疲れない松田町寄ロウバイ園と河津桜の渋滞回避ルート
神奈川県にある松田町の寄ロウバイ園と河津桜を楽しみたいけれど、移動や混雑が不安だという方は多いのではないでしょうか。
地図で見ると近そうでも、実際に松田町へ行くとなると、山がちで歩く距離が長かったり、アクセス方法が複雑だったりして、行く前から疲れてしまうこともありますよね。
特に、開花状況や見頃が重なる時期は、周辺の道路がひどい渋滞に見舞われることも少なくありません。
せっかくの休日にお出かけするなら、駐車場探しでぐったりしたり、満員のバスやシャトルバスで立ちっぱなしになったりするのは避けたいところです。
犬連れで楽しみたい方や、周辺でゆっくりランチを楽しみたい方にとっても、事前の情報収集は欠かせません。
この記事では、無理なく自分のペースで歩き、心からリフレッシュできるような、がんばらないお出かけのヒントをまとめました。
事前の準備をしっかりして、春の訪れを告げる美しい景色に癒やされに行きましょう。日頃からガイドヘルパーとして外出支援に関わる私の視点で、負担の少ないルートをご提案します。(私のプロフィールや活動内容はこちら)
- ロウバイと河津桜を1日で無理なく回るためのコツ
- 急な坂道や長距離の歩行を極力減らす移動手段
- 土日のひどい渋滞や駐車場の混雑を回避する時間帯
- 帰りの疲労をリセットする駅周辺グルメと日帰り温泉
疲れない松田町の寄ロウバイ園と河津桜の巡り方
早春の松田町は、黄色とピンクの鮮やかなコントラストが本当に綺麗で、日常の疲れを忘れさせてくれる素敵な場所です。でも、山の斜面に広がる観光地だからこそ、何も考えずに歩き回ると足腰に大きな負担がかかってしまいます。ここでは、できるだけ体力を温存しながら、自分のペースでゆったりと景色を満喫するための具体的な回り方をお伝えしますね。
開花時期が重なる二大スポットを満喫する
松田町には、春の訪れを告げる二つの大きな見どころがあります。それが、丹沢山系の奥深くに位置する「寄(やどりき)地区のロウバイ園」と、足柄平野を見下ろす松田山の中腹にある「西平畑公園の河津桜」です。
この二つのスポットは、それぞれ標高も日当たりも違うため、本来であれば見頃のピークは少しずれます。ロウバイは寒さの厳しい1月中旬頃から咲き始め、河津桜は2月中旬頃からゆっくりとピンク色の花を開かせるのがこれまでの定番でした。しかし、近年の暖冬の影響で、植物たちの開花サイクルが少しずつ早まっています。
その結果、2月上旬から中旬にかけて、ロウバイの黄色と河津桜のピンク色が同時に見頃を迎える「オーバーラップ期間」が生じやすくなっているんです。
同時期に見られるからこその贅沢
開花時期が重なるということは、1日のお出かけで二つの絶景をはしごできる絶好のチャンスです。何度も足を運ばずに済むので、移動の負担を減らしたい方にとっては嬉しい誤算かもしれません。
ただし、両方見られるからといって、予定を詰め込みすぎるのは禁物です。松田町の観光スポットは山肌に点在しているため、移動には坂道が伴います。「今日はロウバイをメインにして、桜は少し見られればいいかな」「疲れたら途中のカフェで休もう」といった具合に、余白のあるスケジュールを組むことが、現実逃避を満喫するための最大のコツですよ。

横浜で現実逃避作成イメージ
開花状況は天候によって毎日変わるので、お出かけ前には必ず松田町の公式観光ウェブサイトなどで最新の色づき具合をチェックしておくことをおすすめします。せっかくなら、両方が一番綺麗に咲いているタイミングを狙いたいですよね。
日本最大級の寄ロウバイ園は現金払いに注意
最初に向かいたいのが、松田町寄地区にある「寄ロウバイ園」です。ここは、なんと敷地面積1万3,000平方メートルという広大な山の斜面に、約3,000株、2万本以上のロウバイが植えられている日本最大級の規模を誇ります。
車やバスを降りて園内に足を踏み入れると、まず驚くのがその「香り」です。ロウバイはその名の通り、蝋細工のような透き通った黄色い花びらが特徴ですが、甘くてどこかホッとするような素晴らしい香りを放ちます。真冬の冷たい空気の中でこの香りに包まれると、日頃のストレスがすーっと抜けていくのを感じるはずです。
周囲にはのどかな茶畑が広がっていて、淡い黄色のロウバイと濃い緑色の茶畑のコントラストは、この地域ならではののんびりとした風景です。写真を撮るのも楽しいですが、ベンチに座ってぼーっと景色を眺めているだけでも十分満たされますよ。
入園時の支払いでつまずかないための超重要ポイント

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ここで絶対に知っておいていただきたい注意点があります。ロウバイまつりの期間中、大人(16歳以上)は500円の入園料がかかるのですが、支払いは「現金のみ」となっています。
さらに気をつけていただきたいのが、「お札は1,000円札しか使えない」という点です。5,000円札や10,000円札を出しても両替ができず、最悪の場合、入園に手間取ってしまう可能性があります。山の中の施設なので、近くにコンビニやATMもありません。
お出かけの朝、お財布の中に100円玉や500円玉、あるいは1,000円札がしっかり入っているか、必ず確認してから出発してくださいね。こういった事前の小さな準備が、現地での無駄な疲労を防いでくれます。
また、過去には来場者が一定の節目(1万人や2万人など)に達した際に、地元の特産品がもらえるサプライズイベントが開催されたこともあります。地元の方々手作りの温かいおもてなしも、このロウバイまつりの魅力の一つかなと思います。
西平畑公園の桜まつりは夜景と夜桜に癒される
寄ロウバイ園で黄色い絶景と香りに癒やされたら、次に向かうのは「まつだ桜まつり」の会場となる西平畑公園です。松田山の中腹にあるこの公園には、約360本の早咲きの河津桜が植えられています。
河津桜は、ソメイヨシノよりも花びらの色が濃いピンク色をしているのが特徴です。そして何より嬉しいのが、開花期間が約1ヶ月と非常に長いこと。満開の時はもちろん綺麗ですが、少し葉っぱが混じってきた「葉桜」の時期も、緑とピンクのコントラストが若々しくてとても美しいんですよ。
公園の斜面には、桜の足元に黄色い菜の花も植えられています。頭上には鮮やかなピンク、足元には明るい黄色。そして天気の良い日には、その向こうに富士山や相模湾が広がるという、まさに絵葉書のような景色を楽しむことができます。
そして、このまつだ桜まつりで私が最もおすすめしたいのが、夕暮れ時から夜にかけてのライトアップです。

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他では味わえない夜景と夜桜の競演
日没が近づく17:30頃(トワイライトタイム)になると、桜並木がライトアップされ始めます。空が少しずつ暗くなり、眼下に広がる足柄平野の街の明かりが灯り始める時間帯は、本当に息を呑むほどの美しさです。
有名な静岡県の河津桜は平地に咲いていますが、松田町の河津桜は山の斜面にあるため、「見下ろす夜景」と「見上げる夜桜」を同時に楽しめるのが最大の魅力なんです。
人混みが苦手な方でも、夜の時間は比較的落ち着いて景色を楽しめることが多いので、あえて遅めの時間から訪れるのも賢い選択です。静かな夜風に吹かれながら夜景を見下ろしていると、なんだか心の中のモヤモヤまで吹き飛んでいきそうですね。
お子様連れや乗り物好き必見のアトラクション
園内には「ふるさと鉄道」という、実物の6分の1スケールで作られたミニ鉄道が走っています。小田急線の「ロマンスカー」や、レトロな「シェイ式蒸気機関車」の形をしていて、桜のトンネルをくぐりながら約20分かけて走ります。
大人400円、子ども200円で乗車でき、歩かずに景色を楽しめるので疲れた時の気分転換にもぴったりです。ただし、雨上がりなどでレールが濡れているとスリップ防止のために運休になってしまうので、お天気の良い日に狙ってみてください。
急坂を登るあぐりパーク嵯峨山苑への注意点
西平畑公園の桜だけでは物足りない、もう少しディープな穴場スポットに行ってみたいという方に向けて、もう一つだけご紹介したい場所があります。それが、西平畑公園からさらに上へと登った場所にある「あぐりパーク嵯峨山苑」です。
ここは地元の企業が管理している農苑で、例年2月から3月にかけて「菜花まつり」が開催されます。河津桜だけでなく、おかめ桜や春めき桜、しだれ梅など、多種多様な春の花がリレーのように次々と咲き誇り、辺り一面が黄色い菜の花で覆われる様子は、まさに「天空の桃源郷」と呼ぶにふさわしい絶景です。
完全無農薬で育てられた食用菜花の摘み取り体験(1袋500円)もでき、春の味覚をお土産として持って帰ることができるのも嬉しいポイントです。
しかし、ここで絶対にお伝えしておかなければならない注意点があります。
アクセスはかなりの急勾配!無理は禁物です
あぐりパーク嵯峨山苑へ行くには、西平畑公園の自然館付近から、舗装されているとはいえかなりの急坂を12〜15分ほど自分の足で登り続けなければなりません。
高齢のご家族と一緒の場合や、普段あまり歩き慣れていない方、すでにロウバイ園を歩き回って足が疲れている方にとっては、かなり過酷な道のりになります。
「せっかく来たから全部見たい」という気持ちも分かりますが、ここで無理をして翌日に疲れを残してしまっては本末転倒です。ご自身の体力や当日の体調と相談して、「今回は西平畑公園の桜だけで満足して、早めにカフェで休もう」と決断することも、がんばらないお出かけには必要ですよ。
もし体力に余裕があって向かう場合、あぐりパークへ行くためには一度、西平畑公園(桜まつり会場)の敷地を出ることになります。帰りに再び桜まつり会場を通る(再入場する)ためには、西平畑公園の入園チケットの半券が必ず必要になるので、間違って捨ててしまわないようにお財布やポケットにしっかりしまっておいてくださいね。
歩く距離を減らすシャトルバスの賢い活用法
松田町の観光で、体力を奪う最大の原因となるのが「坂道」です。特に、電車で訪れる場合、JR松田駅や小田急新松田駅からメイン会場の西平畑公園までは、徒歩で20〜25分ほどかかります。
「20分くらいなら散歩がてら歩けるかな」と思うかもしれませんが、道中はかなりの急勾配の登り坂が続きます。行きだけで息が上がってしまい、肝心の桜を見る頃にはヘトヘト…なんてことになりかねません。
そこで強くおすすめしたいのが、桜まつり期間中に運行される直行シャトルバスの利用です。

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片道200円で買える「安心感と体力」
シャトルバスはJR松田駅の北口付近から出発し、会場の入り口まで一気に連れて行ってくれます。運賃は大人片道200円、子ども100円です。
たった200円で、急坂を登る苦労を完全にゼロにできると考えれば、使わない手はありませんよね。「歩ける距離でもあえて乗る」のが、疲れない観光の鉄則です。
特に高齢のご家族と一緒の場合や、足腰に不安がある方は、行きも帰りも迷わずシャトルバスを利用してください。浮いた体力で、園内の桜をゆっくり見て回ったり、美味しいものを食べたりする方にエネルギーを使いましょう。
シャトルバスは時間帯によっては乗り場に行列ができることもありますが、坂道を登り続ける疲労感に比べれば、列に並んで待っている方がずっと体への負担は少ないはずです。
フリーパス適用外など交通機関の落とし穴
電車やバスを使って松田町を回ろうと考えている方に、もう一つ、交通機関に関する見落としがちなトラップについてお話ししておきます。
関東近郊からお出かけする際、小田急電鉄が販売している「丹沢・大山フリーパス」を利用しようと考える方も多いと思います。(出典:小田急電鉄『丹沢・大山フリーパス』)この切符は、小田急線の往復乗車券と現地の指定エリアのバス乗り放題がセットになっていて、とてもお得で便利ですよね。
しかし、今回の「寄ロウバイ園」へ向かう際には、このフリーパスの適用範囲に決定的な落とし穴があるんです。
寄地区へ向かうバスは「富士急モビリティ」の管轄
新松田駅から寄ロウバイ園へ向かう路線バスは、神奈川中央交通(神奈中バス)ではなく、「富士急モビリティ」という別のバス会社が運行しています。
そのため、残念ながら小田急の丹沢・大山フリーパスの「バス乗り放題エリア」には含まれていません。フリーパスを持っていても、寄方面へのバスに乗る際は、別途通常のバス運賃を支払う必要があります。
これを知らずにバスに乗ってしまい、降りる際に「フリーパスが使えない!」と慌ててしまうと、せっかくのリラックス気分が台無しになってしまいますよね。
また、新松田駅から終点の「寄」バス停までは約30分の道のりですが、バスの運行本数は1時間に1〜2本程度と決して多くありません。思いつきで行動すると駅で長時間待たされることになりますので、行きと帰りのバスの時刻表は、前日の夜にスクリーンショットなどで保存しておくことをおすすめします。
ちなみに、終点の「寄」バス停からロウバイ園の入り口までは、さらに徒歩で約8分ほどの急な登り坂があります。ですが安心してください。お祭り期間中は、歩くのが大変な方や高齢者のために、バス停付近から会場まで無料の送迎車が随時ピストン運行されています。無理をして歩かず、ありがたく送迎車に頼るのが正解ですよ。
渋滞を避け松田町の寄ロウバイ園と河津桜を回る
ここまで電車やバスを使った歩行ルートを中心にお話ししてきましたが、ご家族連れや、時間を気にせず回りたい方にとっては、やはりマイカーでの移動が一番現実的ですよね。
車なら、重い荷物を持ったまま坂道を歩く負担も減らせますし、帰り道で疲れて眠ってしまったお子さんやご家族を、そのまま家まで連れて帰ることができます。
ただ、この時期の松田町周辺は、美しい花々に引き寄せられるように多くの観光客が集まるため、道路も駐車場もかなりの混雑が予想されます。「駐車場が見つからず、車の中で何時間も過ごすハメになった…」なんて事態になれば、現実逃避どころか逆にストレスが溜まってしまいますよね。
そこで後半では、車で訪れる際の大渋滞を回避する具体的なテクニックや、ペットと一緒に楽しむための厳格なルール、そして疲れた体を芯からリフレッシュさせるグルメと温泉情報について、詳しく解説していきます。
大渋滞を回避する駐車場利用のピークシフト
車で松田町へ向かう場合、関東方面からの玄関口となるのは東名高速道路の「大井松田IC」です。横浜町田ICから大井松田ICまでは、渋滞がなければ約30分ほど。距離的には本当にあっという間で、ちょっとしたドライブには最適な立地です。
河津桜の「本家」である静岡県の河津町まで行こうとすると、週末は数時間単位の絶望的な渋滞に巻き込まれるリスクがありますが、それに比べれば松田町は圧倒的にアクセスしやすいと言えます。
とはいえ、油断は禁物です。週末の午前9時から11時頃にかけては、大井松田ICの出口から国道246号線、そして会場周辺の道路で激しい渋滞が発生します。この「一番混む時間帯」に真っ向から突撃するのは、体力を消耗するだけなのでおすすめしません。

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渋滞を避ける究極の選択は「超早起き」か「遅め出発」
渋滞や駐車場難民になるのを完全に回避するための戦略は、大きく分けて二つしかありません。
一つ目は、開園前の午前8時台には駐車場に到着しておくこと。
二つ目は、逆転の発想で午後遅い時間(14時以降)に到着し、帰る人たちの車と入れ替わりで駐車して、そのまま夕暮れのライトアップを楽しむことです。
この「ピークシフト(時間をずらす行動)」こそが、がんばらないお出かけを成功させる最大のカギになります。
また、目的地ごとの駐車場のシステムも全く異なるため、事前の把握が必須です。
寄ロウバイ園の駐車場事情
カーナビには「寄自然休養村管理センター(松田町寄3415)」と設定してください。ロウバイまつり期間中は、みやま運動広場などが無料の駐車場として開放されます。
ここで絶対に注意してほしいのが、駐車場の利用時間が非常に短いということです。最終入庫が15:00、完全閉鎖が16:15となっているため、「午後からゆっくり行こう」と考えていると、最悪の場合、車を停めることすらできずに門前払いになってしまいます。ロウバイ園は必ず「午前中」か「お昼過ぎの早い時間」にスケジュールを組んでくださいね。
西平畑公園(桜まつり)の駐車場事情
一方、西平畑公園の桜まつり期間中は、公園内の駐車場は原則として一般車両は利用できません(障害者手帳をお持ちの方などを除く)。
一般の車は、酒匂川の河川敷に設けられる臨時駐車場(駐車料金別途)に車を停め、そこからシャトルバス(大人片道200円)に乗って会場へ向かう「パーク&ライド方式」になります。
夜景狙いなら公園内まで車で上がれるチャンスも
ただし、ライトアップが実施される夜間(17:00以降)に限っては、西平畑公園内の駐車場(1台1,000円)が利用できるようになる場合があります。夕方以降に到着するピークシフト戦略をとるなら、河川敷に停めずに直接公園まで車で登れる可能性があるので、歩く負担を極限まで減らすことができますよ。
ドッグラン利用や犬連れシャトルバスの制限

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最近は、愛犬と一緒にドライブや旅行を楽しむ方が増えましたよね。「かわいい愛犬と、きれいな桜やロウバイを一緒に写真に収めたい」と思うのは当然のことです。
松田町は比較的ペットツーリズムに寛容なエリアではありますが、お祭り期間中や施設によっては、非常に厳格なルールが設けられています。知らずに行くと入場をお断りされてしまうこともあるので、しっかり確認しておきましょう。
寄七つ星ドッグラン&カフェの厳格なルール
寄ロウバイ園の近くには、「寄七つ星ドッグラン&カフェ」という神奈川県内でも有数の素晴らしい施設があります。広大な自然の中に、犬の大きさに合わせて分けられた8つのドッグランエリアがあり、愛犬を思い切り走らせてあげることができます。
カフェでは地元食材を使ったカレーやジビエメニューも提供されていて、犬と一緒にのんびり食事ができるのも嬉しいポイントです。ただし、このドッグランを利用するには、絶対に越えなければならないハードルがあります。
狂犬病予防注射済証明書がないと絶対に入場できません
初回入場時には無料の会員登録が必要なのですが、その際に「1年以内に接種した狂犬病予防注射済証明書(または鑑札)」の提示が必須となります。法律でも年1回の予防注射が義務付けられている大切なルールです。(出典:厚生労働省『狂犬病について』)
「うっかり家に忘れてきちゃった」という言い訳は一切通用せず、いかなる理由があっても入場を拒否されてしまいます。お出かけ前に、車のキーを持つことと同じくらい忘れずに証明書をバッグに入れてくださいね。(※獣医師発行の猶予証明書があれば入場可能です)
桜まつり会場での「犬連れ」の大きな壁
西平畑公園自体は、一部施設を除いて犬の同伴が可能です。しかし、桜まつり期間中だけは、移動手段において「中型犬・大型犬の飼い主さん」にとってかなり過酷な試練が待ち受けています。
臨時駐車場や松田駅から出ているシャトルバスにペットを乗せる場合、「ケージやキャリーバッグに完全に入れ、顔が一切出ない状態」にしなければなりません。
つまり、専用のキャリーバッグに入りきらない中型犬や大型犬は、シャトルバスに乗車することができないんです。
バスに乗れないとなるとどうなるか。飼い主さんは愛犬と一緒に、山の麓から会場までの急な坂道を、約25分かけて自力で歩いて登り降りしなければなりません。これは相当な体力を消耗しますので、大型犬を連れて行く場合は、ご自身の体力としっかり相談して決めてくださいね。
また、西平畑公園内にあるドッグランは、混雑防止と安全確保のため、お祭り期間中は全面的に利用不可(休園)となってしまいます。「桜の下でドッグラン」を期待していくとがっかりしてしまうので、ご注意ください。
もし愛犬とゆっくり過ごしたいなら、さらに山の上にある「あぐりパーク嵯峨山苑」がおすすめです。こちらはペットの同伴が許可されているので、絶景の中でお弁当を広げるような、のんびりとした時間を過ごすことができますよ。
駅周辺グルメや屋台でゆっくり休憩を済ませる

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きれいな景色を見て心が満たされても、たくさん歩けばお腹は空きますし、足はパンパンになりますよね。「せっかく遠出したんだから、名物を食べなきゃ」と無理して歩き回るよりも、座ってゆっくり休憩できる場所をあらかじめいくつかピックアップしておくことが、大人の現実逃避の鉄則です。
松田町には、会場内の温かい屋台から、駅周辺の本格的なレストランまで、休憩にぴったりのグルメスポットがたくさんあります。
寄ロウバイ園周辺のローカルグルメ
ロウバイまつりの期間中は、会場周辺に地元の方々の温かみを感じるお店が出店します。冷えた体を温めるのには最適ですよ。
- お食事処 一休:寄自然休養村管理センター内にあり、海老がドーンと乗った「天丼(1,100円)」や「まぐろ丼(850円)」が美味しいと評判です。しっかりお腹を満たしたい方に。
- Community cafe たなーたん!:普段は店舗で営業していますが、お祭り中はテントで出店しています。スパイスの効いたインドの家庭的な「チキンと豆のあいがけカレー(800円)」は、冷たい風に吹かれた体に染み渡ります。
- さとうち:自家農園の米粉を使ったシフォンケーキなどを販売。歩き疲れた時のちょっとした糖分補給や、ヘルシーなお土産にぴったりです。
新松田駅・JR松田駅周辺の本格グルメ
シャトルバスの発着場所となる駅の周辺には、実は和洋中さまざまなクオリティの高い飲食店が集まっています。はしご観光を終えて、「あとは電車(または車)で帰るだけ」という状態で、ゆっくり美味しいものを食べる時間は至福ですよね。
| 店舗名 | ジャンル・特徴 | アクセス(目安) |
|---|---|---|
| 割烹 千代田屋 | 港直行の新鮮な海鮮料理。活鯵のタタキ定食や特製天丼など、落ち着いて和食ランチを楽しみたい大人向け。 | 新松田駅北口 徒歩7分 |
| ラーメン AQUA | 地元で愛される小田原系ラーメン。コクのあるスープと肉厚ワンタンで、冷えた体を一気に温められます。 | 新松田駅北口 徒歩2分 |
| Certo! HONOBO-NO | 食べログなどでも高評価の人気イタリアン。パスタやピザはもちろん、濃厚チーズケーキでカフェ利用にも。 | 新松田駅南口 徒歩2分 |
| Ho BAR(ホーバル) | 駅の目の前にあるお洒落なスペインバル。タパスをつまみながら、電車に乗る前の一杯を楽しむのに最高です。 | 新松田駅北口 徒歩0分 |
| 麺屋 三男坊 | ドロ系のトリプルスープを使った「オマール海老だしらーめん」。海老の旨味が濃厚で、ガッツリ食べたい時に。 | 新松田駅南口 徒歩1分 |
お昼時はどのお店も混み合うことが多いので、少し時間をずらして13時半以降に遅めのランチにしたり、逆に11時台の早めに入店してしまうのが、並ばずに座るためのコツです。
※価格やメニュー、営業時間は変更になる場合があります。定休日なども含め、正確な情報は公式サイトやグルメサイト等をご確認ください。
帰りの疲労を芯から癒やす日帰り立ち寄り温泉
たくさん歩いて、きれいな景色を見て、美味しいものを食べた。これで帰宅しても十分満足なのですが、もし「究極の現実逃避」を完成させたいなら、最後に「日帰り温泉」をスケジュールに組み込んでみてください。
早春の山歩きで冷えた体や、坂道で酷使したふくらはぎを広いお風呂で温めてから帰る。これだけで、翌日の疲労感が全く違ってきます。「あとは家に帰って寝るだけ」という状態を作ってしまうのが、最高のリフレッシュ法です。
松田町とその周辺には、目的や予算に合わせて選べる個性豊かな温浴施設が揃っています。
コスパ重視なら「健楽の湯」か「さくらの湯」
とにかく手軽に、安くサッと汗を流したい方におすすめなのが町営系の施設です。
松田町健康福祉センター内にある「健楽の湯」は、新松田駅や松田駅からも近く、町外の人でも大人500円という驚きの安さで利用できます。3階の展望風呂からは富士山も見えるんですよ。(※月・火は休館なので注意)
隣の山北駅のすぐ近くには「さくらの湯」があり、こちらもワンコイン程度の入浴料で露天風呂やサウナまで楽しめます。ハイキング帰りの方々にとても人気があります。
徹底的に休むなら「はだの万葉倶楽部」
「温泉に入った後、リクライニングチェアでゴロゴロしたい」「ご飯も施設内で済ませたい」という方は、少し足を延ばして秦野市にある「はだの万葉倶楽部」へ。
小田急線の秦野駅から無料送迎バスが出ています。名湯・湯河原温泉から毎日源泉を運んできている本格的なスーパー銭湯で、露天風呂から食事処、リラクゼーションまで全てが揃っています。お花見の後に数時間滞在して、完全に脱力したい時にはここが一番です。
極上の癒やしを求めるなら「モダン湯治 おんりーゆー」
最後にご紹介するのが、個人的に「最強の現実逃避スポット」だと思っている南足柄市の「モダン湯治 おんりーゆー」です。大雄山駅や開成駅から無料送迎バスで向かうことができます。
38度の「ぬる湯」で時間を忘れる
ここは森の中にひっそりと佇む施設で、最大の特徴は「38度のぬる湯」です。熱いお湯にサッと入るのではなく、体温とほぼ同じ温度のお湯に、時間を忘れて1時間でも2時間でも長〜く浸かるスタイルを提唱しています。
静かな広葉樹林に囲まれた露天風呂でぬる湯に浸かっていると、自分が自然の一部に溶け込んでいくような不思議な感覚になります。日常の喧騒を完全に遮断したい方には、これ以上ないご褒美空間ですよ。
※温泉施設は臨時休業などがある場合もございます。最終的な営業状況は各自でご確認くださいね。
松田町の寄ロウバイ園と河津桜の周遊まとめ

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ここまで、春を先取りする絶景スポットの巡り方から、疲れないための移動のコツ、そして帰りの癒やし情報まで、かなりたっぷりとお話ししてきました。
「松田町寄ロウバイ園と河津桜の周遊」は、暖冬の影響で開花時期が重なりやすくなったことで、1日で二つの全く違う色合いの絶景を楽しめる、とても贅沢なお出かけコースになりました。
青空の下で黄色く輝くロウバイの甘い香りに包まれ、夕暮れ時には街の夜景を見下ろしながら濃いピンク色の河津桜にうっとりする。そんな非日常の体験は、日々の生活で張り詰めた心を、優しくほぐしてくれるはずです。
ただし、山の斜面という立地である以上、「坂道」や「駐車場の不便さ」「交通機関の落とし穴」といった、避けては通れないペインポイント(障壁)があることも事実です。
だからこそ、「全部を完璧に回ろうとしないこと」「迷わずシャトルバスにお金を払って体力を買うこと」「ピークの時間をずらすこと」が大切になります。
疲れたら、無理をして山の上まで登らなくてもいいんです。途中のカフェで美味しいコーヒーを飲んだり、帰りに温泉に寄ってのんびりしたりする余白を残しておくことこそが、明日からの元気を養う「現実逃避」の正しい姿だと私は思っています。
ぜひこの記事を参考に、ご自身の体力や一緒に行くご家族のペースに合わせて、がんばらない、やさしい春のお出かけを計画してみてくださいね。当サイトでは他にも、歩きすぎずにのんびりできるお出かけスポットを多数紹介しています。行き先に迷ったら、ぜひサイトマップからご自身に合った現実逃避先を探してみてください。
あなたにとって、少しでも心が軽くなるような良い休日になりますように。

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