鎌倉五山の覚え方はリズムと歴史で完璧!順位やランチ情報も網羅

鎌倉五山の順位を覚えるための語呂合わせ「ケン・エン・ジュ・ジョウ・ジョウ」を図式化した禅画風のイメージ 横浜ではないのだけれど
横浜で現実逃避作成イメージ

鎌倉五山の覚え方はリズムと歴史で完璧!順位やランチ情報も網羅

鎌倉観光の計画を立てていると、必ずと言っていいほど耳にする「鎌倉五山」という言葉。ガイドブックやネット記事で見かけるけれど、「似たような名前の寺院ばかりで、どれがどれだか分からない…」「順位や場所がいまいち覚えられない」と悩んでしまうこと、ありませんか?

試験対策で覚えたい学生さんはもちろん、効率よく観光ルートを組みたい旅行者の方にとっても、この5つのお寺を整理して理解することはとても重要です。実は私も、最初は建長寺と円覚寺の順位すらあやふやで、現地に行ってから「あっちだったのか!」と逆方向へ歩いてしまった経験があります。

この記事では、単なる語呂合わせの暗記テクニックだけでなく、歴史的な背景や、現地で楽しめるランチ、御朱印情報などを有機的に絡めて、記憶に深く定着しやすい方法を楽しくご紹介します。読み終わる頃には、きっと鎌倉五山が頭の中にスッキリと整理されているはずですよ。

  • リズム感のある語呂合わせで鎌倉五山の順位を即座に暗記できる
  • 北鎌倉からの観光ルートとセットにすることで地理的に理解できる
  • 歴史的背景や各寺院の特徴を知ることで記憶に深く定着する
  • ランチや御朱印などの楽しみ方も分かり鎌倉散策が充実する

歴史やリズムで定着させる鎌倉五山の覚え方

鎌倉五山を覚えるには、ただ寺院名を漢字の羅列として丸暗記しようとするよりも、音のリズムや背後にあるストーリーと結びつけるのが一番の近道です。人間の脳は、意味のない記号よりも「物語」や「音楽」の方が記憶しやすいと言われていますからね。ここでは、私が実際に試してみて「これは忘れない!」と確信した、複数のアプローチをご紹介します。

順位を語呂合わせのリズムで暗記する

まずは一番手っ取り早く、即効性のある「音」で覚える方法からいきましょう。鎌倉五山の正式な順位は、1位から順に以下のようになっています。

  • 第1位:建長寺(けんちょうじ)
  • 第2位:円覚寺(えんがくじ)
  • 第3位:寿福寺(じゅふくじ)
  • 第4位:浄智寺(じょうちじ)
  • 第5位:浄妙寺(じょうみょうじ)

これをそれぞれの頭文字(音読み)をとって、リズムよく5回唱えてみてください。指折り数えながら口ずさむのがポイントです。

「ケン・エン・ジュ・ジョウ・ジョウ」

どうでしょう?とてもシンプルなリズムですよね。この「ケン・エン・ジュ・ジョウ・ジョウ」という音の響きを口ずさむだけで、まずは頭文字の順列が脳にインプットされるはずです。

ただ、ここで問題になるのが、最後の方にある4位と5位です。「ジョウ」が2回続くので、「あれ、どっちのジョウだっけ?」と迷ってしまうかもしれません。4位は「浄寺」、5位は「浄寺」です。

ここを区別するためのコツは、「修行のステップアップ」としてストーリーを作ることです。 「まずは智恵(ちえ)を得て(4位)、その後に妙(みょう)なる高い境地へ至る(5位)」 という風にイメージしてみてください。人間、まずは知識や知恵を身につけないと、その先の素晴らしい世界には行けませんよね。この順番の意味づけをしておくと、もう混同することはなくなりますよ。

寺院の歴史的背景を知って記憶に残す

鎌倉五山第一位である建長寺の巨大な三門(山門)。北条氏の威光を示す歴史的で荘厳な風景。

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歴史ドラマや日本史が好きな方なら、誰が作ったお寺なのかという「パトロン(開基)」に注目すると、順位の意味がストンと腹に落ちると思います。鎌倉五山というランキングは、単なる寺院リストではなく、当時の武家社会の権力構造そのものを反映しているからです。

トップの1位と2位を見てみましょう。

  • 1位 建長寺:第5代執権・北条時頼が創建
  • 2位 円覚寺:第8代執権・北条時宗が創建

どちらも鎌倉幕府の全盛期を築いた北条氏のトップ(得宗家)によるものです。時宗はあの元寇(モンゴル襲来)を退けた英雄でもありますね。つまり、「北条氏の最強の権威=順位の高さ(1位・2位)」となっているわけです。

一方で、3位の寿福寺は源頼朝の妻である北条政子が、源氏ゆかりの地に建てたお寺です。ここは「源氏から北条氏へのバトンタッチ」を感じさせる場所と言えます。

そして5位の浄妙寺は、後に室町幕府を開く足利氏(足利義兼)が関わっています。足利尊氏もここで過ごした時期があるそうです。このように、「北条氏の全盛期(1・2位)」から「源氏との過渡期(3位)」、そして「次の時代の覇者・足利氏(5位)」という歴史のタイムラインとして捉えると、教養としても深まりますし、単なる暗記以上の「生きた知識」として定着します。

北鎌倉から巡るルートで覚える方法

北鎌倉駅前を出発点とし、円覚寺の入り口を望む観光客。鎌倉五山巡りルートの地理的記憶を助ける風景。

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机の上で覚えるのが苦手なら、実際の地図や観光ルートとセットにして、「体の感覚」で覚えてしまうのがおすすめです。特に観光で訪れるなら、「北鎌倉駅」からスタートして鎌倉駅方面へ歩くルートが鉄板です。

実は、北鎌倉駅を降りてすぐ目の前(徒歩1分)にあるのが、2位の円覚寺なんです。「まずは駅前(エントランス)の円覚寺」と覚えておくといいかもしれません。そこから鎌倉方面へ15分ほど歩いていくと、巨大な1位の建長寺が現れます。

逆転の動線で覚えるテクニック

北鎌倉駅から歩くと、物理的には以下の順番で出会うことになります。 「2位(円覚寺)→ 4位(浄智寺)→ 1位(建長寺)」 駅前の2位からスタートし、少し奥まった4位を経て、最後に本丸である1位へ向かう。この「だんだん核心(1位)に近づいていく」というプロセスをイメージすると、地図上の位置関係もバッチリ頭に入ります。

地理的な位置関係を頭に入れておくと、実際に歩いている風景とセットで記憶されるので、記憶の定着率がグッと上がりますよ。

なぜランキング化されたのかその理由

そもそも、なぜお寺に「1位、2位」と順位をつける必要があったのでしょうか?これには、宗教的な理由以上に、当時の幕府による高度な政治的意図が大きく関わっています。

リサーチしてみると、この五山制度は中国(南宋)の制度を模倣したものですが、日本での導入背景には「強大な寺院勢力のコントロール」という明確な目的がありました。強い力を持つ禅宗寺院同士を公式にランク付けし、競わせることで、幕府への反抗を防ぎ、忠誠を誓わせるシステムとして機能させたのです。

「頑張って幕府に貢献すればランクアップできるぞ」と思わせることで、寺院のエネルギーを反乱ではなく、幕府への奉仕や修行へと向けさせました。現代で言うところの企業の評価制度や、学校の偏差値ランキングのようなものでしょうか。そう考えると、当時の政治家たちの巧みな統治術が見えてきて、無機質な順位表も人間臭いものに見えてきませんか?

各寺院の場所と地図上の位置関係

最後に、大まかな位置関係を整理しておきましょう。5つのお寺は、北鎌倉エリアから鎌倉駅周辺、そして金沢街道エリアにかけて点在しています。特に5位だけ少し離れているのがポイントです。

順位 寺院名 大まかなエリア 最寄り駅・バス停
1位 建長寺 北鎌倉・鎌倉の中間 北鎌倉駅から徒歩約15分
2位 円覚寺 北鎌倉駅前 北鎌倉駅 徒歩1分
3位 寿福寺 鎌倉駅西口側 鎌倉駅 徒歩10分
4位 浄智寺 北鎌倉の谷戸 北鎌倉駅 徒歩8分
5位 浄妙寺 金沢街道(東側) バス停「浄明寺」下車

このように、1位から4位までは北鎌倉〜鎌倉駅周辺の徒歩圏内に集まっていますが、5位の浄妙寺だけは鎌倉駅からバスで向かう「金沢街道」エリアにあります。この「5位だけ離れている」という点も、観光プランを立てる上では非常に重要ですし、覚え方のポイントにもなりますね。

鎌倉五山の覚え方を実践する観光ガイド

ここからは、覚えた知識を実際に体験として定着させるための実践的な観光ガイドです。机上の知識だけでなく、現地で「あ、これがあの寺か!」「本当にパンが食べられた!」と体験することで、記憶はより強固で色鮮やかなものになりますよ。

各寺院の見どころと特徴をチェック

それぞれのお寺には、一度見たら忘れない強烈な個性や見どころがあります。これらを「記憶のフック」として活用しましょう。

  • 建長寺(1位): とにかく規模が巨大です。総門に掲げられた「五山第一」の扁額(看板)や、一直線に並ぶ伽藍配置は圧巻。「やっぱり1位はスケールが違う」と肌で感じられます。
  • 円覚寺(2位): 国宝の「舎利殿」が有名です(通常は非公開ですが、正月などに公開されます)。駅の目の前という立地の良さと、谷戸の地形を活かした美しい紅葉も特徴ですね。
  • 寿福寺(3位): ここは少しミステリアスなお寺です。実は、中門より内側は通常非公開なんです。しかし、そこに至るまでの石畳の参道が息をのむほど美しいため、それを撮影しに行くだけでも十分な価値があります。「中には入れないけど、参道が最高に美しい3位」と覚えてください。

建長寺周辺や浄妙寺のランチ情報

鎌倉五山第一位・建長寺発祥とされるけんちん汁(建長汁)の温かいイメージ。

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「食」の記憶は強烈です。美味しいものとセットで覚えてしまえば、もう忘れることはありません。

まず1位の建長寺といえば、なんといっても「けんちん汁」発祥の地です。その昔、修行僧が誤って落として崩れてしまった豆腐を、無駄にせず野菜と一緒に煮込んで汁にしたのが始まりだと言われています(諸説あり)。建長寺の周辺には、この伝統的なけんちん汁を味わえるお店(点心庵など)がありますので、ぜひ1位の味を舌で覚えてみてください。

そして、場所が離れている5位の浄妙寺。ここはなんと、境内に「石窯ガーデンテラス」という本格的な洋館レストランがあるんです。枯山水のお庭がある禅寺なのに、焼きたての石窯パンやアフタヌーンティーが楽しめるなんて、ギャップがすごくないですか?「5位はパンが食べられるおしゃれな寺」というタグ付けをしておけば、女性とのデートや友人とのランチ場所としても迷いません。

鎌倉五山第五位・浄妙寺の境内にある石窯ガーデンテラス。禅寺と洋風カフェの対比が楽しめる風景

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御朱印巡りでスタンプラリーを楽しむ

鎌倉五山を巡るなら、御朱印集めも欠かせません。これはいわば大人のスタンプラリー。5つすべて集めようとすると、自然と順位や名称、場所を意識することになります。

各寺院の御朱印には、それぞれの本尊や仏殿の名称が力強い筆致で記されます。例えば、建長寺なら「天下禅林」、円覚寺なら「宝冠釈迦如来」など、その寺院を象徴する言葉が書かれています。専用の御朱印帳を持って順番に巡り、コンプリートを目指すという行為そのものが、楽しみながら学べる最強の「覚え方」になるはずです。

浄智寺の布袋尊など体験スポット

鎌倉五山第四位・浄智寺の洞窟(やぐら)に祀られている布袋尊。お腹を撫でる参拝体験を連想させる愛嬌のある像。

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見るだけでなく「触れる」体験もおすすめです。4位の浄智寺は、北鎌倉の谷戸(谷間の地形)にある少し隠れ家的なお寺なんですが、ここの境内奥にある洞窟(やぐら)には、ユニークな布袋尊(ほていそん)がいらっしゃいます。

この布袋様、お腹を撫でると元気がもらえると言われていて、多くの参拝者に撫でられたお腹は黒くピカピカに光っています。「4位は布袋様のお腹を撫でに行く」という具体的なアクションがあれば、記憶にも残りやすいですし、何より愛嬌のある布袋様の表情に癒やされます。

鎌倉五山の覚え方を活用して楽しもう

いかがでしたでしょうか。鎌倉五山は単に「建長寺、円覚寺、寿福寺…」と文字の羅列として覚えようとすると大変ですが、リズムや歴史、そして現地でのランチや体験と結びつけることで、驚くほどスムーズに頭に入ってくると思います。

おさらい:最強の覚え方3ステップ

  • リズムで唱える:「ケン・エン・ジュ・ジョウ・ジョウ」
  • 歴史で納得する:北条氏の全盛期(1・2位)から足利氏(5位)へのバトンタッチ
  • 体験で刻む:1位でけんちん汁を食べ、4位で布袋様を撫で、5位でパンを食べる

これから鎌倉へ行かれる方は、ぜひこの「覚え方」を実践しながら、古都の魅力を存分に味わってきてくださいね。それぞれの順位や背景を知ってから見る景色は、きっと今までとは違って、より深く、感慨深いものに見えるはずですよ。

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