<この記事では横浜市が公表した資料をもとに、2026年10月19日時点の計画を紹介しています。今後、内容が変わる場合があります。>
「瀬谷中学校の移転後、駅前の跡地には何ができるの?」「新しい中学校はどこ?」「学区や自転車通学はどう変わる?」と気になっていませんか。
横浜市立瀬谷中学校は、2028年(令和10年)夏休みの移転を予定しています。新しい学校の場所は、瀬谷区中屋敷二丁目にある旧神奈川県立瀬谷西高校跡地です。
一方、瀬谷駅近くの現在の校地には、旧上瀬谷通信施設地区へ向かうバス専用道線の「瀬谷側ターミナル」を整備する計画があります。ただし、跡地全体の利用方法や商業施設の建設が決まったわけではありません。
瀬谷中学校の移転後|まず押さえたい5つの結論
- 移転時期:2028年夏休みを予定。現時点で移転完了ではありません。
- 移転先:旧瀬谷西高校跡地(横浜市瀬谷区中屋敷二丁目2番地5)。
- 現在の校地:一部にバス専用道線の瀬谷側ターミナルを整備する計画。その他の活用方法は検討段階。
- 学区:瀬谷駅以南の対象地域では、瀬谷中学校と下瀬谷中学校を選べる「特別調整通学区域」を設定。2026年4月入学生から適用対象です。
- 自転車通学:移転後は基本的に徒歩通学とし、現在認められている自転車通学を終了する予定です。
この記事では、跡地・バスターミナル・移転先・通学区域を「決まっていること」と「まだ検討中のこと」に分けて解説します。横浜市の資料に基づくため、進学を控えるご家庭も、瀬谷駅周辺の今後が気になる方も、必要な情報を確認できます。
更新情報(2026年10月19日時点)
横浜市は2026年9月28日から10月30日まで「瀬谷駅周辺・瀬谷中学校移転後の跡地」に関するアンケートを実施しています。現在は回答期間中です。また、瀬谷バス専用道線の都市計画案の縦覧・意見書受付は同年9月25日〜10月9日に実施されました。意見書の提出期間は終了しています。
瀬谷中学校の移転後はどうなる?予定を一覧で確認
2028年夏に中学校が移転し、現校地の一部が将来の交通ターミナルとして活用される予定です。まず、学校と街の変化を混同しないように整理しましょう。

横浜で現実逃避作成イメージ
| 知りたいこと | 2026年10月時点の状況 |
|---|---|
| いつ移転する? | 2028年夏休み予定 |
| どこに移転する? | 旧瀬谷西高校跡地(中屋敷二丁目2番地5) |
| 旧校舎は使う? | 旧高校施設をそのまま利用せず、新校舎を建設 |
| 現在の瀬谷中学校跡地は? | 一部に瀬谷側ターミナルを整備予定。残る土地の活用を検討中 |
| 商業施設はできる? | 商業施設の建設決定は確認されていない |
| 新たな交通の開業は? | 2030年代前半の供用開始を目標 |
| 学区は変更になる? | 駅南側の一部が特別調整通学区域となり、中学校を選択可能 |
| 自転車通学は? | 移転後、基本的に終了する予定 |
大切なのは、2027年のGREEN×EXPO 2027(横浜花博)と、2028年以降の中学校跡地整備を別の計画として理解することです。花博が開催されるとき、瀬谷中学校はまだ移転前の予定です。
学校移転・跡地整備のスケジュール
現在公開されている工程から、主な節目をまとめました。年月日は工事や関係機関の調整によって変わる可能性があります。
| 時期 | 主な出来事 |
|---|---|
| 2023年3月 | 神奈川県立瀬谷西高校が閉校 |
| 2024年3月 | 瀬谷中学校の移転について地域説明会を開催 |
| 2025年6月 | 駅南側の特別調整通学区域の設定を横浜市が公表 |
| 2026年4月 | 対象地域の新入学生から中学校選択の適用開始 |
| 2026年9月 | 横浜市会で移転新築工事の契約議案が可決 |
| 2026年9月28日〜10月30日 | 瀬谷駅周辺と学校跡地の活用に関するアンケート |
| 2027年3月19日〜9月26日 | GREEN×EXPO 2027開催。新ターミナルの開業前 |
| 2028年夏休み | 瀬谷中学校が旧瀬谷西高校跡地へ移転予定 |
| 2028年夏以降 | 移転後の校地活用とバス専用道線の整備を進める計画 |
| 2030年代前半 | 瀬谷バス専用道線の供用開始目標 |
なお、横浜市会で可決された新築工事の請負契約には2028年7月14日という工事完成期限が示されています。これは学校の移転日・始業日そのものではありません。移転の正式な日程は、今後の教育委員会や学校からの案内を確認してください。
瀬谷中学校の移転後の跡地には何ができる?
現校地の一部に、瀬谷駅と旧上瀬谷通信施設地区をつなぐ新しい交通のターミナルを整備する計画です。ただし、跡地のすべてをバスターミナルにするわけではなく、駅周辺と合わせたまちづくりの検討が続いています。

横浜で現実逃避作成イメージ
現在の校地は瀬谷駅北側の約1万9,041㎡
現在の瀬谷中学校は、相鉄本線・瀬谷駅の北側、環状4号線沿いにあります。横浜市の2024年の説明資料によると、現校地の面積は19,041㎡です。駅に近いまとまった土地であり、学校が移転した後の使い方は駅周辺の動線にも関わります。
2026年10月時点で横浜市が公式に説明しているのは、「跡地の一部に瀬谷側ターミナルを整備する予定」という内容です。現段階では、ターミナル以外の土地の具体的な施設名を確定情報として紹介することはできません。
「跡地にショッピングモールができる」は決定情報ではありません
買い物施設、飲食店、子育て支援施設、交流スペースなどは、駅前にあると便利だと考えられる用途の例です。特定の店舗や商業施設の進出が正式決定したという発表ではありません。うわさをもとに出店企業名やオープン日を断定しないようにしましょう。
瀬谷側ターミナルは「掘割構造」を計画
2026年5月の都市計画市素案説明資料によると、瀬谷側ターミナルは、瀬谷駅からの乗り換えや地下トンネルへの接続を考慮して、深度が深くなりすぎない「掘割(ほりわり)構造」で整備する考え方が示されています。
掘割構造とは、地面を掘り下げた空間に道路や乗降場を配置する方式です。資料のイメージではバスが地表より低い場所へ進入し、上部には駅前広場となる滞留空間を設ける構想が描かれています。
資料には地下1階のバス乗降場のイメージがありますが、細かなホーム形状や階段・エレベーターの位置、実際の乗り換え距離は今後の設計内容を確認する必要があります。以前に検討された「島式ホーム」という表現だけで完成形を断定するのは避けたいところです。
地域の利用者から見て気になるのは、バスの台数だけではありません。駅の改札から乗り場まで雨にぬれにくいか、エレベーターで移動できるか、ベンチが置かれるか、案内表示が分かりやすいかも大切な要素です。
特に高齢者、車いす利用者、ベビーカー利用者、初めて瀬谷駅を訪れる人にとっては、乗り換えの段差・勾配・距離が実際の使いやすさを左右します。これらは完成が保証された設備ではなく、整備の進展に合わせて確認したいポイントです。
残る跡地の使い道は住民アンケートを参考に検討
横浜市は2026年9月28日から10月30日まで、「瀬谷駅周辺・瀬谷中学校移転後の跡地」について地域の意見を集めるアンケートを実施しています。
対象は瀬谷区の住民や瀬谷駅の利用者など。回答方法は市の電子申請システムのほか、アンケート用紙の提出などです。回収箱は瀬谷区役所、瀬谷図書館、瀬谷区民文化センターあじさいプラザなどにも設置されています。
瀬谷駅周辺まちづくりアンケート
- 回答期間:2026年9月28日(月)〜10月30日(金)
- 対象:瀬谷区に住む人、瀬谷駅を利用する人など
- 目的:今後のまちづくりの方向性や、跡地の活用可能性を検討するため
- 回答方法:電子申請、郵送、FAX、メール、回収箱への投函など
アンケート結果は、市ホームページで公表予定とされています。市はその結果を今後のまちづくりの基礎資料や、民間事業者との対話による市場調査に役立てる方針です。したがって、アンケートの選択肢にある施設が、そのまま建設されるわけではありません。
駅前に必要だと思うものを考えるなら、日用品を買える店だけでなく、日陰やベンチ、公共トイレ、歩行者の安全、夜間の明るさなど、毎日の利用に直結する点も意識したいですね。
瀬谷バス専用道線とは?跡地と上瀬谷を結ぶ新しい交通
瀬谷バス専用道線は、瀬谷駅付近と旧上瀬谷通信施設地区を約2.7kmの専用道で結ぶ計画です。一般車両の渋滞の影響を抑え、上瀬谷へ安定して移動できる公共交通を目指しています。
約2.7kmのうち約1.7kmが地下トンネル
2026年5月の横浜市資料では、バス専用道の構成は次のように示されています。
| 項目 | 横浜市の計画 |
|---|---|
| 名称 | 9・6・1号瀬谷バス専用道線 |
| 区間 | 瀬谷駅付近〜旧上瀬谷通信施設地区 |
| 延長 | 約2.7km |
| 地下区間 | 約1.7km |
| 地表区間 | 合計約1.0km |
| 地下の構造 | 環状4号線地下に2本のシールドトンネルを整備 |
| トンネルの深さ | 最大で地下約35mを想定 |
| 想定する車両 | 連節バス。最大3台の隊列走行を目指す |
| 概算事業費 | 約466億円という計画段階の想定額 |
| 供用開始 | 2030年代前半を目標 |
瀬谷駅側は掘割構造、上瀬谷側は地上のターミナルを計画しています。上瀬谷側では北側から来る一般路線バスとの接続も考えられており、将来的な地域交通の充実につなげる狙いがあります。
ただし、トンネルの途中にバス停を設置する計画ではありません。地下の中間停留所について横浜市は、深さや安全確保などの課題があり、設けない方針を説明しています。沿線住民の日常の足としては、地上の路線バスがどのように整備されるかも重要です。
なぜ地下にトンネルを造るの?
環状4号線の地上部分は、通勤・通学や地域の車両が行き交う道路です。新しい交通をそのまま地上に増やすと、既存の交通や沿道の暮らしへの影響が問題になります。
そこで横浜市は、一般道路の混雑の影響を受けにくい専用道を地下に設ける方法を計画しています。トンネルの深さは、既存の下水道幹線などを避けることも考慮したものです。
トンネル工事はまだ完了していません。地盤、振動、騒音、工事車両の出入り、地下埋設物との関係などについては、設計資料や住民説明資料を継続して確認する必要があります。「地下だから絶対に影響がない」と言い切ることはできません。
連節バス・隊列走行・自動運転はどうなる?
導入を目指すのは、車体が連結した連節バスです。横浜市は、将来的に最大3台で隊列走行する仕組みや自動運転技術の導入を検討しています。
ここで注意したいのは、「開業初日から無人の自動運転バスが走る」と決まっているわけではないということ。自動運転は実証実験や技術の進み具合を見ながら検討されるもので、導入時期・運行形態・運賃・所要時間などは、現時点で確定情報として示せません。
一方、道路などのインフラを横浜市が整備し、バスの運行を行う事業者との役割分担を考える方針は、将来の公共交通を長く維持するうえで注目されます。
交通計画は2026年も手続きが進行中
瀬谷バス専用道線については、2026年5月に都市計画市素案説明会、同年7月に公聴会が開かれました。9月25日〜10月9日には都市計画案の縦覧と意見書の受付が行われています。
つまり、実際の整備に向けて行政手続きが進んでいる一方で、供用開始年や工事内容が今後一切変更されない状態ではありません。駅前工事の時期・迂回ルート・歩道規制などは、工事段階の案内が出た際に確認するとよいでしょう。
瀬谷中学校の移転先はどこ?旧瀬谷西高校跡地に新校舎を建設
移転先は、瀬谷区中屋敷二丁目2番地5の旧県立瀬谷西高校跡地です。旧高校の建物を転用するのではなく、横浜市が新しい中学校を建設する計画です。

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新旧校地を比較するとどう変わる?
現在の瀬谷中学校は駅近くにありますが、北側の通学区域からは距離が長いという課題がありました。移転先は、学校の通学区域全体から見て、より中心に近い位置と説明されています。
| 比較項目 | 内容 |
|---|---|
| 現校地 | 瀬谷区中央5番41、瀬谷駅北側 |
| 移転先 | 瀬谷区中屋敷二丁目2番地5、旧瀬谷西高校跡地 |
| 現校地の敷地面積 | 約19,041㎡ |
| 移転先の敷地面積 | 約36,950㎡(建築計画上の数値) |
| 広さの違い | 移転先は現校地のおよそ1.9倍 |
| 学校の形態 | 新校舎を建築して移転 |
| 移転時期 | 2028年夏休み予定 |
2024年の初期説明資料では旧高校校地を約38,600㎡と表現したものもありましたが、2025年に示された建築計画では敷地面積が約36,949㎡となっています。数字が異なる資料を同一時点の確定値として混ぜないよう、この記事では新しい建築計画の数字を用いています。
新校舎の周辺は住宅地もあり、駅前とは周辺環境が異なります。徒歩の移動時間は通る道路によって変わるため、保護者の方は自宅から学校までの実際の通学経路を事前に歩いて確認しておくと判断しやすくなります。
移転の理由は老朽化・教室不足・遠距離通学
瀬谷中学校の移転には、大きく分けて3つの理由があります。
1.古い校舎が増え、建て替えが必要だった
横浜市の2024年の説明資料では、現在の瀬谷中学校には建築から60年以上経過した校舎棟があり、ほかにも50年以上を経過した棟があるとされています。部分的な補修を繰り返すだけでは、将来にわたる教育環境を整えることが難しい状況です。
2.プレハブ校舎を長期間使っていた
教室不足を補うために建てられたプレハブ棟は2棟あり、設置から10年以上が経過しています。普通教室や特別教室などとして使われ、学校生活の動線や利便性に課題がありました。
移転・新築は、こうした暫定施設への依存を減らし、通常の教室や特別教室をまとめて配置できる環境を整える狙いがあります。
3.北部には片道3kmを超える通学地域があった
横浜市が望ましいとする中学生の通学距離は、片道おおむね3km以内です。しかし現校地には、北部地域からの通学距離が約3.9kmとなる場所がありました。
このため、瀬谷中学校では横浜市立中学校で例外的に自転車通学が認められてきました。新しい学校を通学区域の中心に近づけることで、遠距離通学を減らすことも移転の重要な目的です。
なぜ旧瀬谷西高校の校舎を再利用しないの?
旧県立高校の校舎をそのまま中学校に使えば、費用が抑えられそうに感じるかもしれません。しかし、高校と中学校では必要な施設や教室の配置が異なり、既存建物の老朽化、耐震性、バリアフリー対応も検討する必要があります。
横浜市は、これらを踏まえて旧高校施設を利用せず新築する方針を選びました。既存の高校校舎は神奈川県による解体、移転先の新校舎整備は横浜市が担う役割分担です。
新しい瀬谷中学校の校舎・体育館・グラウンドはどうなる?
新校舎は地上3階建てを中心とした建築計画で、体育館やプールなどの学校施設も整備されます。敷地が広くなる点だけでなく、工事を段階的に進めるところも特徴です。

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新校舎は3階建て、体育館・プールなども整備
2026年の横浜市会で可決された建築工事の契約議案には、鉄筋コンクリート造を基本とする一部鉄骨造・木造の3階建て建築物と、水泳プール一式が記載されています。
2025年の近隣説明資料では、一般教室・特別教室・個別教室・体育館・武道場・防災倉庫などを含む配置・平面図が示されています。建築計画は工事段階で調整される可能性があるため、教室数や個々の設備の最終仕様は完成時の案内で確認してください。
新しい建物になることで、段差の解消や使いやすいトイレ、昇降設備などが期待されます。ただし「すべての設備が必ず導入される」と断定するのではなく、公表された建築図面と完成後の施設案内を分けて確認することが大切です。
西側グラウンドを先に整備し、東側は移転後に工事
横浜市の説明では、移転先の敷地を活用するため、段階的に工事を進めます。旧高校の建物を解体しながら新しい学校施設を建て、2028年夏の移転時には校舎と必要な運動場などを利用できるようにする計画です。
具体的には、敷地東側に新校舎を配置し、旧高校校舎の解体後に敷地西側のグラウンドを整備します。東側のグラウンドは移転後にも整備を進める工程が公表されています。
つまり「移転する日までに敷地内の全工事が完全に終了する」とは限りません。部活動や運動場の使用条件、学校行事の運営については、学校からの最新案内を確認してください。
工事の費用や発注状況は?
横浜市会の令和8年第3回定例会で、瀬谷中学校移転新築工事の請負契約が可決されました。建築工事の契約金額は55億5,500万円、電気設備工事の契約金額は約6億6,348万円です。
元の入札情報などに出てくる「約50.5億円」は税抜きの落札額として紹介される数字で、55.55億円という契約金額と単純に矛盾するものではありません。また、建築契約と電気工事などの金額を混ぜて「学校建設費の総額」と呼ぶのは避けましょう。
物価や工期による変更もあり得るため、費用の最新情報は横浜市会の契約・議案資料が確認先です。
移転後の瀬谷中学校の学区は変わる?下瀬谷中を選べる地域
瀬谷駅の南側の一部地域では、瀬谷中学校か下瀬谷中学校を選択できる制度が設けられました。移転によって通学距離が長くなる家庭への対応です。

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特別調整通学区域に指定されたのはどこ?
横浜市教育委員会が公表した対象区域は次のとおりです。
| 対象地域 | 選べる中学校 |
|---|---|
| 瀬谷二丁目の一部(瀬谷小学校学区のうち相鉄線以南の指定地域) | 瀬谷中学校/下瀬谷中学校 |
| 瀬谷三丁目・四丁目・五丁目・六丁目 | 瀬谷中学校/下瀬谷中学校 |
瀬谷二丁目は全域が対象ではありません。番地ごとに対象が決まっているため、「瀬谷二丁目に住んでいるから自動的に選べる」と考えるのは危険です。横浜市の区域図や区役所の通知で確認してください。
この制度で選べるのは中学校です。小学校の通学区域は変更されません。また、瀬谷中学校が指定校でなくなるわけではなく、対象地域の人が新たに下瀬谷中学校も選べるという仕組みです。
2026年4月入学生から適用される理由
学校の移転自体は2028年夏ですが、制度の適用は2026年4月以降に中学校へ入学する新1年生から始まっています。
2026年4月に入学した生徒は、2028年には中学3年生です。予定どおり進むと、受験を控えた中学3年生の途中で通学先の校舎が変わることになります。入学前に通学先を選べるようにしているのは、この変化を見込んだ対応です。
また、制度の設定時期以降に対象区域へ転入した中学生も適用対象とされています。入学時期によって扱いが異なる可能性があるので、対象者・申込時期・提出方法は必ず個別に確認しましょう。
学校の選択はどう手続きする?
横浜市によると、対象家庭には区役所から「希望校調査票」が郵送される仕組みです。転入する人には区役所の転入手続き時に案内されます。
進学先を検討するときは、次の順に確認すると迷いにくくなります。
- 自宅の住所・番地が「特別調整通学区域」に入っているかを確認する。
- 瀬谷中学校・下瀬谷中学校までの徒歩ルートと時間を比較する。
- 兄弟姉妹の通学、部活動、友人関係、生活リズムも含めて検討する。
- 区役所から届く希望校調査票と提出期限を確認する。
通学区域の選択が将来の住宅価格に必ず良い影響を与える、といったことは判断できません。引っ越しや住宅購入を検討する場合も、最新の学区図を確認したうえで考えることが重要です。
参考:横浜市|通学区域変更等の検討について(対象区域図あり)
自転車通学は廃止される?新校舎までの通学距離
横浜市は、移転後は基本的に徒歩通学とし、瀬谷中学校で認められてきた自転車通学を終了する予定と説明しています。ただし、個別の通学上の配慮については学校や教育委員会への確認が必要です。

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北側の遠距離通学を減らすことが移転の狙い
現在の学校では通学区域北部に片道約3.9kmとなる地域があり、学校長の判断で自転車通学が認められています。
横浜市は新校地への移転によって、通学区域内からの距離がおおむね3km以内になる見込みと説明しています。このため自転車通学を終了し、徒歩通学を基本とする予定です。
距離が短くなるのは主に学校より北側の地域で、駅南側では反対に通学距離が長くなることがあります。その調整策が、前章で説明した下瀬谷中学校の選択制度です。
通学時間は「直線距離」ではなく実際の道路で考える
毎日歩く距離を判断するときは、地図上の直線距離だけでは十分ではありません。信号、歩道の広さ、横断歩道、坂道、交通量、夜間の明るさなどによって負担が変わります。
例えば同じ2kmでも、交通量の多い交差点を何度も渡るルートと、歩道が続くルートでは安心感が違います。通学時間についても、無理なく歩ける速度を基準に考えるとよいでしょう。
保護者と子どもで確認するときは、朝の登校時刻に合わせたルートと、雨天時・暗くなる季節の帰宅ルートも意識すると実際の通学を想像しやすくなります。
障がいや体調などで徒歩通学が難しい場合
「基本的に徒歩通学」という方針は、すべての生徒に同じ方法を機械的に当てはめるという意味とは限りません。障がい、けが、慢性的な体調面の事情などがある場合は、学校・教育委員会に個別の配慮や利用できる制度を相談することが大切です。
新校舎の設備だけでなく、自宅から校門までの経路も含めて、必要な支援や安全対策を早めに確認しておきましょう。
移転後の避難所はどうなる?地域防災拠点の扱い
新しい瀬谷中学校を引き続き地域防災拠点として指定する方向で、関係部署が調整しています。ただし、移転後の正式な指定や、住民ごとの避難先については最新の地域防災情報を確認する必要があります。
新校舎を防災拠点として使う計画
瀬谷中学校は学びの場であると同時に、地域にとって災害時の拠点です。横浜市は移転先での施設整備にあたり、防災倉庫など、地域防災拠点として求められる機能を想定しています。
旧校地に近い住民にとっては、避難先がこれまでより遠くなる可能性もあります。一方で、新しい学校が近くなる住民もいます。「移転後も現在の瀬谷中学校跡地へ避難すればよい」と思い込まず、指定の変更が公表された際に確認しましょう。
ハザードマップと徒歩ルートを確認する
横浜市の公共事業評価資料では、移転先は洪水浸水想定区域や土砂災害警戒区域などには該当しないと説明されています。一方、敷地の一部には内水浸水想定があるため、被害が想定されない場所へ学校施設を配置する計画です。
これは「どんな災害でも絶対に安全」という意味ではありません。実際の避難行動は、地震・大雨などの災害の種類、道路状況、自治体からの情報によって変わります。
高齢の家族や小さな子どもと一緒に移動する場合は、段差の少ない経路、危険な交差点、途中で休める場所を確認しておくと安心です。避難所の運用開始前には、瀬谷区の防災情報を必ずチェックしてください。
2027年の横浜花博・上瀬谷のテーマパークとはどう関係する?
2027年の横浜花博に、瀬谷中学校跡地の新ターミナルは間に合いません。バス専用道線の供用開始目標は2030年代前半で、花博より後の計画です。

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GREEN×EXPO 2027には別の交通アクセスを利用
GREEN×EXPO 2027は、2027年3月19日から9月26日まで旧上瀬谷通信施設地区で開催されます。しかし、瀬谷中学校の移転は翌2028年夏の予定です。したがって、学校の跡地を使用する交通ターミナルは花博開催時点では使えません。
花博会場へのアクセスとしては、瀬谷駅・三ツ境駅・南町田グランベリーパーク駅・十日市場駅などからの事前予約制シャトルバスが案内されています。花博に出かける方は、現在の公式アクセス情報に基づいて計画を立てましょう。
会場の場所、最寄り駅、行き方を詳しく知りたい方は、当サイトの関連記事「横浜の花博の場所はどこ?2027年の会場地図・最寄り駅・アクセス完全ガイド」をご覧ください。
長期的には上瀬谷の観光・にぎわい拠点につながる
旧上瀬谷通信施設地区では、観光・にぎわい、農業振興、物流、防災・公園などの土地利用が検討・推進されています。新たな交通は、将来の観光需要だけでなく、地域の南北移動の利便性向上も目指すものです。
大型テーマパークなどの構想は、上瀬谷での長期的なまちづくりの一部です。しかし、施設の正式名称・開業日・交通の乗車料金を、未確定の段階で断定することはできません。
瀬谷駅の利用者としては、観光客が増える時期に駅前が混雑しないか、通勤・通学との動線が整理されるか、地域のバス路線が使いやすくなるか、といった点も見守りたいところです。
瀬谷中学校の移転後によくある質問
最後に、検索されやすい疑問を短くまとめます。
Q.瀬谷中学校はいつ移転するのですか?
A.2028年(令和10年)夏休みの予定です。工事の進行などによって変更される可能性があるため、具体的な開校日・引っ越し日は学校からの案内を確認してください。
Q.新しい瀬谷中学校の住所は?
A.移転先の工事場所は、横浜市瀬谷区中屋敷二丁目2番地5です。旧県立瀬谷西高校の跡地に新築されます。
Q.瀬谷中学校の跡地にイオンや大型商業施設はできますか?
A.2026年10月時点で、特定の商業施設が建設されるという公式決定は確認できません。跡地の一部は交通ターミナルに利用予定で、そのほかの土地利用は横浜市が検討しています。
Q.跡地のバスターミナルはいつ開業しますか?
A.2030年代前半の供用開始が目標です。現段階では特定の開業日が決まったものとして扱わないでください。
Q.2027年の横浜花博で新ターミナルは使えますか?
A.使えません。花博は学校の移転前に開催されます。花博の公式サイトで案内されているシャトルバスなどを利用する計画になります。
Q.瀬谷中学校への自転車通学はなくなるのですか?
A.移転後は基本的に終了する予定です。横浜市は徒歩通学への移行を想定しています。個別の事情がある場合は学校・教育委員会に確認してください。
Q.瀬谷駅南側の人は下瀬谷中学校を選べますか?
A.特別調整通学区域に指定された住所であれば、瀬谷中学校と下瀬谷中学校を選択できます。瀬谷二丁目の一部、瀬谷三〜六丁目が対象で、2026年4月以降に入学する新中学1年生などに適用されます。正確な番地は区域図で確認してください。
Q.学校が移転したら旧校地はすぐ解体されますか?
A.移転後の敷地にターミナルを整備する計画はありますが、校舎の解体開始日や跡地全体の工事工程が一律に確定しているわけではありません。工事の具体的な日程は横浜市の案内を待ちましょう。
Q.移転後の学校は地域防災拠点になりますか?
A.引き続き指定する方向で調整されています。正式な指定と避難区域は、移転時期が近づいてから瀬谷区の防災情報で確認してください。
まとめ|瀬谷中学校の移転後は「新校舎」と「駅前再整備」が進む
瀬谷中学校の移転後は、旧瀬谷西高校跡地に新しい学校が誕生し、瀬谷駅近くの現校地では交通ターミナルを軸にしたまちづくりが進む予定です。

横浜で現実逃避作成イメージ
この記事の要点
- 瀬谷中学校は2028年夏休みに旧瀬谷西高校跡地へ移転予定。
- 現校地の一部は瀬谷バス専用道線のターミナルとして活用予定。その他の跡地利用は検討中。
- 新しい交通の開業目標は2030年代前半で、2027年横浜花博には間に合わない。
- 駅南側の一部は特別調整通学区域となり、瀬谷中と下瀬谷中の選択が可能。
- 移転後は自転車通学を基本的に終了し、徒歩通学とする予定。
学校選びで大切なのは、移転予定日だけでなく、毎日の通学経路と、利用できる中学校の選択肢を確かめることです。また、駅周辺の跡地活用については、今まさに地域の意見を集めている段階。買い物施設などの具体的な用途は、決定情報が出てから確認しましょう。
瀬谷駅の近くを利用する人にとっても、学校へ通う子どもたちにとっても、大きな変化です。今後の発表を追いながら、新校舎への通学や将来の駅前の姿を少しずつ具体的に考えていきたいですね。
公式情報の確認先
通学区域・工事・駅前整備はそれぞれ担当部署が異なります。次の横浜市公式情報を確認してください。
- 瀬谷中学校移転建替事業について(横浜市教育委員会):学校移転と説明会資料
- 通学区域変更等の検討について(横浜市):学区・選択制度と対象区域図
- 瀬谷駅周辺のまちづくり(横浜市):跡地活用と住民アンケート
- 新たな交通整備事業(横浜市):瀬谷バス専用道線の事業概要
- 令和8年第3回定例会の議案結果(横浜市会):新校舎工事の契約
- GREEN×EXPO 2027公式|会場へのアクセス:2027年のシャトルバス案内
※この記事は2026年10月19日時点で公表・確認できた情報をもとに作成しています。計画の変更、工事日程、通学区域の個別適用、通学方法、避難所指定などは、横浜市や学校の最新案内をご確認ください。