箱根はどこの県?住所や天気と観光情報も解説
旅行の計画を立てていると、ふと箱根はどこの県なのか疑問に思うことがありませんか。地図を見るとちょうど県境に位置していますし、ガイドブックでは富士山と一緒に紹介されることも多いので、静岡県だっけ?と迷ってしまうのも無理はありません。実はこの疑問を解決することは、単なる知識としてだけでなく、現地での天気対策や服装選びをするうえで非常に重要です。この記事では、箱根の正しい県名や住所はもちろん、なぜ多くの人が場所を勘違いしてしまうのかという理由や、知っておくと役立つ現地の気候や観光情報をわかりやすく解説します。
- 箱根の正しい行政区分と住所コード
- なぜ静岡県や山梨県と勘違いしやすいのか
- エリアごとの標高差による気温の変化と服装
- 主要な観光スポットの分布とアクセス方法
箱根はどこの県か地図や住所で正解を解説
まずは結論からスッキリさせましょう。箱根という場所が行政上どこに属しているのか、そしてなぜこれほどまでに「どっちの県?」と迷う人が多いのか、地図や住所のデータを見ながら紐解いていきます。私たちが普段何気なく使っている「箱根」という言葉ですが、実は行政的な定義と、観光地としてのイメージには少しズレがあるんです。
箱根町の正式な住所と読み方
結論から申し上げますと、箱根は間違いなく「神奈川県」です。正式な住所表記は以下のようになります。
神奈川県 足柄下郡 箱根町(かながわけん あしがらしもぐん はこねまち)
私自身、初めて箱根へドライブに行った際、カーナビの目的地設定で「神奈川県」から探し始めたものの、「あれ?横浜市や川崎市のような市ではないから、どこにあるんだろう?」と少し戸惑った経験があります。箱根は「市」ではなく「足柄下郡(あしがらしもぐん)」という郡に属する「町」なんですね。
この「足柄下郡」には、箱根町のほかに、同じく温泉地として有名な「湯河原町(ゆがわらまち)」と、美しい石材や漁港で知られる「真鶴町(まなづるまち)」が含まれています。地図で見ると、神奈川県の南西部に突き出したような形をしており、この3つの町は「神奈川県西部の温泉・観光ベルト地帯」として密接な関係にあります。
行政的には、小田原市を中心とした「県西地域(けんせいちいき)」という枠組みで語られることが多く、警察署や保健所などの管轄も小田原とセットになっていることが多いです。ですので、もし旅先で何か困ったことがあって公的な機関を探す場合は、「神奈川県の小田原周辺の管轄」であることを思い出せばスムーズです。
ちなみに、歴史を紐解くと「足柄県」という県が一時的に存在した時期もあったそうですが、現在では揺るぎなく神奈川県の一部です。住所を書く際や、年賀状を送る際などは、自信を持って「神奈川県」と書いてくださいね。
郵便番号で見るエリア区分

横浜で現実逃避作成イメージ
「箱根は神奈川県」ということが分かりましたが、実は箱根町の中は非常に広く、エリアによってまるで別の町のような顔を持っています。これを理解するのに役立つのが郵便番号です。郵便番号は「250」から始まる番号が割り振られていますが、その続きの番号を見ることで、箱根のどのあたりなのかを特定することができます。
例えば、あなたが「箱根の温泉宿を予約した」と言っても、それが玄関口の「湯本」なのか、山頂付近の「芦ノ湖」なのかによって、到着までの時間も気候も全く異なります。主要なエリアの郵便番号と特徴を整理してみました。
| 地域名(大字) | 郵便番号 | 標高・特徴 |
|---|---|---|
| 箱根(Hakone) | 250-0521 | 標高約720m〜。芦ノ湖畔、箱根関所がある行政上の「箱根」狭義エリア。 |
| 元箱根(Motohakone) | 250-0522 | 標高約720m〜。箱根神社や遊覧船乗り場がある観光拠点。 |
| 湯本(Yumoto) | 250-0311 | 標高約100m。箱根の玄関口。小田急線の終着駅があり最も賑やか。 |
| 塔之澤(Tonosawa) | 250-0315 | 湯本のすぐ奥。老舗旅館が立ち並ぶ静かなエリア。 |
| 宮ノ下(Miyanoshita) | 250-0404 | 標高約400m。富士屋ホテルがあるレトロで異国情緒あふれる街。 |
| 強羅(Gora) | 250-0408 | 標高約500m〜。高級別荘地や公園があり、登山鉄道の終点。 |
| 仙石原(Sengokuhara) | 250-0631 | 標高約650m〜。広大なススキ草原や美術館が点在する高原リゾート。 |
こうして見ると、「箱根に行く」と一口に言っても、250-0311(湯本)に行くのか、250-0631(仙石原)に行くのかでは、目的地が全く違うことがわかります。特にカーナビや地図アプリで検索する際は、「箱根」とだけ入力すると町役場や代表地点(芦ノ湖周辺など)が表示されてしまい、本来行きたかった湯本温泉とは車で30分以上離れた場所に案内されてしまう…なんて失敗もよくあります。
予約したホテルや行きたい観光スポットの住所を確認する際は、必ずこの「大字(おおあざ)」や郵便番号までチェックすることをおすすめします。「神奈川県箱根町〇〇」の〇〇の部分こそが、旅の性質を決める重要な鍵なんです。
箱根は何地方の行政区分か
日本の地域区分で言うと、箱根は「関東地方」に含まれます。神奈川県自体が関東地方ですので当然といえば当然なのですが、ここが旅行者の感覚を少し狂わせるポイントでもあります。
ニュースの天気予報を見ていると、「関東甲信越」や「関東南部」という枠組みで予報が出されます。この場合、箱根は神奈川県の西端として扱われます。しかし、実際に箱根に滞在していると、テレビで流れる「東京の天気」や「横浜の天気」とは全く違う空模様であることが頻繁にあります。「関東地方の天気予報では晴れと言っていたのに、箱根山の上は霧で真っ白」という経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
また、インフラ面でもしっかりと関東圏です。電力は東京電力パワーグリッドの管轄ですし、市外局番も小田原と同じ「0460」や「0465」が使われています。言葉に関しても、基本的には標準語(首都圏方言)が通じますが、古くからの地元の方とお話しすると、少し神奈川県西部特有の柔らかい方言を聞くことができるかもしれません。
一方で、観光ガイドブックや旅行サイトの特集ではどうでしょうか。多くの場合、箱根は「富士箱根伊豆国立公園」という枠組みで紹介されます。これは昭和初期に指定された国立公園の名称で、神奈川県の箱根、静岡県の伊豆半島、そして山梨県・静岡県に跨る富士山周辺を含んだ広域観光エリアを指します。
つまり、行政や生活インフラは「関東(神奈川)」ですが、観光ブランドや自然環境の括りでは「富士山・伊豆(静岡・山梨寄り)」という二面性を持っているのです。このギャップこそが、「箱根ってどこの地方?どこの県?」という疑問を生む根本的な原因なのかもしれませんね。
静岡県と隣接する地理的特徴

横浜で現実逃避作成イメージ
「箱根は静岡県じゃないの?」と思ってしまう最大の理由は、実際に静岡県と非常に長い距離で県境を接しているからです。地図で箱根町の境界線をなぞってみると、東側は神奈川県の小田原市や南足柄市ですが、西側と南側はぐるっと静岡県に包囲されているような形をしています。
具体的には、以下のような静岡県の自治体とお隣さん同士です。
- 御殿場市(ごてんばし): 箱根の北西に位置します。アウトレットモールで有名ですが、実は箱根の仙石原エリアからは「乙女峠」というトンネルを抜ければすぐです。車なら15分〜20分程度で行き来できるため、生活圏が一体化している部分もあります。
- 裾野市(すそのし): 箱根の西側に位置します。サファリパークなどが近く、芦ノ湖スカイラインなどを通じて繋がっています。
- 三島市(みしまし): 箱根の南西に位置します。国道1号線(箱根峠)を下っていくと三島市街に出ます。新幹線を利用して関西方面から箱根を目指す場合、この三島駅が「西の玄関口」として機能します。
- 小山町(おやまちょう)・函南町(かんなみちょう): 金時山や箱根峠周辺で接しています。
歴史的に見ても、箱根は「天下の険」と呼ばれ、江戸へ入るための重要な関所(箱根関所)が置かれていました。これは言い換えれば、ここが「国境(くにざかい)」であったことを意味します。かつての相模国(神奈川)と伊豆国・駿河国(静岡)の境界線が、そのまま現在の県境になっているのです。
また、現代の旅行者にとっても、この県境は非常に曖昧です。例えば、芦ノ湖スカイラインや箱根スカイラインといった絶景ドライブコースを走っていると、知らず知らずのうちに神奈川県と静岡県を行ったり来たりすることになります。展望台から見る富士山があまりに大きくて美しいため、「ここはもう静岡県なんだな」と錯覚してしまうのも無理はありません。
このように、住所としての線引きは神奈川県にありますが、地理的・感覚的には「静岡県東部エリアとも一体化した広域リゾート」と捉えておくのが、旅を楽しむ上での正解と言えるでしょう。
車のナンバープレートの地域
ドライブ旅行で気になるのが、行き交う車のナンバープレートです。「その土地に来たな」と実感する瞬間でもありますよね。では、箱根町に住んでいる人の車には、どこのナンバーが付いていると思いますか?
正解は、なんと「湘南(しょうなん)ナンバー」なんです。
「えっ、湘南って海のイメージじゃないの?山の中の箱根も湘南なの?」と驚かれる方も多いですが、実は「湘南ナンバー」の管轄エリアは非常に広いんです。有名な藤沢市、茅ヶ崎市、鎌倉市といった海沿いのエリアだけでなく、平塚市、小田原市、そして足柄下郡(箱根町・湯河原町・真鶴町)までが含まれています。
そのため、箱根の山道を走っている地元のタクシーやバス、宿の送迎車などは、みんな「湘南」ナンバーを付けています。海のリゾートイメージが強い「湘南」ブランドですが、実は山岳リゾートである箱根もその一員なんですね。これはちょっとした旅のトリビアとして面白いポイントです。
小田原駅周辺でレンタカーを借りると、ほとんどの場合「湘南ナンバー」の車が配車されます(「わ」ナンバー)。もしドライブ中に道を譲ってもらったりした車が湘南ナンバーだったら、「地元の人が親切にしてくれたんだな」と思っても良いかもしれません。
箱根はどこの県か把握して観光を楽しもう
さて、箱根が「神奈川県だけど、地理的には静岡県に食い込んでいる山岳地帯」ということがわかったところで、この知識を実際の旅行計画にどう落とし込むか、実践的な情報をお伝えします。「県」の違い以上に重要なのが、実は「標高」の違いです。ここを甘く見ていると、せっかくの旅行が寒さで台無しになってしまうこともあります。
標高による気温差と服装

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私が箱根旅行のアドバイスを求められたとき、真っ先に伝えるのが「箱根は場所によって季節が違う」ということです。「神奈川県だから、横浜や東京と同じような服装で大丈夫だろう」という油断は禁物です。
気象学的な一般則として、標高が100メートル上がるごとに気温は約0.6度下がると言われています(湿潤断熱減率)。これを箱根の高低差に当てはめると、驚くべき温度差が見えてきます。
| エリア | 標高(約) | 東京・横浜との気温差(目安) | 体感と服装のアドバイス |
|---|---|---|---|
| 箱根湯本 | 97m | ±0℃ 〜 -1℃ | 都心とほぼ変わりません。到着時は暖かく感じても、山へ登るにつれて冷えていくので注意が必要です。 |
| 強羅・宮ノ下 | 400m〜500m | -2℃ 〜 -3℃ | 少し空気がひんやりします。夏場は涼しくて快適ですが、春や秋は薄手の羽織ものが欲しくなります。 |
| 仙石原・芦ノ湖 | 650m〜730m | -4℃ 〜 -6℃ | 完全に別世界です。都心が秋でもここは初冬。風を遮るものがない芦ノ湖畔などは、体感温度がさらに下がります。 |
| 大涌谷 | 1,044m | -6℃ 〜 -10℃ | 季節が一つ進んでいると考えてください。真夏でも涼しく、冬は極寒です。強風が吹くことも多いので防寒対策は必須です。 |
特に注意が必要なのが、春(3月〜4月)と秋(10月〜11月)です。都心ではコートがいらない陽気でも、芦ノ湖や大涌谷ではダウンジャケットが欲しくなる寒さということが頻繁にあります。また、冬場はスタッドレスタイヤやチェーンがないと車でたどり着けないことも多いです。
過去の統計データを見ても、箱根(芦ノ湖畔)の平均気温は都心より約5度〜7度低い傾向にあります。(出典:気象庁『過去の気象データ検索』)
箱根に行く際は、「脱ぎ着しやすい重ね着スタイル」が基本です。麓の湯本では脱いで、ロープウェイで山頂に向かうにつれて着込む。この調整ができる準備をしておくことが、快適に観光を楽しむ秘訣です。
主要な観光スポットの分布

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箱根は非常に広いエリアですが、観光スポットは大きく分けて5つのクラスター(塊)に分かれています。それぞれの特徴を知ることで、自分の目的に合ったエリアを選ぶことができます。
1. 箱根湯本エリア:賑わいの玄関口
小田急ロマンスカーの終点であり、箱根の表玄関です。駅前には「あじさい橋」がかかり、土産物店や食べ歩きグルメが充実した商店街が続きます。日帰り温泉施設も多く、到着してすぐ、あるいは帰る直前に温泉とグルメを楽しむのに最適です。 もし食べ歩きに興味があるなら、こちらの記事で詳しく紹介していますので参考にしてみてください。 箱根湯本 食べ歩き マップ:2025年最新版!失敗しないグルメコース
2. 強羅・宮ノ下エリア:歴史と文化の交差点
箱根登山鉄道で急勾配を登った先にあるエリアです。「富士屋ホテル」に代表される明治時代からの外国人避暑地としての歴史と、モダンな文化が融合しています。「彫刻の森美術館」は広大な野外展示が魅力で、子供連れでも楽しめます。また、「箱根小涌園ユネッサン」という水着で遊べる温泉テーマパークもあり、ファミリー層に絶大な人気を誇ります。
3. 大涌谷エリア:地球の息吹を感じる
現在も火山活動が続く箱根のシンボル的スポットです。ロープウェイから見下ろす荒涼とした大地と、立ち上る白煙は圧巻です。ここで作られる名物「黒たまご」は、一つ食べると寿命が7年延びると言われています。ただし、火山ガスの濃度によっては立ち入り規制がかかることもあるので、訪問前に運行状況をチェックしましょう。
4. 仙石原エリア:高原のアートと自然
カルデラ湖の底だった場所が湿原となったエリアです。秋の「仙石原すすき草原」は黄金色の絨毯が一面に広がり、幻想的な風景を作り出します。また、「ポーラ美術館」や「箱根ガラスの森美術館」など、質の高い美術館が集中しており、大人の落ち着いた休日を過ごすのにぴったりです。
5. 芦ノ湖・元箱根エリア:絶景とパワースポット
富士山を望むカルデラ湖、芦ノ湖を中心としたエリアです。湖上に浮かぶ海賊船は箱根観光のハイライトの一つ。そして、湖畔に鎮座する「箱根神社」や「九頭龍神社」は、関東屈指のパワースポットとして有名です。湖の中に立つ「平和の鳥居」は、撮影待ちの行列ができるほどの人気スポットになっています。
これらのエリア間は、登山鉄道、ケーブルカー、ロープウェイ、海賊船、バスといった「箱根ゴールデンコース」と呼ばれる交通機関で結ばれています。乗り物を乗り継ぐこと自体がアトラクションのような楽しさがありますよ。
温泉地としての箱根の魅力
「箱根といえば温泉」ですが、実は単一の泉質ではありません。「箱根二十湯(はこねにじっとう)」と呼ばれるほど、多くの温泉場が集まっており、場所によってお湯の色も効能も驚くほど違います。
例えば、玄関口の「箱根湯本温泉」は、無色透明の「単純温泉」や「アルカリ性単純温泉」が多く、肌当たりが柔らかいのが特徴です。刺激が少ないので、赤ちゃんからお年寄りまで安心して入れますし、古い角質を落としてくれる美肌の湯としても人気です。
一方、標高の高い「仙石原温泉」や「強羅温泉(一部)」では、大涌谷から引き湯をした「酸性-カルシウム・マグネシウム-硫酸塩泉」などが楽しめます。これらは白濁しており、硫黄の香りが漂う「これぞ温泉!」という雰囲気のお湯です。殺菌力が強く、切り傷や皮膚病に良いとされていますが、肌が弱い人は長湯に注意が必要です。
このように、「どこの県?」と迷うような複雑な地形と火山活動のおかげで、箱根では狭いエリア内で「湯めぐり」をして泉質の違いを楽しむという贅沢な体験が可能です。宿泊する宿を選ぶ際は、料理や部屋だけでなく、「どこのエリアで、どんな泉質のお湯なのか」もチェックポイントに加えてみてください。
交通アクセスのルート比較
最後に、箱根へのアクセス方法を整理しましょう。「神奈川県にある」という事実を踏まえると、ルート選びの最適解が見えてきます。
東京方面からの王道ルート
新宿から出発する小田急ロマンスカーが最もポピュラーで快適です。「特急はこね」に乗れば、新宿から箱根湯本まで乗り換えなしで約75分〜90分。全席指定で駅弁を食べながら優雅に移動できます。特に展望席がある「GSE(70000形)」は予約必須の人気車両です。 コストを抑えたい場合は、小田急線の急行や快速急行を利用して小田原駅まで行き、そこで箱根登山線に乗り換える方法もあります。また、「バスタ新宿」から仙石原・桃源台へ直行する高速バスも、乗り換えの手間がなく、寝ている間に目的地に着くので便利です。
関西・名古屋方面からのアクセス
新幹線を利用する場合、神奈川県の「小田原駅」がハブになります。ただし、最速の「のぞみ」は小田原駅を通過してしまうため、「ひかり」か「こだま」を利用する必要があります。「ひかり」は小田原に停車する本数が少ない(2時間に1本程度)ので、時刻表の確認が必須です。
また、裏技的なルートとして、静岡県の「三島駅」を利用する方法もあります。三島駅から東海バス(オレンジ色のバス)に乗れば、箱根峠を越えて元箱根・箱根町港(芦ノ湖)まで約50分で到着できます。芦ノ湖エリアに宿泊する場合や、西側から攻めたい場合には、小田原を経由するよりもスムーズな場合があります。
現地での移動手段に迷ったら、乗り放題のお得な切符についても検討してみてください。こちらの記事で詳しく解説しています。 箱根フリーパス お得か:料金シミュレーションと元を取るモデルコース
箱根はどこの県か理解し旅へ
ここまで詳しく見てきた通り、箱根は行政上は間違いなく「神奈川県」です。しかし、その実態は、富士山の裾野として静岡県と深く結びつき、標高差によって独自の気候と生態系を持つ、県境を超越した一大リゾート地でした。
「住所は神奈川県だけど、山の上の気候は高原リゾート。アクセスは小田原からも静岡・三島からも可能」
この感覚を持って箱根を訪れれば、服装選びで失敗することもありませんし、渋滞を避けて賢くルートを選ぶこともできるはずです。神奈川県が誇る、でもちょっと静岡県とも仲良しな「箱根」の旅を、ぜひ存分に楽しんできてくださいね。芦ノ湖の遊覧船から見る富士山は、ここが何県であろうと関係なく、日本一の絶景ですよ。
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