「横浜で一番長い階段はどこ?」「段数が多い階段はできれば行きたくない」「坂の多い横浜を、なるべく疲れずに移動したい」と気になっていませんか。
横浜は海沿いの平坦な街という印象がありますが、少し内陸に入ると高台の住宅地や急な坂、長い階段が現れます。地図では近く見える場所でも、実際には大きな高低差があることも珍しくありません。
先に結論をお伝えすると、横浜の長い階段として有力なのは、保土ケ谷区にある「釜台つづら坂」です。地域情報サイト「はまれぽ.com」が2011年に行った調査では262段と数えられ、横浜市保土ケ谷区の公式ページでも延長163m・高低差38mという規模が紹介されています。
ただし、262段という数字は横浜市が認定した「市内最長記録」ではありません。また、階段の「長さ」には段数・水平距離・高低差など複数の測り方があります。したがって、横浜市のすべての階段を対象にした現在の公式1位が確定しているわけではない点は押さえておきましょう。
この記事では、段数が調査された横浜の長い階段6か所を紹介し、行きたくないと感じる理由、避けるための考え方、山手・野毛山・根岸森林公園などを楽に訪れる方法を解説します。体力に不安がある人や、シニア、ベビーカー・車いす利用者とのお出かけにも役立つよう、移動の判断ポイントを整理しました。
この記事の結論
- 段数で注目されるのは、保土ケ谷区の釜台つづら坂(過去の調査で262段)。
- ほかにも森浅間神社、フェリス女学院横、根岸小学校裏など、200段を超える階段の調査記録がある。
- 紹介する段数は主に2011年の現地調査記録で、現在の実測値や公式ランキングではない。
- 階段を避けたいなら「最短距離」より「高低差・バス停・エレベーター」を先に確認する。
- 横浜で一番長い階段はどこ?有力候補は釜台つづら坂
- 横浜の長い階段6か所を比較|調査記録と場所の目安
- 1.釜台つづら坂|保土ケ谷区で延長・高低差ともに区内トップ
- 2.森浅間神社の階段|磯子区の高台へ向かう長い参道
- 3.フェリス女学院横の階段|山手観光で注意したい西野坂
- 4.根岸小学校裏の階段|住宅街の高低差を実感する224段
- 5.磯子区東町の階段|根岸駅周辺にある190段の記録
- 6.七曲りの階段|中区根岸周辺で折れ曲がる150段
- 元記事にあった野毛山・根岸森林公園・日限山などはどう考える?
- 横浜に長い階段が多いのはなぜ?地形と街の成り立ち
- 横浜で長い階段を避ける7つの方法
- シニア・子連れ・車いす利用者が特に確認したいこと
- 階段を避けて横浜観光するなら、どのエリアがいい?
- 横浜で引っ越し先を探す人へ|長い階段を避けるチェックポイント
- 横浜で一番長い階段についてよくある質問
- まとめ|横浜で一番長い階段を知りたい人も、行きたくない人も
横浜で一番長い階段はどこ?有力候補は釜台つづら坂
「横浜で一番長い階段」という質問には、何を基準にするかによって答えが変わります。街の階段を段数で比較するのか、階段が続く道の長さを測るのか。それとも階段で上がる高低差を見るのか。この違いを整理すると、情報を誤解しにくくなります。
過去の段数調査では釜台つづら坂が262段で暫定トップ
地域情報サイト「はまれぽ.com」は2011年、「基本的に24時間、誰でも通行可能」といった条件を設けて、横浜の階段の段数を調査しました。調査の第3弾で、それまでの記録を上回ったのが保土ケ谷区釜台町の釜台つづら坂・262段です。
この調査は、対象となる階段を一つずつ訪れて段数を数えたものです。そのため、誰でも入れる街の階段を知る手がかりとして価値があります。ただし、調査日から年月が経過していること、横浜市内の全階段を網羅した公的な統計ではないことに注意が必要です。
横浜市の公式情報で確認できるのは延長163m・高低差38m
横浜市保土ケ谷区の公式ページ「保土ケ谷の坂道」では、釜台つづら坂の延長を163m、高低差を38mと紹介しています。いずれも同区内の階段で第1位と案内されている数字です。
ここで重要なのは、「保土ケ谷区内で延長・高低差が第1位」と「横浜市内で段数が第1位」は別の主張だということ。市の公式資料と地域メディアの過去の計測結果を分けて理解することで、検索情報の正確さを保てます。
参考:横浜市保土ケ谷区「保土ケ谷の坂道」/はまれぽ.com「横浜で一番段数の多い階段はどこの階段?Vol.3」
「長い」「急」「きつい」は同じ意味ではない
例えば、段数が多くても一段が低く、途中に平らな踊り場があれば、休みながら歩ける場合があります。逆に段数が比較的少なくても、一段が高い、勾配が急、手すりが使いにくいといった条件が重なると、負担が大きく感じられます。
観光で大切なのは記録そのものよりも、目的地に着くまで安全に移動できるかどうかです。「一番長い階段だから大変」と決めつけるのではなく、階段を避ける道があるか、休める場所があるか、交通機関に切り替えられるかまで確認しましょう。
横浜の長い階段6か所を比較|調査記録と場所の目安
まずは、段数が具体的に記録された6か所を比較します。表は2011年の「はまれぽ.com」の調査結果を中心に整理したものです。現在の公式ランキングではなく、過去の記録を段数順に並べています。
| 階段・エリア | 過去の調査段数と特徴 |
|---|---|
| 釜台つづら坂 保土ケ谷区釜台町 |
262段。市の資料で延長163m・高低差38mを確認できる。 |
| 森浅間神社の階段 磯子区森 |
255段。高台の神社へ向かう長い参道。数え方によって異なる記録もある。 |
| フェリス女学院横の階段 中区山手町 |
244段。山手の高台へ向かう階段道。西野坂とも呼ばれる。 |
| 根岸小学校裏の階段 磯子区・根岸駅周辺 |
224段。高台へ続く、折れ曲がった階段。 |
| 磯子区東町の階段 磯子区東町 |
190段。丘へ向かう住宅街の階段。 |
| 七曲り(ななまがり)の階段 中区根岸周辺 |
150段。折れ曲がりながら高台へ上がる階段。 |
※段数は過去の取材時の計測値です。階段の改修、測り始める位置、踊り場の扱いによって数字が変わる可能性があります。特に森浅間神社は別の調査で244段とする記録もあるため、255段を最新の確定値とは扱いません。
それでは、それぞれの階段について「どんな場所か」「行きたくないと感じる場面は何か」「どう回避を考えるか」を順番に見ていきましょう。
1.釜台つづら坂|保土ケ谷区で延長・高低差ともに区内トップ
横浜で一番長い階段を知りたい人が、最初にチェックしたいのが釜台つづら坂です。場所は横浜市保土ケ谷区釜台町。相鉄線の上星川駅に近い、国道16号の「上星川駅前」交差点付近から高台へ続いています。
262段の階段が続く、生活道路としての坂
横浜市の案内では、坂の入口は国道16号から大池道路へ向かう途中にあり、歩道橋のたもとが目印です。名前は地域の愛称募集によって付けられ、2004年度には全面改修が行われたと紹介されています。
「つづら坂」の名前どおり、道が折れ曲がりながら上がっていくのが特徴です。下から上まで一直線に見渡せる階段とは違い、曲がった先にも段差が続いているため、初めて訪れると終点までの距離をつかみにくいでしょう。
階段の先は住宅地につながります。写真を撮るためだけの観光施設ではなく、地域の人の生活に関わる道です。訪れる際は通行を妨げず、住居や通行人を無断で撮影しないよう配慮してください。
行きたくない理由は、段数だけでなく高低差
262段という段数はもちろん、公式資料で38mとされる高低差も見逃せません。上りでは一定時間、脚の筋肉を使い続けます。下りでは疲れた脚で足元を確認する必要があり、上りより不安を感じる人もいます。
特に雨の日や暗い時間帯、重い買い物袋を持っている日には、いつもの階段でも移動の負担が増えます。段数だけを見て「何分で上れる」と決めず、途中で止まれる余裕を持つことが大切です。
階段を避けたい場合の考え方
上星川駅から高台の目的地へ向かう場合、まずは行き先の住所と道路側の入口を確認します。釜台つづら坂を通る徒歩経路だけでなく、車道・バス路線を利用する経路が成立するか、地図アプリで比べてみましょう。
重要なのは「近くに道路がある=負担の少ない迂回路がある」とは限らないことです。周辺には別の坂もあるため、迂回すれば必ず楽になるとは言えません。階段を通れない場合は、交通事業者に乗車できる区間を確認するか、目的地側までタクシーを利用する方法も検討してください。
2.森浅間神社の階段|磯子区の高台へ向かう長い参道
森浅間神社は、横浜市磯子区森2丁目にある神社です。高台へ向かう参道の階段は、2011年の「はまれぽ.com」の調査で255段と記録され、釜台つづら坂が登場するまでは暫定トップとして紹介されていました。
段数は調査によって異なるため注意
森浅間神社については、2026年に公開された別の階段記録サイトで244段と紹介されている例もあります。どちらか一方を無条件で「現在の正解」とするのではなく、数える区間や踊り場の扱いで異なる可能性があると理解するのが適切です。
神奈川県神社庁の神社情報では、所在地を磯子区森2丁目16番7号と案内しています。最寄りの候補として京急線の屏風浦駅やJR磯子駅がありますが、駅から神社へ向かう道にも高低差があります。
行きたくないと感じやすいのはこんな日
神社の参拝が目的でも、長い石段や階段が苦手な人には負担になることがあります。夏の暑い日、雨で路面が湿っている日、足元に不安がある日には、階段の状況や無理のない所要時間を事前に確認しましょう。
神社までたどり着くことと、社殿までの最後の階段を上ることは別の問題です。近くに到着できても、歩行負担が完全になくなるとは限りません。移動方法が心配な場合は、神社の所在地を基準に周辺経路を調べ、無理に階段を利用しない判断も大切です。
参考:神奈川県神社庁「森浅間神社」/はまれぽ.comの段数調査
3.フェリス女学院横の階段|山手観光で注意したい西野坂
異国情緒のある洋館や歴史的な街並みで人気の横浜・山手。ところが、低地側から高台へ向かう道には、かなりの高低差があります。その代表的な階段の一つが、フェリス女学院中学校・高等学校の脇を通る階段道です。
「100段近く」ではなく、過去の調査では244段
元記事ではフェリス坂を100段近くと紹介していましたが、「はまれぽ.com」の2011年の調査では、フェリス女学院横の階段を244段と記録しています。この階段は「西野坂(フェリス坂)」と呼ばれることもあります。
ただし、山手にはフェリス女学院付近以外にも複数の坂や階段があります。元町商店街から上がる汐汲坂などと取り違えないよう、目的地を地図で確認してください。
山手へ上がるならアメリカ山公園の設備を活用
港の見える丘公園や山手の洋館を観光することが目的なら、フェリス女学院横の長い階段をわざわざ上る必要はありません。
おすすめの選択肢の一つが、みなとみらい線「元町・中華街駅」6番出口に直結するアメリカ山公園です。公園の施設案内によると、エレベーターとエスカレーターで元町側と丘の上の山手側を結んでいます。
ただし、エレベーターがあるからといって、山手のすべての観光施設まで完全に平坦な経路になるわけではありません。公園から先の歩道、目的地の入口、施設内の段差も確認しておきましょう。
山手町そのものへ移動したい場合には、フェリス女学院の公式アクセス情報で案内されているバス路線も参考になります。途中の坂道を短縮できる可能性がありますが、目的地と停留所の位置関係は事前に確認してください。
参考:アメリカ山公園公式アクセス/フェリス女学院中学校・高等学校アクセス
坂や階段を減らすことを優先したい人は、当サイトの60代から楽しむ横浜観光|坂道を避けるモデルコースも参考にしてください。山手だけにこだわらず、移動しやすい場所を選ぶ考え方を紹介しています。
4.根岸小学校裏の階段|住宅街の高低差を実感する224段
2011年の段数調査では、JR根岸駅周辺の「根岸小学校の裏にある階段」が224段と報告されています。学校の裏手から高台へ向かう、折れ曲がった階段です。
観光名所ではなく、住宅地をつなぐ階段
この階段で知っておきたいのは、長い階段の多くが観光目的で造られたものではなく、住宅地と低地をつなぐ生活道路だということです。毎日利用する人にとっては近道でも、初めて訪れる人には上り下りの負担が大きく感じられるかもしれません。
なお、「根岸小学校裏」は過去の取材時の位置説明です。入口を示す正式な観光施設名ではないため、行く場合は現在の地図を確認してください。学校敷地内へ入ったり、通学の妨げになる行動をしたりしないよう注意が必要です。
根岸森林公園への経路と混同しない
根岸駅の近くには根岸森林公園がありますが、この「根岸小学校裏の階段」と、公園の入口へ向かう道を同じものとして扱うのは正確ではありません。
根岸森林公園へ行きたいだけなら、階段巡りを前提にせず、JR根岸駅・桜木町駅から市営バス21系統で「旭台」「滝の上」方面へ向かうアクセスを検討してください。公園公式サイトでもこれらのバス停からのアクセスが案内されています。
バス停を使えば駅から長い上り道を歩く距離を減らしやすくなります。ただし園内は広く、散策する場所によって多少の起伏があります。公園内をすべて歩き切る計画より、目的の広場や景色を一つ決めると疲れを抑えられます。
5.磯子区東町の階段|根岸駅周辺にある190段の記録
「はまれぽ.com」の調査では、横浜市磯子区東町の住宅街にある階段が190段と数えられています。根岸駅に近い低地から、丘の上の住宅地へ向かう地形を象徴する場所の一つです。
駅から近い場所でも、標高差までは分からない
地図上で見ると、駅から目的地までの距離は短く見えることがあります。しかし坂の多い地域では、直線距離が短い経路ほど急な階段を含む場合があります。通勤や通学ではその近道が便利でも、旅行用バッグを持っている日や体調に不安がある日には別の道を選びたくなるでしょう。
東町の階段は、一般の住宅地の中にある階段として過去に紹介されたものです。観光スポットとして整備された場所ではないため、具体的な入口・通行状況は現在の地図と現地標識を優先してください。
階段回避は「駅から目的地まで」を一体で考える
根岸駅の近くで高台へ向かう場合、徒歩の最短経路だけではなく、道路沿いを進む経路やバスの利用を比較してみてください。途中に階段がなくても、急な坂が長く続くなら別の負担があります。
初めて行く住宅地では、目的地が「丘の上の何番地なのか」まで確認すると安心です。建物の裏側に近い階段が表示されていても、正面の出入口は別の道路に面している場合があります。建物の入口と徒歩経路の終点が一致しているかも、地図で見ておきましょう。
6.七曲りの階段|中区根岸周辺で折れ曲がる150段
横浜市中区根岸周辺には、「ななまがり」と呼ばれる階段があります。2011年の「はまれぽ.com」の調査では150段と記録されました。道が何度も折れ曲がるため、一直線の階段とは違う特徴を持っています。
曲がり角の多さが移動の印象を変える
階段は、段数が同じなら体感的な負担も同じ、というわけではありません。折り返しがあると長さを分割して感じやすい一方、目的地が見えにくく、あとどのくらい続くのか分かりづらいことがあります。
七曲りの階段も、通り抜けの近道として使う場合と、景色を楽しみながら歩く場合とでは印象が異なります。雨天時には足元を優先し、急いで曲がり角を進まないようにしましょう。
根岸方面を散歩するときの注意点
「七曲り」という名前は、複数の地域で坂や道の愛称として使われることがあります。保土ケ谷区にも「七曲坂」という名称がありますが、ここで紹介している中区根岸周辺の階段とは別です。
散歩の経路に含める際は、地区名もあわせて確認してください。階段を歩くこと自体が目的でなければ、バスが通る主要道路を優先し、必要な部分だけ徒歩で移動するほうが分かりやすい場合があります。
元記事にあった野毛山・根岸森林公園・日限山などはどう考える?
ここまでの6か所は、過去の調査で段数が具体的に報告された階段です。一方、元記事には野毛山公園、根岸森林公園、日限山、こどもの国、六角橋の階段も登場していました。
これらの地域に坂や階段があることと、記載されていた名称・段数が確認できることは別の問題です。今回は根拠が確認できなかった段数を外し、観光や生活で役立つ内容だけを残します。
野毛山公園・掃部山公園|「200段超の大階段」は断定しない
野毛山公園と掃部山公園は、桜木町駅から比較的近い高台の公園です。周辺に坂道があるため、徒歩で回ろうとすると想像以上に歩くことがあります。ただし、元記事の「野毛山公園から掃部山公園へ続く大階段が約200段超」という表現については、対象の階段と段数の裏付けを確認できませんでした。
野毛山動物園へ向かうなら、JR桜木町駅から市営バス89系統を利用し「野毛山動物園前」で降りる方法が公式に案内されています。桜木町から徒歩で上り続けるより、歩行負担を減らせる選択肢です。
ただし、バス停から公園全体が段差なしになるとは限りません。園内の目的地や、そこから掃部山公園まで移動する場合の坂についても確認してください。
根岸森林公園|約180段の「桜山花見階段」は要確認
元記事では「根岸森林公園・桜山花見階段」が約180段とされていましたが、その名称と段数を裏付ける確かな資料は確認できませんでした。そのため、段数を確定したランキングには含めていません。
一方、根岸森林公園へのバスアクセスは公式情報で確認できます。花見やピクニックを目的とするなら、駅から歩く距離を最小限にする計画を立てるほうが、当日の満足度につながります。
港南区日限山|団地周辺の生活動線は個別に確認
日限山は横浜市港南区の住宅地です。上永谷駅方面からアクセスする場合も、目的地によって利用する坂や道路が変わります。元記事の「連絡階段150段以上」という数字は裏付けが確認できないため、ここでは採用していません。
特定の階段を避けたい場合は「日限山」とだけ検索するのではなく、目的の施設名や住所を入れて経路を調べましょう。住宅地の中を最短で結ぶ道が、荷物の多い日や車いすで通行しやすい道とは限りません。
こどもの国|駅から正面入口まで120段という説明は修正
こどもの国の公式サイトでは、こどもの国駅から正面入口まで徒歩約3分と案内されています。また横浜市の観光バリアフリー情報では、正面入口と牧場口について、入口に階段や大きな段差がないとされています。
したがって、「駅から入口まで約120段を上らないと入れない」という元記事の説明は削除します。園内には坂や段差のある場所もありますが、入口までの移動と園内の移動は分けて考えることが大切です。
ベビーカーや車いすを利用する人は、園内の行き先に合わせて施設情報を確認してください。正面入口付近では貸出用のベビーカーや車いすも案内されています。
参考:こどもの国公式・交通アクセス/横浜観光バリアフリー情報
六角橋|商店街と高台の住宅街を混同しない
六角橋周辺には坂のある住宅地が広がっています。ただし、元記事の「白楽駅から六角橋商店街裏へ約100段の六角橋坂階段」という固有の名称と段数は確認できませんでした。
また、商店街の通りと高台へ向かう道は同じではありません。白楽駅から六角橋商店街へ買い物に行くのか、そこから住宅地の上部へ向かうのかで適切な経路は変わります。目的地を明確にして移動しましょう。
横浜に長い階段が多いのはなぜ?地形と街の成り立ち
横浜の坂や階段の多さには、丘陵地・台地と谷が複雑に入り組んだ地形が関係しています。海沿いに平らな土地がある一方、少し離れると高低差のある住宅地が広がっているのが横浜の特徴です。
谷戸の地形が道路と住宅地を結んでいる
谷戸(やと)は、丘陵地や台地に入り込んだ谷状の地形を指す言葉です。谷の底に沿って道路や住宅地があり、その周囲の斜面にも住宅が建てられると、低い場所と高い場所をつなぐ移動経路が必要になります。
車道は大きく回り込むことがありますが、階段なら斜面を短い距離で結べます。そのため、丘の上に住む人にとって階段は大切な近道になる一方、体力や歩行能力によっては利用しづらい道にもなります。
駅まで近いのに「歩きにくい」のはなぜ?
駅から300mの家と、駅から600mの家。単純に距離だけで比べると前者が便利そうですが、前者に急な階段があり、後者が歩道の整備された緩い道であれば、実際の移動のしやすさは逆転するかもしれません。
特に買い物袋やスーツケースを持つとき、雨の日、子どもと一緒のときは、距離よりも段差の有無が重要になる場面があります。横浜では「駅近」という言葉だけで住みやすさを判断しないことが大切です。
階段と坂道では、どちらが楽?
これは人によって違います。歩幅を小さくできる人には階段が歩きやすい場合もあれば、連続した段差が負担になる人もいます。坂は段差がない反面、勾配が急だと上りでも下りでも足腰に負担がかかります。
車いすやベビーカーでは、階段がないだけでは十分とは言えません。坂の勾配、路面の凹凸、歩道の幅、車との距離なども重要です。「階段なし」と「バリアフリー」は同じ意味ではないと覚えておきましょう。
横浜で長い階段を避ける7つの方法
ここからは、横浜観光にも日常生活にも使える階段回避術を紹介します。特別な道具は必要ありません。移動前に調べる順番を変えるだけでも、行きたくない階段に突然出会う可能性を減らせます。
1.最短ルートだけでなく、標高差を見る
地図アプリの徒歩ルートは、近い道や一般的に通れる道を優先することがあります。しかし、それが体力を消耗しにくいルートとは限りません。
Googleマップなどで目的地の周囲を拡大し、階段を示す記号や地形の表示を確認しましょう。必要に応じて地形図やストリートビューも見て、道が急に上がっていないか確認すると安心です。
ただし、写真が古かったり、表示されない階段があったりする可能性もあります。地図の情報は判断材料の一つとして利用してください。
2.目的地の「高台側の入口」を調べる
同じ施設でも、坂の下から入る場合と、高台側から入る場合とでは必要な移動が変わります。公園や大きな建物の場合、入口が複数あり、利用しやすさが異なることがあります。
調べるときは住所だけでなく、施設の公式アクセスページを確認してください。「正門」「北口」「駐車場側入口」「エレベーターのある入口」などの表記が、経路選びの手がかりになります。
3.バス停を基準にルートを組み直す
横浜では、駅前から高台の住宅地や観光施設方面へ向かうバスを利用できる場所があります。鉄道駅から歩くことを前提にせず、先に目的地周辺のバス停を探す方法がおすすめです。
例えば、野毛山動物園前や根岸森林公園の旭台・滝の上のように、公式アクセスページで利用する停留所が案内されている場所なら、徒歩区間を具体的に把握しやすくなります。
バスの路線・運行本数・停留所は変わることがあります。出発前に公式の時刻表を確認し、帰りの便まで含めて計画してください。
4.エレベーター・エスカレーターを先に探す
山手観光のアメリカ山公園のように、地形の高低差を移動設備でつなぐ場所もあります。階段を避けたい場合は、「坂を迂回する方法」より先に「上下移動できる設備があるか」を調べると効率的です。
ただし、利用時間や点検・工事による停止も考えられます。夜間の移動や、エレベーターの利用が不可欠な場合は、当日の運用状況まで確認しておきましょう。
5.上りだけでなく帰り道も考える
観光の計画では、行きの道だけを調べてしまいがちです。しかし帰りは荷物が増えたり、歩き疲れたりするため、同じ道でも負担を強く感じる場合があります。
特に高台の公園を訪れる場合は、帰路の階段を下る必要があるのか、別のバス停から帰れるのかを調べておくのがおすすめです。往路と復路で交通手段を変えても構いません。
6.雨の日・暑い日は別ルートに切り替える
階段や坂道は、天候によって使いやすさが変わります。雨で濡れた路面、落ち葉、暗い場所、真夏の強い日差しなど、普段なら歩ける道でも不安が増す要因があります。
無理に予定を守るより、雨の日は屋内や平坦な観光エリアへ変更するなど、複数の選択肢を用意しておきましょう。外出そのものを楽しむことが目的なら、行き先を変えるのも立派な工夫です。
7.タクシーを「最後の手段」にしない
体力を使い切ってからタクシーを探すより、最初から上り区間だけ乗るという考え方もあります。家族や同行者に歩行負担がある場合は、公共交通機関とタクシーを組み合わせることで、観光する時間を残しやすくなります。
ただし、車が入れない細道や、乗降しにくい場所もあります。目的地の車寄せ・タクシーの停車可能場所・歩く必要のある最後の区間は確認しておきましょう。
シニア・子連れ・車いす利用者が特に確認したいこと
長い階段を避けたい理由は人それぞれです。疲れたくないという希望もあれば、段差のある経路を通ること自体が難しい場合もあります。どんな人にとっても同じルートが最適とは限りません。
高齢の家族と出かけるとき
「普段は元気だから大丈夫」と考えず、階段が何段続くのか、途中で立ち止まれるか、トイレや休憩場所があるかを確認してください。上りきることよりも、その後の食事や観光を楽しむ体力が残るかが重要です。
無理のないモデルコースを考えるなら、60代から楽しむ横浜観光のモデルコースで紹介している、坂道を減らす観光の考え方も役立ちます。
ベビーカー・小さな子どもと移動するとき
ベビーカーを持ち上げれば通れるかどうかだけで判断しないようにしましょう。子どもを抱えて移動する必要がある階段は、荷物の多さや同行人数によって負担が大きく変わります。
目的地がこどもの国などの大きな施設なら、入口までの移動、入口の段差、園内の移動、休憩場所を分けて調べることが大切です。園内の貸出サービスがあっても、駅から施設までの移動に使えるとは限りません。
車いすや歩行補助具を利用するとき
経路の途中に階段が一か所でもあると、別のルートが必要になる場合があります。エレベーターの位置に加え、出入口の幅、段差、坂の勾配、舗装状態まで確認してください。
地図アプリの「車いす対応」等の表示だけでは確認しきれない部分もあります。目的地の公式バリアフリー情報や、必要に応じて施設への問い合わせを併用すると安心です。
外出支援や同行者がいるとき
同行者がいる場合でも、本人の歩くペースや希望を優先しましょう。最短時間で移動することと、無理なく目的地に到着することは同じではありません。
階段や急坂を避ける必要があるなら、出発前に代替ルートを一つ用意し、疲れたときに引き返せる場所やバスへ切り替える地点を考えておくと、当日の判断がしやすくなります。
階段を避けて横浜観光するなら、どのエリアがいい?
長い階段を見に行くのではなく、横浜らしい景色を楽しむことが目的なら、観光エリアの選び方自体を工夫するのもおすすめです。
| 行きたい場所 | 歩行負担を減らす考え方 |
|---|---|
| 山手・港の見える丘公園 | 元町・中華街駅6番出口からアメリカ山公園へ。目的地までの残りの坂を確認。 |
| 野毛山動物園 | 桜木町駅から公式案内のバスを利用し、動物園前で下車。 |
| 根岸森林公園 | 「旭台」「滝の上」バス停利用を検討。園内は目的地を絞る。 |
| みなとみらい・山下公園 | 比較的平坦な海沿いを中心にし、長い移動はバスや鉄道を利用。 |
| こどもの国 | 駅から正面入口までの案内を確認し、園内の坂・段差は別に調べる。 |
歩く距離をさらに減らしたいなら、あかいくつなどの観光バス、BAYSIDE BLUE、みなとみらい線といった交通手段を組み合わせる方法もあります。すべての観光地を徒歩でつなぐ必要はありません。
港沿いの観光を中心に考える方には、横浜観光で歩きたくない人向け・ベイサイドブルー活用ガイドもおすすめです。長い階段のある高台を避け、移動そのものを楽しむ発想でプランを組めます。
短時間だけ横浜を楽しみたい方は、横浜観光を3時間で満喫するモデルコースも参考にしてください。移動時間を抑えながら観光地を選ぶヒントを紹介しています。
横浜で引っ越し先を探す人へ|長い階段を避けるチェックポイント
横浜の長い階段を検索している人の中には、観光ではなく住まい探しが目的の人もいるでしょう。階段の多い街では、物件の徒歩分数だけでなく日常の移動のしやすさが暮らしに影響します。
内見は駅から実際の道を歩いてみる
物件までの徒歩時間は参考になりますが、毎日通る道に何段の階段があるのか、急な坂が続くのか、荷物を持って歩けるかは別に確認する必要があります。
可能であれば、駅から物件まで自分が普段使う道を歩きましょう。買い物帰りを想定して、坂を上る方向も確認してください。行きは楽でも、帰りが毎回上りになる立地もあります。
スーパー・病院・バス停までの位置関係を見る
駅までの道が便利でも、日常の買い物先や病院まで急な道が続く場合があります。生活でよく使う場所がどこにあるかを、平面の地図だけでなく高低差とともに確認しましょう。
バス停が近くにあっても、自分が必要な時間帯に運行しているかは別問題です。平日・休日の時刻表、最終便、バス停の屋根や待機場所なども確認しておくと、生活のイメージが具体的になります。
建物の前まで車が入れるか確認する
住宅地の細い階段の途中にある家は、徒歩では近くても、車で玄関前まで行けない場合があります。引っ越し荷物の搬入、宅配、タクシー利用、将来の通院なども考えるなら、道路から玄関までの動線も重要です。
「眺めが良い」「駅が近い」といった魅力と、「毎日上り下りする階段」の負担を両方確認してから、納得できる住まいを選びましょう。
横浜で一番長い階段についてよくある質問
横浜で一番長い階段は本当に釜台つづら坂ですか?
釜台つづら坂は有力候補です。2011年の地域メディアによる調査では262段で暫定1位となりました。一方、横浜市が市内のすべての階段を網羅して現在の段数ランキング1位を認定しているとは確認できないため、「公式に横浜一」と断定することは避けています。
釜台つづら坂は何段ありますか?
「はまれぽ.com」の2011年の調査記録は262段です。別の記録では263段とされる例もあり、数え始める位置などによって違いが生じている可能性があります。横浜市の公式資料で明示されているのは延長163m・高低差38mという数値です。
釜台つづら坂はどこにありますか?
横浜市保土ケ谷区釜台町です。相鉄線・上星川駅近くの国道16号「上星川駅前」交差点付近から、大池道路方面へ上がる階段として横浜市が紹介しています。入口は歩道橋のたもとを目安に、公式の案内図と現在の地図を確認してください。
フェリス坂は何段ですか?
フェリス女学院横の階段は、2011年の調査で244段と記録されています。ただし、山手にはほかにも坂や階段があるため、西野坂と汐汲坂などの道を混同しないようにしてください。
横浜で階段を避けて山手観光はできますか?
長い階段を通らずに高台へ上がる方法はあります。元町・中華街駅6番出口に直結するアメリカ山公園のエレベーター・エスカレーターが代表例です。ただし、そこから目的地までの歩道に坂や段差が残る場合はあります。
横浜はなぜ坂や階段が多いのですか?
市内には台地・丘陵地と谷が入り組んだ地域が多く、低地と高台を結ぶために坂道や階段が整備されてきたためです。海沿いの平坦な地域と内陸の丘陵地では、同じ横浜市内でも歩きやすさが大きく違います。
横浜の階段を巡るなら、どんな準備が必要ですか?
歩きやすく滑りにくい靴、水分、天候に合った服装、休憩を取る時間を用意しましょう。現地は生活道路や神社の参道であることも多いため、無理な撮影や通行の妨げになる行動は控えてください。雨天や体調が優れない日は無理に挑戦しないことも大切です。
階段を使わずに横浜を楽しむには?
海沿いの比較的平坦なエリアを中心に、バス・鉄道・エレベーターのある施設を組み合わせるのがおすすめです。高台の景色を目指す場合も、最初に乗り物で上がる方法を探すと、観光に使う体力を残しやすくなります。
まとめ|横浜で一番長い階段を知りたい人も、行きたくない人も
横浜で一番長い階段の有力候補は、保土ケ谷区の釜台つづら坂です。過去の調査では262段と記録され、横浜市の公式資料では延長163m・高低差38mが確認できます。ただし、これを現在の横浜市公式・段数第1位という意味で使うのは正確ではありません。
ほかにも森浅間神社、フェリス女学院横、根岸小学校裏など、長い階段が記録されています。どの階段にも地域の生活道路としての役割があり、段数だけで「行くべき」「避けるべき」とは決められません。
最後に覚えておきたいこと
- 「横浜で一番長い階段」を調べるときは、段数・延長・高低差の違いに注意する。
- 段数の情報は調査日と測り方も確認し、現在の公式記録と混同しない。
- 長い階段を避けたいなら、最短ルートよりもバス停・エレベーター・目的地の入口を優先する。
- 観光では歩くこと自体を目的にせず、目的地で楽しむための体力を残す。
階段に挑戦して横浜の地形を感じるのも一つの楽しみ方です。一方、疲れたくない日や足元に不安がある日は、遠回りでも移動しやすい方法を選んで構いません。自分や同行者に合った道を選ぶことが、横浜を無理なく楽しむいちばんの近道です。
※掲載した階段の段数は過去の調査に基づくもので、2026年時点の全地点の実測を保証するものではありません。道路状況、バス路線、施設設備は変更される場合があります。外出前に各施設・交通機関の公式情報と現地案内をご確認ください。