みなとみらいは何区?西区と中区の境界線や住所・管轄を徹底解説
横浜の象徴とも言えるみなとみらいエリアですが、いざ住所を書こうとしたり、ナビを設定しようとしたりするときに、みなとみらいは何区なのかなと迷ってしまうことはありませんか。実は、住所としての正式な町名があるのは西区だけなのですが、観光で人気のスポットは中区に含まれていることもあるんです。この記事では、みなとみらいの住所や郵便番号のルール、さらには警察署や役所の管轄といった実用的な情報から、西区と中区の違いを生む境界線の秘密まで詳しく解説します。この記事を読めば、もう行政区の違いで迷うことはなくなりますよ。
- 住所としての「みなとみらい」が西区である理由と範囲
- 赤レンガ倉庫など中区に含まれる人気スポットの正確な住所
- 郵便番号や警察の管轄区によって異なる手続きの窓口
- 西区と中区を分ける境界線がどこにあるのかという地理的知識
みなとみらいは何区?西区と中区の住所を解説
と中区(観光・歴史・赤レンガ倉庫)に分けたイラストマップ.jpg)
横浜で現実逃避作成イメージ
みなとみらいエリアは、単一の区で構成されているわけではなく、横浜市西区と中区という2つの行政区が複雑に入り組んで一つの巨大な都市空間を作り上げています。まずは、このエリアの基本的な住所構造と、私たちが普段呼んでいる「みなとみらい」という名称が指し示す範囲の正体について、深掘りしていきましょう。
西区みなとみらいの住所と街区の特徴
まず大前提として知っておきたいのが、正式な町名としての「横浜市西区みなとみらい」の存在です。ここは1丁目から6丁目までで構成されており、専門用語では「中央地区」と呼ばれています。かつてこの場所には、巨大な三菱重工業横浜造船所が鎮座しており、その広大な跡地を計画的に再開発したのが現在の西区みなとみらいエリアなんですね。
この1丁目から6丁目という区分けには、それぞれ明確な役割があります。
各丁目の主な特徴と施設
- 1丁目:エリアの玄関口。パシフィコ横浜や国際会議場があり、MICE拠点としての機能が集中しています。
- 2丁目:みなとみらいの「顔」。ランドマークタワーやクイーンズスクエアなど、観光客に最も馴染み深いビル群が並びます。
- 3丁目:生活と文化の融合。マークイズみなとみらいや横浜美術館、ぴあアリーナMMなどがあり、週末は多くの人で賑わいます。
- 4丁目:オフィスと大学の街。神奈川大学のみなとみらいキャンパスや、村田製作所などのグローバル企業の拠点が多いエリアです。
- 5丁目・6丁目:新たな開発のフロンティア。Kアリーナ横浜やアンパンマンこどもミュージアム、資生堂の研究所など、比較的新しい施設がこの一角を占めています。
西区みなとみらいの最大の特徴は、全域の郵便番号が「220-0012」で統一されていることです。これにより、膨大な数のビルやマンションがあっても、物流の管理が非常に効率化されています。また、このエリアは居住地としての人気も非常に高く、タワーマンションが林立する5丁目周辺などは、都会的なライフスタイルを象徴する場所となっていますね。
住所の書き方一つとっても、西区みなとみらいは「街区符号」と「住居番号」が整然と決まっているため、地図で場所を特定するのが非常に簡単です。未来都市として設計されただけあって、迷いようがないほど機能的な街作りがなされているのが、西区側の大きな強みと言えるかもしれません。

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中区新港にある赤レンガ倉庫の住所と魅力
西区みなとみらいの隣に位置し、観光客の目的地として常に上位にランクインするのが、あの「横浜赤レンガ倉庫」です。しかし、驚くことに赤レンガ倉庫の住所には「みなとみらい」という言葉は入りません。正解は「横浜市中区新港一丁目」です。
この「新港(しんこう)」という地名は、文字通り「新しく作られた港」を意味します。明治から大正にかけて、国を挙げて整備された近代的な埠頭エリアであり、西区側の「造船所跡地」とはまた異なる歴史的ルーツを持っています。この歴史の差が、行政区の分かれ目にも繋がっているんですね。
中区新港地区には、赤レンガ倉庫以外にも魅力的な施設がたくさんあります。
- 横浜赤レンガ倉庫(1号館・2号館)
- 横浜ワールドポーターズ(ショッピング・映画館)
- よこはまコスモワールド(大観覧車など)
- カップヌードルミュージアム 横浜
- 横浜ハンマーヘッド(客船ターミナル・食の拠点)
- MARINE & WALK YOKOHAMA
こうして並べてみると、みなとみらいの「遊び」の部分の多くが中区に集中していることがわかります。中区新港は、もともと海に囲まれた島のような地形をしており、そこが丸ごと一つのアミューズメントアイランドのようになっているのが特徴です。
西区が「ビジネスと居住」の機能が強いのに対し、中区新港は「観光と歴史」の色彩が非常に濃いエリアです。赤レンガ倉庫の重厚な佇まいや、海沿いのプロムナードは、明治以来の港の記憶を今に伝えています。住所こそ中区ですが、都市計画としての「みなとみらい21」というブランドを共有することで、西区と中区が手を取り合って一つの大きな魅力を生み出しているんですね。

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郵便番号220と231でわかる所属区の違い
みなとみらいエリアで、自分が今どちらの区にいるのか迷ったとき、最も頼りになる指標が郵便番号の上3桁です。横浜市において、この3桁の数字は行政区を識別する上で決定的な役割を果たしています。
具体的には、以下のようなルールになっています。
| 郵便番号(上3桁) | 所属する行政区 | 代表的な町名 | 集配局(管轄) |
|---|---|---|---|
| 220 | 横浜市西区 | みなとみらい1〜6丁目、高島、平沼 | 神奈川郵便局(配送担当) |
| 231 | 横浜市中区 | 新港、山下町、日本大通、元町 | 横浜港郵便局 |
220番台は西区のアイデンティティであり、横浜駅周辺からみなとみらいの中央地区までをカバーしています。一方で、231番台は中区の歴史的なエリアを象徴する番号で、開港以来の官庁街や元町、そして新港地区を包含しています。
この違いは、単に番号が違うだけでなく、物流のルートも異なります。西区(220-0012など)の郵便物は、実は西区内の局ではなく、神奈川区にある「神奈川郵便局」が集約して配達を担当しています。一方、中区(231-0001など)の郵便物は、日本大通にある「横浜港郵便局」が古くからその役割を担っています。
例えば、大切な書類をみなとみらいの企業に送る際、宛先の郵便番号が220か231かを見るだけで、「ああ、これはランドマークタワーの方だな」とか「これはワールドポーターズの方だな」と、直感的に場所をイメージできるようになります。地味な知識かもしれませんが、住所を書き間違えないための強力な武器になること間違いなしですよ。
ランドマークタワーやパシフィコ横浜の住所
みなとみらいを代表する巨大施設たちの住所についても、詳しく見ていきましょう。これらはすべて西区に属しており、みなとみらいの「中央地区」としての骨格を形成しています。
横浜ランドマークタワーの住所事情
日本屈指の高さを誇る横浜ランドマークタワー。その住所は「横浜市西区みなとみらい2-2-1」です。タワーだけでなく、隣接するショッピングモールのランドマークプラザ、そして高級ホテルの横浜ロイヤルパークホテルもすべてこの住所に含まれます。
あまりに巨大なビルのため、かつては独自の郵便番号を持っていた時期もありますが、現在は基本的に「220-81xx(xxは階数などにより異なる)」という個別番号か、汎用的な「220-0012」が使われます。このビルが「2丁目」にあることを覚えておくと、周辺のクイーンズスクエア(2丁目)や横浜銀行本店(3丁目)との位置関係がスッキリ整理されますね。
パシフィコ横浜の象徴的な住所
一方、海のすぐそばにあるパシフィコ横浜。こちらの住所は「横浜市西区みなとみらい1-1-1」です。まさにみなとみらい1丁目のトップバッター。この「1-1-1」というキリの良い数字には、このエリアの開発におけるパシフィコ横浜の重要性が込められているようにも感じられます。
パシフィコ横浜は、会議センター、展示ホール、国立大ホール、そしてヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルで構成される巨大なコンプレックスです。海側の先端にあるホテルの形は、しばしば「帆」に例えられますが、行政区画上も西区の「海の玄関口」としての役割を果たしているわけです。
こうした主要施設の住所を知っておくことは、単なる豆知識以上の価値があります。例えばビジネスの打ち合わせで「パシフィコ横浜へ行く」という場合、それが西区であることを知っていれば、万が一の際に向かうべき区役所や税務署の場所も自然と判断できるようになるからです。
コスモワールドやワールドポーターズは何区
次は、観光やレジャーで最も人が集まる「新港地区」の施設についてです。これらは、みなとみらいというイメージに包まれていながら、実際にはすべて中区に所属しています。
よこはまコスモワールドの意外な管轄
大観覧車「コスモクロック21」で有名なよこはまコスモワールド。この遊園地の住所は「横浜市中区新港2-8-1」です。観覧車がある場所は運河に囲まれた中洲のようになっており、西区側から国際橋を渡った瞬間に中区へと切り替わります。
「観覧車をバックに写真を撮る場所」は西区(万葉倶楽部の手前など)かもしれませんが、「観覧車に乗る場所」は中区。この微妙な違いが、みなとみらいの面白さでもあります。ちなみに、コスモワールドの運営に関わる行政手続きや営業許可などは、当然ながら中区の窓口や、中区を管轄する保健所などが担当することになります。
横浜ワールドポーターズとアニヴェルセル
ショッピングやグルメ、映画が楽しめる横浜ワールドポーターズも、住所は「横浜市中区新港2-2-1」。また、隣接する結婚式場の「アニヴェルセル みなとみらい横浜」も、名前にみなとみらいと付いていますが、住所自体は中区新港です。
この新港2丁目エリアは、もともと貨物列車の操車場や埠頭として使われていた歴史があります。そのため、今でも鉄道の遺構が残っていたり、広い道が確保されていたりと、ゆったりした空間使いが特徴です。
観光客の方が「みなとみらいの映画館へ行こう!」と言ってワールドポーターズへ向かうとき、彼らは知らず知らずのうちに中区へ入っています。この「区意識のなさ」こそが、みなとみらい21地区のブランディングが成功している証拠なのかもしれませんね。
中区側の施設は、郵便番号が「231-0001」から始まることが多いため、お手紙や招待状を出す際は「西区」と書き間違えないように、住所録のチェックをお忘れなく!
みなとみらいは何区かで変わる警察の管轄
住所の違いが最も実生活に影響を及ぼすのが、公的な手続きや緊急時の対応です。特に警察の管轄は、場所によって明確に分かれているため、自分の現在地がどちらの区なのかを知っておくことは、安全管理の面でも非常に重要です。ここからは、みなとみらいの「安全」を司る警察署の仕組みについて詳しく見ていきましょう。
戸部警察署と水上警察署の警察管轄の違い
みなとみらいエリアの治安を守っているのは、実は2つの異なる警察署です。一般的な感覚だと「中区だから加賀町警察署かな?」と思いがちですが、ここがみなとみらいの複雑でユニークなところなんですね。
西区を網羅する「戸部警察署」
西区みなとみらい1丁目〜6丁目の全域を担当しているのは、戸部警察署(とべけいさつしょ)です。
- 所在地:横浜市西区戸部本町50-6
- 主な管轄:ランドマークタワー、パシフィコ横浜、マークイズみなとみらい、ぴあアリーナMM、アンパンマンこどもミュージアム周辺など
西区側の巨大ビル内で落とし物をしたり、事故に遭ったりした場合は、この戸部警察署の警察官が駆けつけてくれます。エリア内には「みなとみらい交番」があり、日々パトロールが行われています。
中区の海辺を守る「横浜水上警察署」
一方、中区の新港地区(赤レンガ倉庫やワールドポーターズ周辺)を担当しているのは、なんと横浜水上警察署(よこはますいじょうけいさつしょ)です。
- 所在地:横浜市中区海岸通1-1
- 主な管轄:横浜赤レンガ倉庫、よこはまコスモワールド、横浜ワールドポーターズ、カップヌードルミュージアム 横浜、ハンマーヘッド周辺など
水上警察署という名前から「海の上だけじゃないの?」と思われがちですが、実は新港地区のような臨海部の「陸地」も管轄に含んでいます。赤レンガ倉庫周辺で何かあった際にお世話になるのは、水上署の警察官なんですね。この「陸の水上署管轄」は、港町・横浜ならではの非常に珍しい光景と言えるでしょう。
このように、道路一本、橋一つ隔てて「戸部署」か「水上署」かが変わるため、緊急通報時には「今、何という建物の前にいるか」を正確に伝えることが、迅速な対応につながります。
免許更新や落とし物の相談先と管轄警察署
さて、実際に私たちが警察署を訪れる理由として多いのが「免許の更新」や「落とし物の受け取り」ですよね。ここで管轄の違いが大きな壁になることがあります。
水上警察署では免許の手続きができない?
これは非常に重要なポイントなのですが、横浜水上警察署では「運転免許証に関する各種手続き(更新、住所変更など)」を受け付けていません。
ここが落とし穴! 中区新港地区(ワールドポーターズなど)にお住まい、あるいは勤務されている方が「一番近い警察署は水上署だ!」と思って行っても、免許の手続きは断られてしまいます。中区の免許手続きは、内陸にある「加賀町警察署」などが窓口となります。
一方で、西区みなとみらいエリアの住民や勤務者であれば、戸部警察署で免許の更新手続きが可能です。この違いを知らないと、せっかくの休みが無駄になってしまうかもしれません。
落とし物の相談窓口
落とし物(遺失物)に関しても同様です。
- ランドマークプラザで財布を忘れた:西区なので「戸部警察署」へ。
- 赤レンガ倉庫で帽子を落とした:中区(新港)なので「横浜水上警察署」へ。
最近では、警察庁の「遺失物公表ページ」などでネット検索も可能ですが、まずはその場所が「何区」で「どこの警察署の管轄」かを把握することが、発見への第一歩となります。
(出典:神奈川県警察公式サイト「戸部警察署の管轄区域」)
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桜木町駅やみなとみらい駅の意外な所属区
交通の要所である「駅」についても、その所属区を正確に知っている人は意外と少ないものです。駅の所在地を知ることは、周辺の公共施設の管轄を理解することにも繋がります。
桜木町駅は「中区」
JR根岸線と横浜市営地下鉄ブルーラインが乗り入れる桜木町駅。駅舎の住所は「横浜市中区桜木町1丁目」です。
駅を降りて西側(野毛方面)も東側(みなとみらい方面)も、駅のホーム自体は中区にあります。よく「桜木町は西区だと思っていた」という声を聞きますが、実は歴史ある中区の北端に位置しているんですね。駅前広場で行われるイベントの許可申請なども、基本的には中区の窓口を通して行われます。
みなとみらい駅は「西区」
一方、横浜高速鉄道みなとみらい線のみなとみらい駅。こちらは地下にある駅ですが、地上に出るとそこは「横浜市西区みなとみらい3丁目」です。
駅の真上にはマークイズみなとみらいがあり、クイーンズスクエアとも地下で直結しています。この駅周辺は完全に西区の管轄内。同じ「みなとみらい」を名乗るエリアでも、JR桜木町駅とみなとみらい駅では行政区が異なるため、役所の手続きなどで駅周辺の出張所を探す際は、自分がどちらの区に用事があるのかを確認する必要があります。
馬車道駅は「中区」
ちなみに、みなとみらい線の隣の駅、馬車道駅は「横浜市中区本町5丁目」にあります。横浜市役所の新市庁舎と直結していることからもわかる通り、ここは中区の行政の中心地。新港地区へアクセスする際、特に市役所側からハンマーヘッド方面へ歩く場合は、この馬車道駅(中区)が起点となります。
このように、駅ごとに区がカチッと分かれているため、「自分が今、どの区の駅に降り立ったのか」を意識するだけでも、みなとみらいの地図がより立体的に見えてくるはずです。
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汽車道を通る西区と中区を分ける境界線
「みなとみらいは何区」という問いに、最もドラマチックな答えをくれるのが、海に浮かぶ遊歩道「汽車道(きしゃみち)」です。ここは単なるデートスポットではなく、西区と中区を文字通りつなぎ、そして分かつ境界線そのものです。
境界線は運河の「ど真ん中」
汽車道は、桜木町駅側から運河を渡ってワールドポーターズへと続く道ですが、この道が通っている運河の中央付近に、西区と中区の境界線が走っています。
汽車道には3つの歴史的な鉄橋(港1号橋〜港3号橋)が架かっていますが、その橋の上を歩いている最中に、行政区が変わっているんです。
- 出発:桜木町駅前(中区)
- 序盤:日本丸メモリアルパークの横(西区に一瞬入る、あるいは接する)
- 中盤:運河に架かる橋を渡る(中区と西区の境界を通過)
- 終盤:運河パーク・ワールドポーターズ周辺(完全に中区新港)
このように、汽車道は非常に複雑に区境と絡み合っています。ナビタイムなどの住所検索で「汽車道」を調べると、西区と中区の両方の候補が出てくるのは、この地理的な特殊性が理由なんですね。
もし、汽車道で誰かと待ち合わせをするなら、「ワールドポーターズ側(中区)のベンチ」か「日本丸側(西区)の芝生」か、という具合に区を意識した伝え方をすると、より正確に場所を共有できるかもしれません。海風を感じながら歩くこの短い道には、横浜の行政を分かつ目に見えない線がしっかりと引かれているのです。

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歴史から紐解く西区と中区に分かれた理由
なぜ、一つの完成された街に見えるみなとみらいが、わざわざ2つの区に分断されているのでしょうか。その理由は、この土地が歩んできた「造船」と「港湾」という2つの異なる歴史にあります。
西区のルーツ:三菱重工横浜造船所
現在の西区みなとみらい地区(1〜6丁目)は、かつてそのほとんどが三菱重工業横浜造船所の敷地でした。ここは、横浜駅周辺から続く西区の工業・商業地帯の延長線上にあり、高度経済成長期まで日本の造船業を支えてきた巨大な工場地帯だったんです。1983年に始まった「みなとみらい21事業」によって造船所が移転し、その広大な跡地が再開発された際、行政区画としては元々の所属である「西区」がそのまま引き継がれました。
中区のルーツ:開港のシンボル新港埠頭
一方の中区新港地区は、明治時代に「新港埠頭」として海を埋め立てて作られた、文字通りの「港」です。ここは、横浜税関や神奈川県庁(キングの塔)などが集まる関内エリアのすぐ目の前に位置し、国の直轄プロジェクトとして整備されました。赤レンガ倉庫も、国の保税倉庫として建てられたものです。中区は古くから横浜の行政・貿易の心臓部であり、新港地区はその「海上の出先機関」としての役割を担ってきました。
つまり、「民間の造船所だった西区」と「国の重要埠頭だった中区」という、成立の立ち位置が全く異なる2つのエリアが、再開発という魔法によって一つの「みなとみらい」として統合されたわけです。
今でも、西区側にオフィスビルや住宅が多く、中区側に観光施設や歴史的建造物が多いのは、このルーツの違いが土地の性格として今も生き続けているからなのかもしれません。
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まとめ:みなとみらいは何区か知る大切さ
「みなとみらいは何区なのか」という問いに対して、私たちは「西区」と「中区」という2つの顔があることを学んできました。
最後に、これまでの内容をギュッと整理しておきましょう。
- 住所としての「みなとみらい1〜6丁目」は横浜市西区(郵便番号220-0012)。ランドマークタワーやパシフィコ横浜がここに含まれます。
- 観光名所の「赤レンガ倉庫」や「コスモワールド」などは横浜市中区新港(郵便番号231-0001)。住所にみなとみらいとは書きません。
- 警察管轄は西区が「戸部警察署」、中区新港が「横浜水上警察署」。免許更新などは水上署ではできないので注意。
- 区境は「汽車道」などの運河沿い。橋を渡ることは、行政区を跨ぐ移動を意味します。

横浜で現実逃避作成イメージ
私たちがみなとみらいで「現実逃避」を楽しむとき、そこには西区が提供する洗練された未来感と、中区が守り続ける歴史的な情感が絶妙なバランスで共存しています。何区であるかを知ることは、単に住所を間違えないためだけではなく、この街が歩んできた多層的な歴史や、多くの人々の想いが詰まった開発の物語を感じることでもあるんですね。
もし、この記事の内容をさらに詳しく知りたい、あるいは特定の手続きについて最新の情報を確認したいという方は、ぜひ横浜市の各区役所や警察署の公式サイトをチェックしてみてください。正確な情報は常に更新されていますので、最後はご自身で最新情報を確認されることをお勧めします。
それでは、皆さんが次のみなとみらい散策で「あ、今ここから中区だ!」なんて発見を楽しめることを願っています!