2025年版箱根フリーパスはお得か?料金改定後の損益分岐点を検証
2025年10月の価格改定を受けて、「箱根フリーパスは本当にお得か?」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。以前のように「とりあえず買っておけば間違いない」という状況ではなくなり、旅のスタイルによっては元が取れないケースも確実に増えています。特に、新幹線などでアクセスして小田原発のパスを検討している方や、タイトなスケジュールの日帰り旅行を計画している方にとって、値上げ後の料金体系における損益分岐点は非常にシビアで気になるところですよね。また、山の天気特有の雨の日におけるリスクや、ロマンスカー利用時の総額など、購入前に知っておくべき「落とし穴」も多々あります。
この記事では、箱根エリアを何度も旅してきた私が、実際に電卓を叩いて計算し導き出した具体的なデータをもとに、皆さんの旅のプランでパスを買うべきかどうかを判断するための材料を余すところなく提供します。ガイドブックには載っていない、リアルなお金の話をしましょう。
この記事を読むことでわかること
- 2025年の価格改定後における箱根フリーパスの厳密な損益分岐点
- 「美術館巡り」や「温泉直行」など、実は元が取れない具体的なパターン
- 小田原発パスの購入メリットや、雨天時のリスク管理についての現実的な解
- 定番コースや車利用時など、具体的なシチュエーション別のお得度判定
2025年の箱根フリーパスはお得か徹底分析
「箱根フリーパスを買えば、とりあえず旅費全体が安くなる」というかつての常識は、2025年の価格改定によって少し複雑なものになりました。もちろん、多くの旅行者にとって依然として強力なツールであることに変わりはありませんが、何も考えずに購入すると、結果的に割高になってしまうこともあります。まずは、最新の料金体系と、どのような場合に「損」をしてしまうのか、そのメカニズムを詳しく紐解いていきましょう。
改定後の値段と元が取れないケース

横浜で現実逃避作成イメージ
2025年10月1日から実施された運賃改定により、箱根フリーパスの販売価格も上昇しました。ここで私たちが冷静に見るべきなのは、フリーパス自体の値上げ幅だけでなく、個別の運賃も同時に値上げされているという点です。そのため、単純に「パスが高くなったから損になった」とは言い切れないのが、この問題の面白いところであり、ややこしいところでもあります。
まずは、皆さんが最も利用するであろう主要な発着駅からの料金(大人・2日間有効)を整理しておきます。
| 発駅 | 大人料金(2日) | 小児料金(2日) | 特徴・備考 |
|---|---|---|---|
| 新宿 | 7,100円 | 1,600円 | 小田急線往復運賃が含まれており、割引率が高い標準的なパス |
| 小田原 | 6,000円 | 1,500円 | 現地までの交通費は別。箱根エリア内での乗り放題のみ |
| 町田 | 6,820円 | 1,600円 | 神奈川県央エリアからの利用者向け |
この価格設定を踏まえた上で、私が計算した結果、明確に「元が取れない」典型的なケースが浮き彫りになりました。それはズバリ、「箱根ロープウェイと箱根海賊船に乗らない」というパターンです。箱根フリーパスの価格設定は、高額なロープウェイと海賊船の利用を前提に設計されていると言っても過言ではありません。
元が取れない具体的なシチュエーション

横浜で現実逃避作成イメージ
例えば、「温泉おこもり型」の旅です。箱根湯本駅からバスや登山電車で宿へ直行し、ずっと宿の中で過ごして、翌日そのまま帰る場合。このケースでは、支払う運賃は往復で高くても2,000円〜3,000円程度で済んでしまいます。6,000円以上のフリーパスを買うと、実に半額近くをドブに捨てることになりかねません。
また、「美術館巡り特化型」も要注意です。仙石原周辺にはポーラ美術館や箱根ガラスの森美術館など素晴らしい施設が集まっていますが、これらをバスだけで巡る場合も、損益分岐点を超えるのは至難の業です。箱根のバス運賃は距離制で比較的高め(例:箱根湯本〜仙石原で片道1,000円弱)ですが、それでもパスの価格を回収するには、1日に何度も長距離移動を繰り返す必要があります。各施設の入場料割引特典(1施設あたり100円〜200円引き程度)を積み上げても、運賃の赤字分を埋めるには足りないことが多いのです。もし今回の旅のテーマが「宿でのんびり」や「美術館ホッピング」なら、潔くICカード(PASMO/Suica)での都度払いを選択することをおすすめします。
小田原発の損益分岐点と買い方
新幹線で関西方面から来る方や、JR東海道線を利用する方にとって、小田原駅で購入する「小田原発フリーパス(2日間有効・6,000円)」がお得かどうかが最大の関心事かと思います。新宿発のパスには往復の電車賃が含まれているためお得感が出やすいのですが、小田原発は純粋に「箱根エリア内の移動だけ」で6,000円分を使わなければなりません。これは一見すると高いハードルに見えます。
しかし、結論から言うと、「大涌谷へ行き、芦ノ湖を船で渡る」という行動をとるなら、確実に元が取れます。
勝敗を分ける2つの乗り物

横浜で現実逃避作成イメージ
損益分岐点のカギを握るのは、以下の2つの高額な乗り物です。
- 箱根ロープウェイ: 早雲山〜桃源台(往復運賃は約3,000円相当)
- 箱根海賊船: 桃源台〜元箱根・箱根町(往復運賃は約2,200円相当)
計算してみてください。この2つを組み合わせるだけで、合計金額は5,000円を超えます。これに、小田原から箱根湯本までの電車賃や、強羅までの登山電車、あるいは港から駅へ戻るバス代を加算すれば、いとも簡単に6,000円のラインを突破します。つまり、小田原発のパスであっても、「山を登って湖を渡る」という王道の観光ルートを辿る限り、損をする心配はほぼありません。
【重要】小田原発パスの賢い買い方 小田原駅の小田急線改札窓口は、週末の午前中、フリーパスを求める観光客で長蛇の列になります。ここで30分も並んで時間をロスするのは非常にもったいないです。以下の方法でスムーズに入手しましょう。
- EMot(エモット)アプリ: スマートフォンで購入し、改札やバスで見せるだけのデジタルチケット。これが一番速いです。
- セブンイレブン発券: セブンチケットで事前に申し込み、お近くのセブンイレブンのレジで支払・発券が可能です。現地に着いてから慌てる必要がありません。
- 自動券売機: 窓口が混んでいても、券売機なら比較的空いています。ただし、操作に慣れていないと少し時間がかかるかもしれません。
日帰り旅行でのコスパを判定
「箱根フリーパスは2日間有効または3日間有効しかない。日帰りで使うのはもったいないのでは?」と躊躇する方も多いでしょう。確かに、有効期間を半分しか使わないわけですから、直感的には損をした気分になります。しかし、計算してみると、特に新宿発の場合、日帰りでも十分にお得になるケースが多いことがわかります。
新宿発なら日帰りでも「勝ち」やすい
具体的な数字で見てみましょう。新宿〜小田原間の小田急線通常運賃は、往復で約1,800円(IC利用時)です。新宿発のフリーパス価格(7,100円)からこの往復運賃を差し引くと、実質的に箱根エリア内で使うべき金額は「5,300円」となります。
先ほど「小田原発の損益分岐点」で触れた通り、ロープウェイと海賊船を利用して主要スポットを一周するコース(通称ゴールデンコース)を回れば、現地での交通費総額は約6,000円〜6,500円程度になります。つまり、実質コストの5,300円を余裕でクリアできるのです。日帰りであっても、新宿から電車で往復し、現地でアクティブに動き回るなら、フリーパスを買わない手はありません。
日帰りの注意点:時間との勝負
ただし、日帰りの場合は時間が限られているため、予定通りに回れないリスクがあります。例えば、お昼ご飯のお店で1時間並んでしまったり、温泉にゆっくり入りすぎてしまったりすると、予定していたロープウェイに乗る時間がなくなるかもしれません。そうなると、結果的に元が取れなくなる可能性があります。「朝は早めに出発して、確実に一周する」という強い意志と計画性がある場合のみ、日帰りでの購入をおすすめします。「お昼過ぎに到着して、ちょっと観光する」程度なら、フリーパスは買わずに都度払いの方が無難でしょう。
雨の日は買うべきでない理由

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私が個人的に、この記事の中で最も声を大にしてお伝えしたいのが、「天候リスク」についてです。箱根フリーパスの経済的価値の源泉である「箱根ロープウェイ」と「箱根海賊船」は、天候に非常に左右されやすい乗り物だということを忘れてはいけません。
箱根の山は天気が変わりやすく、特に大涌谷周辺は強風が吹きやすいエリアです。風速が一定を超えると、ロープウェイはすぐに運休になります。また、芦ノ湖も濃霧が発生しやすく、視界不良で海賊船が運休になることもしばしばあります。
雨や強風時の決定的なデメリット
- 運休リスク: これらが運休すると、代替輸送はバスになります。バスはフリーパスで乗れますが、単価の高いロープウェイや船に乗れない時点で、金銭的なメリットは消滅します。
- 満足度の著しい低下: 仮に動いていたとしても、雨で真っ白な霧の中を進むロープウェイや、雨風が強くてデッキに出られない海賊船は、単なる移動手段でしかなく、観光としての価値は半減以下です。
- 払い戻しの壁: 「やっぱりやめた」と思っても、一度でも電車やバスに乗って使い始めてしまっていたら、全額払い戻しはできません。規定に基づく計算式で払い戻し額が決まりますが、ほとんど返ってこないと思った方が良いでしょう。
もし、出発当日の朝の天気予報が雨や荒天なら、私は勇気を持ってフリーパスの購入を見送ることをおすすめします。その場合はプランを変更し、雨でも楽しめる美術館巡り(バス運賃をICカードで都度払い)に切り替えるのが、お財布にも心にも優しい選択です。「お得かどうか」以前に、「楽しめるかどうか」が旅の質を決めますから。
ロマンスカー利用時の総額計算

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初めて箱根に行く方が意外と勘違いしやすいポイントですが、箱根フリーパスに特急ロマンスカーの特急料金は含まれていません。フリーパスに含まれているのは、あくまで「乗車券(運賃)」の部分だけです。
「せっかくの旅行だから、行きはロマンスカーで駅弁を食べながら優雅に行きたい」と考えるなら、別途特急券の購入が必要です。2025年時点での予算感として、総額がいくらになるのかシミュレーションしておきましょう。
新宿発・ロマンスカー往復利用時の総額イメージ
- 箱根フリーパス(2日間有効): 7,100円
- 特急ロマンスカー特急券(新宿〜箱根湯本・往復): 約2,500円前後 ※チケットレス割引や車種、時間帯によって多少変動します。
- 合計出費: 約9,600円〜
このように、大人1人あたり約1万円弱の出費となります。これを高いと見るか安いと見るかは人それぞれですが、新宿から箱根湯本まで乗り換えなしで約75分〜90分という快適さは、通勤電車(急行など)での移動とは雲泥の差があります。特に週末の急行電車は混雑して座れないことも多いため、体力温存の意味でもロマンスカーの価値は高いです。この「約1万円」という総額に見合うだけの体験(現地での周遊)ができるかどうかが、判断の分かれ目になります。
ちなみに、ロマンスカーの予約は乗車日の1ヶ月前から始まります。人気の展望席(GSEなど)は発売開始と同時に売り切れることもあるので、フリーパスを買う前に特急券だけ先に確保しておくのが賢い旅の準備です。
箱根フリーパスはお得かをモデルコースで検証
ここからは、机上の計算だけでなく、具体的な旅行プラン(モデルコース)に当てはめて、どれくらいお得になるのか、あるいは損をするのかをシミュレーションしてみましょう。数字で見ると、自分の旅行スタイルに合っているかが一目瞭然になります。
定番ゴールデンコースの周遊効果
のルートを示した模式図。モデルコースの周遊効果を説明。.jpg)
横浜で現実逃避作成イメージ
箱根を初めて訪れる方の9割が選ぶであろう、まさに王道中の王道、「箱根ゴールデンコース」。これは、箱根湯本駅から反時計回りに進み、様々な乗り物を乗り継いで箱根の山と湖を制覇するルートです。
モデルコース詳細(新宿発・1泊2日想定)
- 新宿駅から小田急線で箱根湯本駅へ
- 箱根登山電車で急勾配を登り強羅駅へ
- 箱根登山ケーブルカーで早雲山駅へ
- 箱根ロープウェイで地獄谷の絶景を見ながら大涌谷駅へ(黒たまごを食べる)
- 再びロープウェイで桃源台駅へ
- 箱根海賊船で芦ノ湖を優雅にクルーズし元箱根港へ(箱根神社参拝)
- 箱根登山バスで箱根湯本駅へ戻る
- 小田急線で新宿駅へ帰る
このルートを、フリーパスを使わずに個別の切符やICカードで回った場合、総額はいくらになるでしょうか。2025年の改定運賃ベースで計算すると、合計で約7,800円〜8,000円程度になります。特にロープウェイと海賊船の片道運賃だけで合計3,000円以上かかるのが大きく響きます。
これに対し、新宿発の箱根フリーパスは7,100円です。つまり、このコースをただ回るだけで、確実に約700円〜1,000円近くお得になる計算です。さらに、途中で立ち寄るかもしれない「箱根強羅公園」は、通常550円の入園料がかかりますが、フリーパスを提示すればなんと無料になります。これを加えれば、お得額は1,500円近くに跳ね上がります。初めての箱根旅行でこのルートを選ぶなら、迷わず「買い」です。いちいち切符を買う手間が省けるタイムパフォーマンスの良さも考慮すれば、メリットは絶大です。
相鉄線ユーザーの意外なメリット
意外と知られていないのですが、横浜エリアや海老名、大和方面にお住まいの相鉄線ユーザーの方に朗報です。実は、小田急線各駅だけでなく、「相鉄線発の箱根フリーパス」というものが存在します。
これは、相鉄線各駅から海老名駅(または湘南台駅)までの往復運賃と、小田急線の海老名〜小田原間の往復運賃、そして箱根フリーパスの機能が全てセットになったものです。例えば、横浜駅や二俣川駅から出発する場合、わざわざ新宿まで出る必要もありませんし、小田原駅まで個別に切符を買う必要もありません。
特に海老名駅で小田急線に乗り換えるルートは非常にスムーズで、ロマンスカーの停車駅でもあるため、そこから特急に乗ることも可能です。料金的にも、個別に払うより割安に設定されていることが多く、何より1枚の切符(またはPASMOなどのIC連携)で完結する利便性が魅力です。相鉄沿線にお住まいの方は、いつもの駅の券売機や窓口で設定を確認してみてください。「灯台下暗し」で、新宿経由よりも安く、速く箱根に行けるかもしれません。
車でのアクセスと駐車場の活用
「うちは家族みんなで車で行くから、電車のパスなんて関係ないよ」と思っていませんか?実は、2025年の交通事情を考えると、車派こそフリーパスを活用すべき賢いシーンがあります。
箱根の道路事情、特に週末や連休の混雑は年々深刻化しています。国道1号線の箱根湯本駅前、宮ノ下交差点、そして大涌谷駐車場の入場待ち渋滞は、ドライバーの精神を削る過酷なものです。せっかくの旅行なのに、数時間を渋滞の中で過ごすのはもったいないですよね。
「パーク&ライド」という賢い選択
そこで提案したいのが、「パーク&ライド」です。車は小田原駅周辺や、箱根湯本駅の少し手前のコインパーキングに停めてしまいます。そこから「小田原発の箱根フリーパス」を購入し、電車やロープウェイで周遊するのです。
車+フリーパスのメリット
- 渋滞知らず: 登山電車やロープウェイは渋滞とは無縁。時間が読めるので観光プランが立てやすい。
- 大涌谷へのスムーズなアクセス: 車だと駐車場に入るだけで1時間待ちもザラな大涌谷へ、ロープウェイなら空から優雅にアクセスできます。
- お酒が飲める: これが最大のメリットかもしれません。運転をお父さん(またはお母さん)一人が負担するのではなく、みんなでビールや地酒を楽しみながら移動できます。宿に着くまでの我慢は不要です。
駐車料金が別途かかりますが、ガソリン代の節約や、何より「時間と心の余裕」を買うと考えれば、十分に検討に値する選択肢です。実際、小田原駅周辺には24時間停めても比較的安価な駐車場が多くあります。
リピーターは都度払いが賢い選択
一方で、これまでに何度も箱根を訪れているリピーターの方は、無理にフリーパスを買う必要はないかもしれません。私自身もそうですが、2回目、3回目の箱根となると、「今回は強羅のあの宿に泊まって、温泉でゆっくりするのがメイン。観光は近くの美術館を1つ見るだけ」といった、ピンポイントな滞在になることが多いからです。
このような「全周しない旅」の場合、フリーパス(6,000円〜)を買うと、数千円単位で損をすることになります。移動区間が限られているなら、ICカード(PASMOやSuica)でピッとかざして乗るのが一番安上がりで、無駄がありません。
「箱根のんびりきっぷ」という選択肢
また、もし電車とケーブルカーだけは何度か乗り降りしたいという場合は、小田急・箱根登山鉄道が販売している「箱根のんびりきっぷ」(トコトコきっぷ等)を検討してみてください。これはロープウェイや海賊船には乗れませんが、小田原〜早雲山間の電車・ケーブルカーが乗り放題になる安価なチケットです。自分の行動範囲に合わせてチケットを使い分けるのが、旅慣れた上級者のテクニックと言えるでしょう。(出典:小田急箱根『箱根ナビ』)
結論として箱根フリーパスはお得か
長くなりましたが、最後に2025年における箱根フリーパスの「お得か否か」の判断基準を、極めてシンプルにまとめます。
あなたがこれから計画している箱根旅行で、「箱根ロープウェイに乗って大涌谷へ行き、さらに箱根海賊船に乗るつもりですか?」
- 答えがYESなら: 箱根フリーパスは間違いなくお得です。迷わず買ってください。
- 答えがNOなら: フリーパスを買うと損をする可能性が高いです。都度払いか、別の企画切符を検討してください。
これが、複雑な料金体系と数多のモデルコースを検証し尽くした末にたどり着いた、最も確実な「損益分岐点」の判定方法です。皆さんの箱根旅行が、賢い選択でより充実したものになることを願っています。良い旅を!
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