猿島フェリーに乗れない!欠航基準と満席リスク・対処法を全網羅
せっかくの休日、猿島での無人島探検を計画していたのに「フェリーに乗れない」なんて事態になったら、楽しみにしていた気持ちが一気に冷めてしまいますよね。実は、猿島へ渡るフェリーは、単にチケットを買えば乗れるというわけではなく、天候や海の状況、そして独特のルールによって「乗船できない」ケースが意外と多く存在します。私自身も、実際に現地へ行ってから「風が強くて今日はダメかも」とヒヤヒヤした経験がありますし、ネット上では「満席で断られた」「ペット連れで行ったら乗れなかった」といった声も目にします。特に、雨や風による欠航基準や、混雑時の定員オーバー、持ち込み禁止品に関するルールは、事前によく確認しておかないと当日の予定が全て白紙になってしまう可能性も。この記事では、そんな不安を解消するために、猿島フェリーに乗れない具体的なパターンと、その回避策、万が一の時の代替プランまでを詳しくご紹介します。
- 風や波の高さによる具体的な欠航基準と運航判断のタイミング
- 予約をしていても乗れない可能性がある混雑時のリスクと対策
- ペットやBBQ機材など、意外と知らない持ち込み禁止ルール
- 万が一フェリーに乗れなかった時に楽しめる横須賀の代替スポット
猿島フェリーに乗れない主な原因と解決策
猿島への渡航は、株式会社トライアングルが運航するフェリーに100%依存しています。つまり、泳いで渡ることも、個人のボートで勝手に上陸することも禁止されているため、この定期船が動かなければ、私たちは無人島へ一歩も足を踏み入れることができません。ここでは、実際にどのような状況で「乗れない」という事態が発生するのか、その主な原因と対策を深掘りしていきましょう。
風速や波高による欠航基準と運航状況
皆さんが旅行の計画を立てる際、一番に気にするのは「天気予報」だと思います。「雨の予報だから中止しようかな」と考えるのは自然なことですが、実は船舶の運航において、空から降ってくる「雨」そのものは、それほど決定的な運航停止理由にはなりません。屋根のない小型船ならともかく、猿島フェリーはしっかりとした客室があるため、多少の雨なら問題なく運航します。
本当に恐れるべき敵は、「風」と、それによって引き起こされる「波」です。
たとえ雲ひとつない快晴であっても、春一番のような強風が吹いていれば、海面には白波が立ち、船は大揺れになります。逆に、しとしとと雨が降っていても、風が穏やかで海面が鏡のように静かであれば、フェリーは通常通り運航されるのです。この「天気と海況のギャップ」が、多くの旅行者を惑わせる最大の要因です。
具体的な欠航の目安
では、どの程度の風や波で欠航になるのでしょうか。公式に「風速〇メートル以上で中止」という明確な数値が常時公開されているわけではありませんが、一般的に内航船の安全基準として、以下の状況では欠航のリスクが跳ね上がります。
- 風速: 10m/sを超えると要注意、15m/s前後で欠航の可能性大。
- 波高: 東京湾内は外洋に比べて波は立ちにくいですが、それでも波高が1メートルを超え、桟橋への着岸が危険と判断されれば欠航します。
特に猿島の桟橋は、風向きの影響をダイレクトに受ける構造になっているため、「三笠桟橋(出発地)は穏やかでも、猿島側(到着地)が荒れているため着岸できない」というケースも珍しくありません。
当日の確認ルーティン
をチェックしている早朝の手元。猿島フェリーの運航可否を事前に確認する重要性を示す。.jpg)
横浜で現実逃避作成イメージ
「行ってみたら欠航だった」という悲劇を避けるために、当日の朝は必ず以下のステップで情報を収集してください。
- 朝7時の公式発表をチェック: 運航会社の株式会社トライアングルは、毎朝7時頃にその日の運航可否を公式サイトや公式X(旧Twitter)で発表しています。
- 「急遽欠航」の可能性を考慮: 「朝は〇」でも、午後から風が強まる予報の場合、「午前便のみ運航、午後は欠航」という条件付き運航になることがあります。
海上の気象警報や注意報が出ている場合は、無理をせず計画を変更する勇気も必要です。
気象庁が発表する「海上警報」や「気象注意報」は、運航判断の重要な根拠となります。お出かけ前に該当地域の警報・注意報を確認しておくと、欠航リスクをある程度予測できます。 (出典:気象庁『気象警報・注意報』)
予約しても満席で乗船できないリスク

横浜で現実逃避作成イメージ
「事前にWEBでチケットを予約決済しているから、席は確保されているはず」
そう思い込んでいる方は要注意です。猿島フェリーの予約システムは、あくまで「乗船券(チケット)の事前購入」であり、「特定の便の座席指定」ではありません(一部のイベント便などを除く)。つまり、チケットを持っていても、乗りたい時間の船に乗れるとは限らないのです。
定員オーバーのメカニズム
船舶には法律で定められた厳格な「旅客定員」が存在します。バスや電車のように「詰め込めばなんとかなる」というものではなく、救命胴衣の数や安全上の理由から、1名でも定員を超えて乗せることは固く禁じられています。
特に、アニメ『サマータイムレンダ』の聖地として注目を浴びて以降、GWや夏休み、天気の良い週末には観光客が殺到します。その結果、以下のような事態が頻発しています。
- 行きの便: 朝一番の便に乗ろうと長蛇の列ができ、定員に達した時点で「次の便(1時間後)をお待ちください」とアナウンスされる。
- 帰りの便: これが最も深刻です。夕方、閉園時間が近づくと、島にいる全員が一斉に帰ろうとします。しかし、船の定員には限りがあるため、一度に全員を運びきれず、「積み残し」が発生します。
確実に乗るための攻略法
満席による「乗船拒否」を避けるためには、時間のマネジメントが全てです。
- 30分前行動: 出航時刻のギリギリに到着するのではなく、少なくとも20分〜30分前にはターミナル(または島の桟橋)に到着し、列に並んでおくこと。
- 一本早い便を選ぶ: 特に帰りは、最終便の一つ前の便を狙いましょう。みんなが「最後まで遊びたい」と考えるため、最終便は激戦区になります。
ペット同伴が原因で乗船拒否される理由
を連れた日本人観光客が、フェリー乗船ゲートでスタッフに立ち入りを断られている場面。.jpg)
横浜で現実逃避作成イメージ
近年、愛犬と一緒に旅行を楽しむ方が増えていますが、残念ながら猿島へのペット同伴は、原則として全面的に禁止されています。
「うちの子は小型犬だし、バッグから出さないから大丈夫でしょ?」と思われるかもしれませんが、このルールは非常に厳格に運用されています。一般的な公共交通機関(電車やバス)では、全身が隠れるケースに入れれば持ち込み可能な場合が多いですが、猿島フェリーに関しては適用されません。
なぜペット不可なのか?
これはフェリー会社の方針というよりも、猿島が「国史跡」であり「自然公園」であるという法的・環境的な理由が大きく関係しています。
猿島には、本土とは異なる独自の生態系や、貴重な植生が残されています。外部からペットを持ち込むことで、これらの生態系に影響を与えたり、フン尿による環境汚染、あるいは歴史的遺構(レンガ積みのトンネルなど)へのマーキング等のリスクを避けるため、横須賀市の条例や管理要領によって立ち入りが制限されているのです。
現地で発覚した場合の悲劇
もし知らずにペットを連れてきてしまった場合、チケット売り場や改札口で乗船を断られます。その場で預かってくれるサービスはターミナルにはありません。近隣のペットホテルを探して預けてから戻ってくるか、猿島行きそのものを諦めるかの二択を迫られることになります。楽しい旅行がいきなりトラブルで始まらないよう、ペットはお留守番か、ペット可の別の観光地へ連れて行ってあげましょう。
介助犬、盲導犬、聴導犬などの身体障害者補助犬については、法律に基づき同伴が可能です。事前に運航会社へ連絡しておくとスムーズです。
BBQ機材などの持ち込み禁止品に注意

横浜で現実逃避作成イメージ
猿島は「手ぶらでBBQ」ができるスポットとして大人気ですが、こだわり派のキャンパーさんが陥りやすいのが「機材持ち込み」のトラブルです。
猿島では、島内の安全管理と環境保全のため、以下の物品の持ち込みが禁止されています。
主な持ち込み禁止リスト
| 禁止カテゴリー | 具体的な品目 | 禁止の理由 |
|---|---|---|
| 燃料類 | 木炭、ガス缶(CB缶/OD缶)、着火剤、薪、固形燃料など | 島内での火災予防、廃棄物処理の問題 |
| 燃焼器具 | 家庭用カセットコンロ、アウトドア用バーナー、七輪など | 上記燃料を使用するため不可 |
| 火薬・危険物 | 花火、爆竹、クラッカー、ガソリンなど | 安全確保、騒音防止、文化財保護 |
| その他 | ドローン、水中銃、銛(モリ)、大型音響機器 | 他の利用者への迷惑防止、安全管理 |
「自分の使い慣れたコンロで焼きたい」「余っている炭を消費したい」という気持ちは分かりますが、これらを持っていると乗船できません。もし持参してしまった場合は、車に置いてくるか、コインロッカー(危険物は不可の場合あり)に預ける等の対応が必要になります。
猿島でBBQをする場合は、島にあるレンタルショップで機材を借り、木炭などの消耗品も現地で購入するのが唯一の正規ルートです。これは「不便」ではなく、「貴重な無人島を守りながら遊ばせてもらうためのマナー」と捉えましょう。
欠航時のキャンセル料と払い戻し規定
天候リスクの高い猿島旅行において、最も気になるのが「予約していたのに行けなくなった場合のお金」の話です。結論から言うと、運航会社のキャンセル規定は非常にユーザー寄り(良心的)に作られています。
天候事由なら「キャンセル料ゼロ」
もし、楽しみにしていた当日が暴風雨で、フェリーが「運航中止(欠航)」となった場合、キャンセル料は一切かかりません。 全額が払い戻しされます。これは、予約者側が手続きをしなくても、運航会社側で一括キャンセル処理が行われることが一般的です(予約サイトの仕様によりますので、メール等は要確認)。
また、「欠航まではいかないけれど、天候が不安定で条件付き運航になった」といったグレーな状況で、ユーザー自身がキャンセルを希望する場合も、柔軟に対応してもらえるケースが多いです。
ユーザー都合のキャンセルには注意
一方で、「晴れているけど、なんとなく気分が乗らない」「寝坊した」といった完全な自己都合によるキャンセルの場合は、規定のキャンセル料が発生します。
キャンセル料発生のタイミング(目安) ・10日前〜8日前:20% ・7日前〜2日前:30% ・前日:50% ・当日:100% ※利用日の11日前までなら、自己都合でもキャンセル料は無料です。
この仕組みを賢く利用するなら、「天気予報が怪しいから予約しない」と躊躇するよりも、「とりあえず予約して席を確保し、もし当日欠航になったら全額返金されるから安心」と考えるのが正解です。ただし、自己判断で「雨だから行かない」と決めて、連絡もせず放置すると当日キャンセル(100%支払い)扱いになってしまうので、必ず運航状況を確認し、必要な手続きを行ってください。
猿島フェリーに乗れない場合の代替観光プラン
どんなに完璧に準備をしていても、自然の力には勝てません。当日の朝、公式サイトで「本日は強風のため全便欠航」という文字を見てしまう可能性はゼロではありません。また、現地に着いてから「満席で乗れない」と言われることもあるでしょう。
そんな時、その場で呆然と立ち尽くしてしまうのは時間がもったいないです。横須賀には、フェリーに乗れなくても、雨が降っていても楽しめる魅力的なスポットがたくさんあります。ここからは、即座に切り替えられる「プランB(代替案)」を具体的に提案します。
混雑時の待ち時間目安と整理券の配布
まずは、「欠航ではないけれど、人が多すぎてすぐには乗れない」というパターンです。GWや連休の中日には、チケット売り場や乗船待ちの列がターミナルからはみ出し、三笠公園の方まで伸びることがあります。
このような混雑時、運営側は「乗船整理券」を配布して対応することがあります。「あなたは11:30の便です」といった指定券を受け取れば、それまでの時間は列を離れて自由に過ごすことができます。
待ち時間の賢い潰し方:記念艦「三笠」

横浜で現実逃避作成イメージ
フェリーターミナルの目と鼻の先、徒歩1分の場所に、世界三大記念艦の一つである「三笠」が保存されています。日露戦争で活躍した本物の戦艦の中に入り、甲板を歩いたり、長官室を見学したりすることができます。
見学の所要時間は30分〜1時間程度なので、フェリーの待ち時間を潰すにはまさにうってつけの施設です。「フェリーの待ち時間にちょっと見る」つもりが、展示内容が充実しすぎていて、「猿島よりも面白かった!」という感想を持つ人もいるほどです。
最終便に乗り遅れた際の緊急対応とリスク
これは「行きに乗れない」ことよりも遥かに恐ろしい、「帰りの船に乗れない」というシナリオです。前述の通り、猿島は宿泊が禁止されており、最終便が出た後は無人島になります。
もし、最終便を見送ってしまったら?
島に取り残された場合、自力で泳いで帰ることは不可能です。島内には、万が一のための「緊急連絡用スイッチ(警告灯)」が設置されていると噂されています。都市伝説のように語られることもありますが、実際に管理棟付近などに非常通報装置が存在します。
しかし、これを押したからといって、すぐに船が迎えに来てくれるわけではありません。警備会社や海上保安庁、運航会社への緊急連絡が行われ、チャーター船の手配や捜索活動が必要になります。これには多大なコストがかかり、場合によっては損害賠償や費用の請求が発生する可能性も否定できません。何より、真っ暗闇の無人島で、救助を待つ数時間は恐怖以外の何物でもありません。
絶対に乗り遅れないための鉄則
「最終便は17:00だから、16:55に桟橋に行けばいいや」という考えは捨ててください。定員オーバーによる積み残しリスクも考慮し、「最終便の30分前には桟橋に到着しておく」のが鉄則です。島内放送には常に耳を傾け、スタッフさんの「まもなく最終便です!」という呼びかけには即座に反応しましょう。
雨天でも楽しめるソレイユの丘等の施設
「強風でフェリーが欠航になった」「雨が強くて屋外の散策は厳しい」 そんな時に私が最もおすすめする代替プランが、「長井海の手公園 ソレイユの丘」です。
横須賀中央エリアからは車やバスで30〜40分ほど移動しますが、ここには天候に左右されない楽しみが詰まっています。
雨の日のソレイユの丘の過ごし方
- 海と夕日の湯: 露天風呂からは相模湾の絶景が見渡せます。雨で冷えた体や、予定変更で疲れた心を温めるには最高です。
- 体験教室: パン作りやピザ作り、クラフト体験などが屋内で楽しめます。特にピザ作りは、自分で作った焼きたてを食べられるので、ランチ代わりにもなり一石二鳥です。
- 屋内キッズルーム: 小さなお子様連れの場合、雨の日は遊ぶ場所に困りますが、ここには広い屋内遊戯スペースがあるので安心です。
車で横須賀・三浦方面へ行くなら、こちらの記事も参考にしてみてください。ドライブコースの参考になります。 車で行ける横須賀・三浦方面の観光地
また、もし車で移動できるなら、少し足を伸ばして横浜方面に戻り、屋内型の施設で遊ぶのも賢い選択です。八景島シーパラダイスのアクアミュージアム(水族館)などは、雨の日でも快適に過ごせます。
雨の日プランの参考にはこちらの記事も役立ちます。 雨の日でも楽しめる横浜の室内スポット
横須賀海軍カレーなど周辺グルメを満喫
「観光地巡りは諦めて、美味しいものを食べて帰ろう!」というのも、立派な旅の楽しみ方です。横須賀といえば、日本のカレーライスのルーツとも言われる「よこすか海軍カレー」と、米軍基地の街ならではの巨大な「ヨコスカネイビーバーガー」です。
コースカ・ベイサイド・ストアーズを活用せよ
フェリーターミナルから徒歩15分ほどの場所にある大型ショッピングモール「Coaska Bayside Stores(コースカ・ベイサイド・ストアーズ)」は、雨の日の避難所として最強です。
- グルメ: 海軍カレーやネイビーバーガーの有名店が入っており、横須賀グルメを一度に楽しめます。
- YOKOSUKA軍港めぐり: 実はここから、アメリカ海軍や海上自衛隊の艦船を船から見る「軍港めぐり」の遊覧船が出ています。この船は、波の静かな港内を巡るコースなので、「猿島航路(外海に近い)は欠航だけど、軍港めぐり(港内)は運航している」というケースが多々あります。猿島に行けなかった悔しさを、イージス艦や空母を見る興奮で上書きできるかもしれません。
- エンタメ: 映画館やボウリング場も併設されているので、天候を気にせず一日中遊べます。
猿島フェリーに乗れない不安を解消し楽しむ
猿島への旅は、フェリーに乗れるかどうかが最大の鍵となります。しかし、ここまで読んでくださった皆さんは、もう「乗れない理由」と「乗れなかった時の対策」を十分に理解できているはずです。
事前に天気図(風と波)を確認し、予約システムを理解し、持ち込み荷物をチェックする。これだけで、当日現地でパニックになるリスクは劇的に減ります。そして、万が一フェリーが出なくても、横須賀にはカレーがあり、軍艦があり、温泉があります。
「乗れないかもしれない」という不安を抱えたまま出発するのではなく、「乗れたらラッキー、乗れなくてもプランBがあるから大丈夫!」くらいの心持ちで、余裕を持って横須賀の旅を楽しんでくださいね。
※本記事の情報は執筆時点のものです。気象条件による運航状況や、イベント開催に伴う特別ダイヤ、料金規定などは変更される可能性があります。お出かけの際は、必ず猿島公式サイトや公式SNSで最新の一次情報をご確認ください。
関連記事
- 横浜から1時間旅:日帰りで楽しむ近場スポット特集
- 横浜の交通ガイド:鉄道・バス・船で巡る観光術
- 神奈川・横浜の穴場スポット:地元民おすすめ11選
- 横浜・1,000円クルーズの楽しみ方
- 横浜・いなか風景散策:緑と海辺を楽しむ旅