つことも珍しくありません。そうなると、予定していたバスに乗れず、見たかった夕日に間に合わない……という悲劇が起きてしまいます。

これを防ぐためには、ランチは11時の開店と同時に入るか、逆に14時以降にずらすのが鉄則です。また、ごほうび券の商品(特にマーロウのプリンやブレドールのパンなど)も、夕方には売り切れてしまうことがあります。絶対に欲しいお土産がある場合は、先に引き換えておくなどの工夫が必要です。

葉山女子旅きっぷのモデルコースまとめ

ここまで、葉山女子旅きっぷを使ったモデルコースと攻略法をご紹介してきました。女性だけでなく男性も、そしてデートやひとり旅でも、このきっぷ一枚あれば葉山の魅力を余すことなく堪能できます。

デジタルきっぷでお得にスタートし、目的別のモデルコースを参考にしながら、バスや駐車場の攻略法を駆使してみてください。2025年の葉山旅が、あなたにとって最高のリフレッシュになることを願っています。ぜひ、今度の週末は葉山の海風を感じに出かけてみてはいかがでしょうか。

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