60代から楽しむ横浜観光｜体に優しい穴場スポットとゆったりモデルコース

横浜は“無理をせず”楽しめる、優しい街

「横浜観光 60代」というキーワードには、次のような思いが込められています——“年齢に合った落ち着いた観光がしたい”“混雑や長距離移動は避けたい”“歴史や自然にふれたい”。横浜にはそのすべてを満たす場所があります。

近代化の象徴でありながら、古き良き景観や静かな公園、文化施設が点在する横浜。バリアフリー化が進んだ公共交通機関や、段差の少ない設計が多く、60代・シニア層の観光に適した街でもあります。

この記事では「疲れない」「歩きすぎない」「静かに楽しめる」をテーマに、60代の方にぴったりの横浜穴場スポットと、移動に負担が少ないモデルコースをご提案します。

重厚なルネサンス様式の建物が目を引く「神奈川県立歴史博物館」は、開港時代からの横浜の歴史をゆっくりと学べる施設。空調も整い、館内は段差も少なく、疲れずに見学ができます。

入館料もシニア割引あり。近くに休憩できるカフェやベンチもあるため、無理なく楽しめます。

元町・中華街駅からエレベーターでアクセスできる山手地区には、静かな洋館「山手111番館」があります。周辺のイタリア山庭園は広くない分、散歩にちょうど良く、季節の花々や港の眺めを楽しめます。

館内ではアンティーク家具や横浜開港当時の生活文化を展示。観光客も少なめで、落ち着いた時間が過ごせます。

100年以上の歴史を誇る日本庭園「三溪園」は、ゆったりとした時間を過ごしたい方にぴったり。園内にはベンチや茶屋も多く、広すぎない敷地と整った遊歩道で、自然と歴史建築を無理なく楽しめます。

特に春と秋のシーズンは花と紅葉のコントラストが見事で、カメラを持った年配の観光客にも人気です。

横浜港大さん橋近くにある「横浜人形の家」は、国内外の伝統人形を展示するユニークな施設。展示物はガラス越しで鑑賞でき、座って休める場所も随所に。

かわいらしい人形だけでなく、民族的・歴史的な人形も豊富で、思いがけず知的好奇心が刺激される穴場です。

まずはJR桜木町駅を出発。海沿いの「汽車道」をゆったり散歩しながら、赤レンガ倉庫まで向かいます。道はフラットでベンチも多く、港の風景を眺めながら無理なく歩けます。

赤レンガ倉庫では、ショッピングよりも館内のカフェでのひと休みがおすすめ。エレベーター完備でバリアフリー対応も整っています。

赤レンガ倉庫から徒歩10分、大さん橋ふ頭ビルへ。屋上広場は海と空を一望でき、階段が苦手な方はエレベーターでアクセス可能。館内レストランで景色を眺めながらゆったりランチを。

午後は選択制で、歩きたくない方には「横浜人形の家」、少し体力に余裕がある方は「山手111番館と庭園」へ。どちらも静かでゆっくりと過ごせる空間です。

※「山手地区」へは「元町・中華街駅」からのエレベーター使用が便利です。

最後は元町商店街へ。お洒落な喫茶店や老舗菓子店が点在しており、散策に疲れたらカフェで休憩を。石畳のアーケード街は歩きやすく、ベンチや公衆トイレも整備されています。

年齢を重ねたからこそ、“静かに丁寧に”旅を味わいたい——そんな60代の方にこそ、横浜の魅力は輝いて見えます。

無理のないスケジュールと、心に残る風景、そして穏やかな時間。横浜はきっと、あなたにぴったりの旅先です。