横浜駅ディズニーバス乗り場への行き方は?YCATの場所と予約解説

YCAT前に停車している観光バスの写真風イ 知らなかった
横浜で現実逃避作成イメージ

横浜駅ディズニーバス乗り場への行き方は?YCATの場所と予約解説

横浜駅からディズニーリゾートへバスで向かう際、一番の不安は「広い横浜駅で迷子になって、バスに乗り遅れること」ではないでしょうか。横浜駅は工事が絶えず続いており、地元民でも迷うことがあるほどの巨大なダンジョンです。特にディズニー行きのバス乗り場は、一般的な認識とは少し違う場所にあるため、初見殺しのトラップがたくさん潜んでいます。

実は私自身、初めて利用した時に「東口バスターミナル」という名前の看板を信じて進んだ結果、全く違う場所にたどり着いてしまい、重い荷物を持って走り回った苦い経験があります。せっかくの夢の国への旅、スタートで躓きたくないですよね。

この記事では、そんな失敗をしないために、YCAT(横浜シティ・エア・ターミナル)への確実な行き方や、独自の「予約不要・定員制」ルールについて、最新の情報を交えて徹底的にシェアしますね。

  • スカイビル1階にあるYCATが正しい乗り場
  • 地下街ポルタを経由する雨に濡れないルート
  • 予約不可の先着順定員制という重要ルール
  • 確実に乗車するための到着時間の目安

横浜駅のディズニー行きバス乗り場への行き方

横浜駅はその構造の複雑さから「日本のサグラダ・ファミリア」とも揶揄されるほど、常に変化し続けている迷宮です。ここでは、ディズニー行きのバス乗り場へ、絶対に迷わずに最短でたどり着くための具体的なルートと、多くの人が陥りやすい間違いについて詳しく解説します。

東口ではなくスカイビル1階のYCAT

横浜駅スカイビル1階にあるディズニーバス乗り場、YCAT(横浜シティ・エア・ターミナル)の施設外観

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まず最初に、最も重要な誤解を解いておきましょう。多くの人が「バスに乗るならバスターミナルだろう」と考え、駅の案内板にある「東口バスターミナル」を目指してしまいます。しかし、ディズニー行きのバスは、通常の路線バスが発着するそごう1階のバスターミナルからは発車しません。

正解の乗り場は、「スカイビル1階にあるYCAT(横浜シティ・エア・ターミナル)」です。

YCATは、名前の通り「空の旅」への接続を意識して作られた施設です。そのため、普通のバス停とは異なり、屋内待合室、チケットカウンター、自動販売機、そしてトイレなどが完備されており、まるで空港の搭乗ゲートのような雰囲気があります。「バス停」を探すのではなく、「YCATという施設」を探す感覚でいた方が、見つけやすいかもしれません。

ここがポイント

目指すべき建物は、百貨店の「そごう」ではなく、その隣にそびえ立つ「スカイビル(Sky Building)」です。スマホの地図アプリで検索する際は、「横浜駅 バス乗り場」ではなく、ズバリ「YCAT」と入力するのが正解です。

ポルタ経由で迷わないアクセスの詳細

横浜駅地下街ポルタからそごう前広場を経てスカイビルへの上りエスカレーターへ右折するアクセスルート。

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では、実際に横浜駅の中央通路からYCATへ向かう、最もわかりやすく安全なルートをご紹介します。私が強くおすすめするのは、地下街「ポルタ(Porta)」を経由するルートです。このルートなら、雨の日でも濡れずに移動できますし、視覚的な目印が多いので迷うリスクを最小限に抑えられます。

以下に、具体的な移動手順をまとめました。この通りに進めば、必ず到着できます。

手順 アクション 目印と詳細な注意点
1 中央通路から東口へ 横浜駅のメインストリート「中央通路」を「東口」の黄色い看板に従って進みます。突き当たりにある大きな下りエスカレーターで地下へ降ります。
2 ポルタを直進 地下街「ポルタ」に入ったら、左右の魅力的な飲食店やショップには目もくれず、ひたすら中央の通路を直進してください。
3 そごう前広場で右折 【最重要ポイント】ポルタを抜けると「SOGO(そごう)」の入り口がある広場に出ます。ここでそごうに入店せず、また左手のバスターミナルへも行かず、広場を右へ曲がります。
4 エスカレーターで地上へ 右折して少し進むと、右手に「スカイビル」へと続く長い上りエスカレーターが現れます。これに乗って地上1階へ上がります。
5 スカイビルへ入館 1階に到着したら、右折してスカイビルの自動ドアを抜けてください。入ってすぐ左手がYCATの第1ロビー(バス乗り場)です。

このルートにおける最大の罠は、手順3の広場です。正面に大きな「SOGO」の看板と時計が見えるため、つい吸い込まれるように直進してしまいがちですが、「そごうの入り口が見えたら右へ逃げる」と覚えておいてください。右手の長いエスカレーターが、YCATへの架け橋です。

早朝のバス乗り場へ向かう西口ルート

深夜・早朝帯に閉鎖された横浜駅地下街のシャッターと迂回ルートの注意喚起。

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もしあなたが、ディズニーランドの開園待ちをするために朝一番のバス(7:05発など)に乗ろうとしているなら、少し注意が必要です。あるいは、夜行バスで早朝に横浜に着いた場合も同様です。

実は、先ほど紹介した標準ルートである地下街ポルタは、防犯上の理由から深夜・早朝帯(午前0:30~4:30頃)はシャッターが降りて閉鎖されています。

「えっ、通れないの?」と焦らないために、この時間帯は「西口」から迂回するルートを使う必要があります。東口に行きたいのに西口へ出るというのは直感に反しますが、これが唯一の正解ルートです。

早朝・深夜ルートの具体的な進み方

まず、JRなどの改札を出たら「西口」方面へ向かい、地上に出ます。そこから駅ビルと「横浜モアーズ」の間の道を進み、「きた西口」のエリアへ。そこにある階段などを利用して「きた通路」へ降ります。通路を渡って「きた東口A」から地上へ出ると、ベイクォーターへと続く歩道橋(ベイクォーターウォーク)があり、そこからスカイビルへと接続されています。

早朝移動の注意点

この迂回ルートは非常に立体的で複雑です。早朝は人通りも少なく、道を聞ける駅員さんも少ないため、時間にかなりの余裕を持って移動することをおすすめします。

バスの運賃支払いとチケット購入方法

無事にYCATに到着したら、チケットの準備です。YCAT第1ロビーにはバス乗車券の販売カウンターがありますが、ここの利用ルールも少し特殊的です。

まず、カウンターでチケットを購入する場合、支払いは基本的に「現金のみ」となっています。

「今どき現金だけ?」と思うかもしれませんが、自動券売機の一部を除き、有人の窓口ではクレジットカードやQR決済が使えないことが多いです。普段キャッシュレス生活をしている方は、財布に現金が入っているか必ず確認してください。

ICカードなら乗車時に支払いが可能

ディズニー行きバス車内で交通系ICカード(SuicaPASMO)をタッチして運賃を支払う様子

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ただし、必ずしもカウンターで切符を買う必要はありません。SuicaやPASMOなどの交通系ICカードをお持ちであれば、直接バス乗り場の列に並び、乗車する際に車内の読み取り機にタッチするだけで支払いが完了します。これが一番スムーズでおすすめの方法です。

定期券に関する重要なお知らせ

ちなみに、かつて販売されていた「横浜駅~東京ディズニーリゾート線」の定期券は、2025年7月15日をもって販売を終了しています。もし古い情報を載せているサイトを見た場合は注意してくださいね。

現地までの所要時間と渋滞の可能性

横浜駅からディズニーリゾートまでの標準所要時間は、時刻表上では以下のようになっています。

  • ディズニーシーまで:約50分
  • ディズニーランドまで:約60分

「1時間で着くなら近いな」と感じるかもしれませんが、この数字はあくまで「交通状況が順調な場合」の目安です。このバスが走行する首都高速湾岸線や横羽線は、平日朝の通勤ラッシュ、五十日(ごとうび)、あるいは事故などで頻繁に渋滞が発生するエリアです。

私の経験上、特に平日の朝7時〜8時台のバスに乗る場合は、プラス15分〜30分の遅れを見込んでおいた方が精神衛生上良いです。開園時間にギリギリのバスを選ぶと、渋滞に巻き込まれた時に車内でハラハラすることになります。

また、この路線のバスは「トイレ付き車両」ではない場合が多いため、乗車前には必ずYCATのきれいなトイレで済ませておくことを強く推奨します!

横浜のディズニーバス乗り場での予約と運行

横浜駅ディズニーバス乗り場の予約不可(先着順)ルールを示す案内表示と待機列の様子。

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「絶対に座っていきたいから、ネットで予約しておこう」と考えるのは旅行の基本ですよね。しかし、横浜〜ディズニー線に関しては、その常識が通用しません。ここでは、この路線の独自ルールである「予約不可」の仕組みと、それを攻略するための戦略について解説します。

事前予約は不可で当日先着順の定員制

結論から申し上げますと、横浜駅(YCAT)発のディズニー行きバスは「完全予約不可」です。

この路線は「先着順座席定員制」というシステムを採用しています。これは文字通り、「当日に乗り場の列に並んだ順に乗車権が与えられる」というシンプルな、しかしシビアなルールです。

ネット予約も電話予約も一切ありません。「遠方から行くから心配」という場合でも、席を確保する手段はないのです。YCATの公式FAQでも、この点については明確に否定されています。

満席時のリスクと対応

バスには補助席を含めた定員があります。もし列に並んでいて、自分の目の前で「ここまでで満席です」と係員さんに宣言された場合、いかなる交渉も通じず、次の便を待つことになります。グループで並んでいて、最後の一人だけ乗れない…なんて悲劇も起こり得るので注意が必要です。

運行間隔と始発バスの時刻表データ

「予約できないなんて不安すぎる」と思われた方もいるでしょう。しかし、運営側もその需要を理解しており、バスの運行本数は驚くほど充実しています。

特に需要が集中する朝のピークタイム(7:00〜9:00頃)は、京浜急行バスなどの運行により、約10分間隔という山手線並みの頻度でバスが次々とやってきます。

(出典:YCAT『交通アクセス・フロアマップ』

始発バスは朝の07:05発です。例えば、ディズニーランドの開園時間が9:00だと仮定した場合、07:05発や07:15発のバスに乗車できれば、道路状況にもよりますが8:00〜8:15頃には現地に到着できる計算になります。これなら、入園前のセキュリティチェックの列に並ぶ時間も十分に確保できますね。

10分おきにバスが来るため、「1本乗り遅れても致命傷にはならない」という心理的な余裕があるのが、この路線の救いです。

帰りのバス乗り場と最終便の時刻

行きだけでなく、帰りの「脱出計画」も重要です。ディズニーで夜のパレードや花火を楽しんだ後、横浜へ帰るバスの最終便は意外と早いので注意が必要です。

帰りの便(ディズニー発横浜駅行き)の最終時刻はおおよそ以下の通りです。

  • ディズニーシー発:21:45頃
  • ディズニーランド発:21:55頃

通常、パークの閉園時間は21:00ですが、閉園間際はゲートに向かう人で溢れかえり、退園するだけで20〜30分かかることも珍しくありません。さらに、バスターミナルも帰宅客で長蛇の列になります。

「閉園のアナウンスを聞いてからゆっくりお土産を買って…」という行動パターンだと、最終バスに間に合わない、あるいは満席で乗車拒否されるリスクが跳ね上がります。もし満席で乗れなかった場合は、舞浜駅から京葉線に乗り、東京駅で乗り換えて横浜へ帰るという「満員電車ルート」を覚悟しなければなりません。

確実に乗車するための待ち時間の目安

CATの待合室で早めに到着し、コーヒーを飲みながら余裕を持ってバスを待つ旅行客。

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予約ができない以上、確実にバスに乗るための唯一の攻略法は「時間を金で買うのではなく、早めの行動で買う」ことです。

私のこれまでの経験則ですが、平日であれば出発希望時刻の15分前、土日祝日やイベント期間中であれば20分〜30分前にはYCATの乗り場に到着して並んでおくのが安全圏かなと思います。

YCAT内にはスターバックスやコンビニもありますし、早めに着いてしまっても時間を潰す場所には困りません。「ギリギリに行ってハラハラする」よりも、「余裕を持って到着し、コーヒーを飲みながらバスを待つ」ほうが、優雅なディズニー旅行のスタートにふさわしいですよね。

横浜駅のディズニーバス乗り場情報のまとめ

最後に、改めて横浜駅からディズニーリゾートへバスで向かう際の最重要ポイントを整理します。

これだけは覚えておきたい!

  • 乗り場は「東口」ではなく、スカイビル1階のYCAT
  • アクセスは「ポルタ」を直進し、そごう前広場で右折が鉄則
  • 完全予約不可のため、希望便の15〜20分前には列に並ぶ
  • 支払いはICカードタッチが便利(窓口は現金のみ)
  • 帰りの最終バスは22時前に終わるため、退園時間に注意

このルートとルールさえ把握しておけば、横浜〜ディズニー間のバス移動は、乗り換えなしで必ず座れる(立ち乗りがない)ため、電車移動よりも遥かに快適です。ぜひこの記事を参考にして、スムーズな移動で夢の国を120%楽しんできてくださいね!

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