猿島できること完全網羅!歴史探訪からBBQまで徹底ガイド
東京湾に浮かぶ無人島「猿島」へ行ってみたいけれど、現地で具体的に何ができるのかイメージが湧かなくて困っていませんか。せっかくの休日を使って行くなら、デートで失敗したくないし、子供連れでも楽しめるのか、あるいは雨が降ったらどうなるのかといった不安は尽きないものですよね。私も初めて訪れる前は、単なるBBQ場なのか、それとも歴史的な観光地なのか、その全貌がよく分からずにリサーチに苦労した経験があります。
実は、猿島は「歴史」と「レジャー」が奇跡的なバランスで融合している稀有なスポットです。午前中は明治時代の要塞跡で知的好奇心を満たし、午後は海を見ながらBBQでリラックスする、といった贅沢な時間の使い方が可能です。この記事では、かつて要塞だった独特の雰囲気を持つ猿島で体験できることを、定番の歴史散策から意外なグルメ情報、そして絶対に知っておくべき注意点まで、私の実体験に基づき余すことなくご紹介します。
- まるで映画の世界に迷い込んだような要塞跡の撮影スポット
- 手ぶらで気軽に楽しめる海辺のBBQと磯遊びのルール
- 島内唯一のレストランで味わう横須賀グルメとテイクアウト情報
- 初めてでも安心なフェリーの乗り方と快適に過ごすための服装
絶景と歴史の宝庫で猿島できること
猿島といえば、まずはその圧倒的な非日常感が魅力です。東京湾唯一の自然島でありながら、明治時代の要塞跡がそのまま残るこの島では、他では絶対に味わえない「時が止まったような体験」が待っています。横須賀の市街地からフェリーでわずか10分という距離にありながら、島に一歩足を踏み入れると、そこは現代社会とは切り離された異空間。ここでは、島に上陸したら絶対に外せないメインのアクティビティについて、私の実体験を交えながら詳しく解説していきます。
猿島デートで巡るラピュタの世界観

横浜で現実逃避作成イメージ
猿島を訪れるカップルの多くが期待しているのが、あのアニメ映画『天空の城ラピュタ』を彷彿とさせる幻想的な風景です。しかし、単に「似ている」というだけではありません。実際に現地を歩いてみると、その空間設計自体がドラマチックな演出になっていることに気づきます。
日常から非日常への切り替わり
桟橋から管理棟を抜け、坂道を少し歩いて「切通し(きりどおし)」と呼ばれるエリアに入った瞬間、空気感がガラッと変わるのを肌で感じることができます。それまでの開放的な海の青さと日差しの強さから一転、鬱蒼と茂るタブノキやシロダモなどの原生林が空を覆い、周囲は静寂に包まれます。そこにあるのは、苔むした赤レンガの壁と、木漏れ日が織りなす陰影の世界。鳥のさえずりと風の音しか聞こえないこの空間は、まさに二人だけの世界に没入できる最高のロケーションです。
愛のトンネルでの心理効果
特に要塞エリアの中央を貫く「愛のトンネル」と呼ばれるレンガ造りのトンネルは、デートのハイライトと言っても過言ではありません。かつて弾薬や兵員を輸送するために作られたこのトンネルは、照明が少なく薄暗い空間が続きます。中に入るとひんやりとした空気が漂い、足音や話し声が不思議に反響するため、自然と二人の距離が縮まるようなドキドキ感があります。いわゆる「吊り橋効果」にも似た心理的な親密さを生む装置として、これ以上の場所はないかもしれません。
最高のフォトスポットを探して
トンネルを抜けた先から差し込む光がレンガを照らす様子は本当に美しく、どこを切り取っても絵になります。最近ではSNS映えを狙う若いカップルも多いですが、あえて三脚などは使わず、お互いに写真を撮り合うだけでも十分に楽しめます。特に、トンネルの出口付近で逆光を利用してシルエット写真を撮ると、人物が黒く浮かび上がり、背景の緑とレンガの赤が鮮やかに対比されるため、プロが撮ったような雰囲気のある一枚になります。
撮影のコツ: スマホのカメラで撮影する場合は、露出(明るさ)を少し下げると、レンガの質感や苔の深緑色がより鮮明に映り、廃墟特有の重厚感を出すことができます。
猿島観光で外せない歴史遺産探訪
ただ眺めるだけでも美しい猿島ですが、その背景にある「歴史」を知ると、散策の深みが一気に増します。この島はかつて「東京湾要塞」として、幕末から第二次世界大戦前にかけて首都を守るための重要な軍事拠点でした。島内には、砲台跡や弾薬庫跡などが当時のまま残されており、国史跡としての重みを感じることができます。
建築学的にも貴重な「フランス積み」レンガ

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歴史好きでなくとも注目してほしいのが、要塞の壁面に使われているレンガの積み方です。ここには、明治初期に導入されたものの、手間がかかるためすぐに廃れてしまった「フランス積み(フランドル積み)」という希少な建築技法が採用されています。レンガの長手(長い面)と小口(短い面)を交互に並べるこの積み方は、幾何学的で非常に美しい模様を描きます。日本国内で現存するフランス積みの建造物は数えるほどしかなく、富岡製糸場などと並ぶ貴重な近代化遺産なのです。
(出典:横須賀市観光協会『横須賀市観光情報サイト』)
ガイドツアーで「見えない歴史」を見る
個人的に強くおすすめしたいのが、島で行われている「猿島探検ツアー」への参加です。私自身、最初は「自由に歩けばいいや」と思っていましたが、ツアーに参加してその考えが180度変わりました。一見するとただの穴や壁にしか見えない場所も、プロのガイドさんの解説を聞くと「ここは弾薬を運ぶエレベーターだったのか!」「この落書きは当時の兵隊さんが書いたものなのか」といった驚きの発見に変わります。
ツアーは30分から40分程度で主要スポットを効率よく回れるように設計されています。フェリーの到着時間に合わせて開催されていることが多いので、島に到着したらまずは管理棟でツアーの受付を済ませてしまうのが賢い回り方です。歴史に詳しくない方でも、物語を聞くような感覚で飽きずに楽しめるはずです。
フランス積みとは: レンガの長手と小口を交互に並べることで、壁面に美しい模様を作り出す積み方。強度よりも美観に優れると言われますが、施工に手間がかかるため、明治20年代以降はより合理的な「イギリス積み」へと移行していきました。
手ぶらで楽しむ猿島BBQの魅力

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海を見ながらのバーベキューも、猿島でできることの大きな柱です。しかし、猿島のBBQは一般的なキャンプ場のそれとは少しルールが異なります。最大の特徴は、なんといっても「徹底的に手ぶらでOK」という点に尽きます。むしろ、これは「手ぶらでなければならない」と言い換えることもできます。
機材持ち込み禁止という鉄の掟
猿島では、環境保護と安全管理の観点から、コンロや炭、ガスバーナーといった燃料類の持ち込みが一切禁止されています。「自分のこだわりのグリルを使いたい」というアウトドア上級者の方には少し物足りないかもしれませんが、逆に言えば、重たい機材を運ぶ必要が全くないということです。現地にあるレンタルショップ「SARUSHIMA BBQ」で必要な機材一式をレンタルするシステムが確立されているため、電車で来た私のような徒歩ユーザーや、女性だけのグループでも、驚くほど気軽に本格的なBBQをスタートできます。
食材調達の楽しみ方
機材はレンタル必須ですが、食材に関しては自由度が高いのが嬉しいポイントです。事前にネットで食材セットを予約して現地で受け取る「完全手ぶらスタイル」も可能ですし、横須賀市内の市場(例えば「よこすかポートマーケット」など)で、新鮮な地魚や葉山牛、地元の野菜などを買い込んで持ち込む「地産地消スタイル」もおすすめです。
BBQが可能なエリアは砂浜に限定されていますが、目の前には東京湾が広がり、対岸には横須賀の街並みや米軍基地の艦船が見えるという、ここでしか味わえないロケーションです。青空の下、波音を聞きながら焼くお肉や海鮮は、普段の何倍も美味しく感じられるでしょう。
禁止事項に注意: カセットコンロやガスバーナーなどの燃料類も持ち込み禁止です。これを知らずに持ってきてしまうと、島への入り口で預けることになり、島内では一切使えません。お湯を沸かしてコーヒーを飲みたい場合なども、レンタル機材を利用する必要があります。
猿島での釣りや海水浴等の海遊び
夏場(通常7月中旬〜8月末)には海水浴場がオープンし、東京湾とは思えないほど透明度の高い海で泳ぐことができます。「東京湾の海=汚い」というイメージを持っている方もいるかもしれませんが、猿島周辺は潮通しが良く、対岸の市街地とは水質が明らかに異なります。ライフセーバーさんが常駐している期間は、クラゲ除けネットなども設置されることが多く、小さな子供連れのファミリーでも安心して海遊びをさせることができる環境が整っています。
四季折々の魚を狙う釣り体験
また、季節を問わず人気なのが釣りです。猿島は潮の流れが速い場所にあるため、魚影が濃いことでも知られています。レンタルショップで釣り竿セットを借りることもできる(在庫状況等は要確認)ので、観光のついでにふらっと手ぶらで釣りに挑戦するのも良い思い出になります。
春から秋にかけてはアジ、キス、カレイ、メバルなど、季節によって釣れる魚も様々です。自分で釣った魚を持ち帰って夕食にするのも素敵ですね。ただし、海水浴シーズン中の遊泳エリアや、フェリーの航路付近など、釣りが禁止されているエリアも明確に決まっています。必ず現地の看板やスタッフの指示に従って、マナーを守って楽しみましょう。
子供も喜ぶ磯遊び
泳ぐのはちょっと…という時期や、水着を持っていない場合でも、「磯遊び」なら気軽に楽しめます。砂浜の端には岩場が点在しており、カニやヤドカリ、小魚などを観察することができます。網とバケツ(100円ショップなどで購入しておくと便利)があれば、子供たちは夢中になって時間を忘れてしまうことでしょう。
猿島ランチにおすすめの島グルメ

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「無人島だから食事をする場所なんてないのでは?」「お弁当を持参しないとひもじい思いをする?」と心配する必要はありません。島内には「オーシャンズキッチン」という、オシャレなテイクアウト形式のレストランがあり、海を眺めながら本格的な食事を楽しむことができます。
名物・よこすか海軍カレーを島で食す
ここの看板メニューは、やはり横須賀ならではの「よこすか海軍カレー」です。スパイスが効いていながらも懐かしい味わいのカレーは、海辺の雰囲気と相性抜群です。その他にも、地元の食材を使用したピザや、暑い日に嬉しい冷たいドリンク、アルコール類なども揃っています。
店舗の前にはウッドデッキのテラス席が用意されており、ここからの眺めがまた格別です。BBQをしない一般の観光客にとっては、ここが貴重な休憩・食事の拠点となります。お弁当を持参してピクニックをするのももちろんOKですが、荷物を減らしたい場合は、現地調達で十分に満足できるランチタイムを過ごせます。
注意点: 島内には自動販売機はありますが、コンビニやスーパーはありません。オーシャンズキッチンも季節や天候によっては営業時間が短縮されたり休業したりする場合があるため、オフシーズンに行く際は事前の確認や、念のための軽食持参をおすすめします。
猿島できることを楽しむための準備
猿島での体験を最高のものにするためには、事前の準備が欠かせません。無人島という特殊な環境だからこそ、「何時に行けばいいの?」「どんな服で行くべき?」「トイレはあるの?」といった疑問を事前に解消しておくことが、当日の快適さを大きく左右します。ここでは、失敗しないための実践的な情報をお伝えします。
猿島観光の平均所要時間とコース
実際に訪れてみて感じた目安ですが、食事やBBQをせずに島内を歴史散策するだけであれば、1時間半から2時間程度あれば十分に満喫できます。島自体はそれほど大きくなく、要塞エリアをぐるっと一周するだけなら徒歩40分〜60分ほどです。しかし、写真を撮ったり、解説板をじっくり読んだり、展望台で景色を眺めたりしていると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
目的別モデルコース
- 【サクッと散策コース】(所要約1.5時間): 到着 → 要塞エリア散策・トンネル撮影(60分) → 展望台からの景色(15分) → 帰りのフェリー待ち(15分)
- 【歴史&ランチ満喫コース】(所要約3〜4時間): 到着 → ガイドツアー参加(40分) → 自由散策・追加入り写真撮影(60分) → オーシャンズキッチンでランチ(60分) → 海辺でのんびり・お土産選び(30分)
初めての方やデートで訪れる場合は、余裕を持って半日(3〜4時間)ほどの滞在時間を確保しておくと、焦ることなく全てのエリアを楽しめると思います。特に帰りのフェリーは、夕方の便になると混雑して行列ができることもあるので、時間にゆとりを持った計画が大切です。
猿島散策に適した服装と持ち物

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ここが一番重要なポイントかもしれませんが、猿島へ行くなら「歩きやすい靴」が絶対条件です。島内は舗装されている部分もありますが、坂道や急な階段が多く、要塞エリアの一部や展望台への道は足場が土のままだったりします。ヒールやサンダルで行くと、足が痛くなるだけでなく、滑って転倒するリスクもあり、せっかくの散策が苦行になってしまいます。履き慣れたスニーカーで行くことを強くおすすめします。
季節ごとの服装戦略
服装も、動きやすいカジュアルなスタイルがベストです。海に囲まれた島なので、街中よりも風が強く感じることが多々あります。女性の方は、めくれやすいスカートよりもパンツスタイルの方が気を使わずに楽しめるはずです。また、夏場は要塞エリア(森の中)に蚊がいることがあるため、虫除け対策も必須です。
| 季節 | おすすめの服装 | 必須・便利な持ち物 |
|---|---|---|
| 春・秋 | 羽織れる上着(海風対策)、長ズボン | ウェットティッシュ、ゴミ袋 |
| 夏 | 通気性の良い服、帽子、サングラス | 虫除けスプレー、日焼け止め、汗拭きシート、飲み物多め |
| 冬 | しっかりとした防寒着(風が冷たい) | 使い捨てカイロ、温かい飲み物 |
ちなみに、島内のトイレは非常に綺麗で、ウォシュレット完備のものもあるため、女性や子供連れでも安心して利用できます。この点は「無人島」のイメージを良い意味で裏切ってくれる快適ポイントです。
雨の日の猿島の楽しみ方と注意点

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「せっかくの予定日が雨予報…」と落ち込むのはまだ早いです。実は、写真愛好家の間では、雨の日の猿島こそが「最も幻想的」だと言われています。普段は乾いている赤レンガや苔が雨に濡れることで、色彩が濃く鮮やかになり、晴れた日よりも廃墟感が際立った、深みのある写真が撮れるからです。霧がかかれば、そのミステリアスな雰囲気は倍増します。
ただし、安全面での注意は必要です。切通しや階段の石畳は、濡れると非常に滑りやすくなります。傘を差して歩くのも良いですが、狭い道ですれ違う際や、カメラを持って撮影することを考えると、レインコートやポンチョがあると両手が空いて便利です。足元は防水のトレッキングシューズや長靴があれば最強です。
天候によるフェリー運航判断
また、雨だけでなく「風」には特に注意が必要です。雨が降っていなくても、強風や高波の場合はフェリーが欠航になる可能性があります。私も以前、風が強い日に公式サイトの運行状況を何度もリロードしてヒヤヒヤした経験があります。出発前には必ず公式サイトやSNSで最新の運行情報を確認しましょう。
フェリーの欠航基準や、混雑して乗れないリスクについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。事前に知っておくことで回避できるトラブルもあります。
猿島フェリーに乗れない!欠航基準と満席リスク・対処法を全網羅
フェリー運航時間とアクセス情報
猿島へのアクセスは、京急線「横須賀中央駅」から徒歩約15分の場所にある「三笠ターミナル」からフェリーに乗船します。ターミナルの隣には世界三大記念艦「三笠」が保存されている三笠公園があり、ここも素晴らしい観光スポットです。フェリーの乗船時間は片道約10分。船酔いする暇もないほどの短さですが、デッキから眺める横須賀の軍港やベイエリアの景色は旅情を掻き立ててくれます。
運行ダイヤの罠
注意したいのが運行ダイヤです。基本的には1時間に1本程度(毎時30分発など)の間隔で運行されていますが、これを逃すと次の船まで1時間待つことになります。また、夏季ダイヤ(3月〜10月)と冬季ダイヤ(11月〜2月)では、始発や最終便の時間が変更されます。特に冬場は最終便が早まるため、「まだ遊べると思っていたら船がない!」ということにならないよう、必ず事前に時間をチェックしておきましょう。
猿島できることの調査結果まとめ
今回は、「猿島できること」をテーマに、歴史散策からアクティビティまで幅広くご紹介してきました。猿島は単なる観光地ではなく、明治の歴史と豊かな自然が融合した、他では体験できないユニークな場所です。デートで訪れて「ラピュタ」のような世界観に浸るもよし、家族や仲間と手ぶらBBQで盛り上がるもよし、あるいは一人で静かに歴史の痕跡を辿るもよし。それぞれの目的に応じた深い満足感が得られるはずです。
最後に改めてお伝えしたいのは、「準備と情報の確認」の大切さです。歩きやすい靴を選び、フェリーの時間をチェックし、マナーを守って利用することで、この美しい無人島での体験は何倍も素晴らしいものになります。ぜひこの記事を参考に準備を整えて、猿島ならではの非日常な時間を心ゆくまで楽しんできてください。