横浜観光で見つけた意味不明なオブジェ特集|思わず二度見する穴場スポット巡り
「これ、何?」が旅の面白さ。横浜で出会う不思議なモニュメントたち
横浜には中華街やみなとみらいなど、定番観光スポットが数多く存在しますが、観光地を歩いていると、ふと目に留まる“意味不明なオブジェ”に遭遇することはありませんか?
「何を表しているの?」「なぜここにあるの?」と思わず足を止めてしまうような謎のオブジェやアート作品が、実は横浜の街中には点在しています。
今回はそんな“意味不明だけど目を引く”、ユニークでちょっとシュールな横浜市内の穴場スポットをご紹介します。一人旅にもカップルにもおすすめ。SNS映えはもちろん、旅の記憶に残ること間違いなしの「横浜的カオス美術」巡りです。
記事のポイント4つ
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横浜市内に点在する“意味不明なオブジェ”を厳選して紹介
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作者や設置の背景がわからない不思議さが魅力
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撮影スポットとしても楽しめるユニークな存在感
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散歩が楽しくなる“目的地のない旅”のきっかけに
横浜観光 意味不明なオブジェをめぐる【前半】
象の鼻パークの「フルーツの山」|意味深すぎるアート作品
横浜港を望む象の鼻パークに突如として現れる、果物を山積みにしたような巨大オブジェ。これはアーティスト・中谷ミチコ氏による「山のようなフルーツ(Fruitful Mountain)」という現代アートです。
バナナやリンゴなどがリアルに再現されており、遠目には鮮やかで楽しげに見えますが、その意味は非常に抽象的。戦後の食糧事情や“祝祭”をモチーフにしているとも言われており、解釈は鑑賞者に委ねられています。
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アクセス:みなとみらい線「日本大通り駅」徒歩5分
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象の鼻パーク公式:https://zounohana.com
桜木町駅前「モクモク ワクワク ヨコハマ ヨーヨー」|名前もオブジェも意味不明
桜木町駅前に堂々と設置されているカラフルな巨大リング。正式名称は「モクモク ワクワク ヨコハマ ヨーヨー」。その名前からして謎すぎるこのオブジェは、横浜トリエンナーレに関連して設置されたものですが、何を意味しているのかは公式にも明記されていません。
地元民からは「どこがヨーヨーなのか?」とツッコミを受けることも多いですが、実は色の配置が横浜市の要素を抽象的に表現しているとも。夜間にはライトアップされ、さらに幻想的になります。
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アクセス:JR「桜木町駅」前
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関連リンク:横浜市文化観光局 https://www.city.yokohama.lg.jp
横浜市役所前広場の「ビッグハンド」|誰の手?何のため?
横浜市庁舎前の広場に置かれた、巨大な手のひらのような石のオブジェ。近づいてみても何の説明もなく、ただ「手」があるだけ。
一説には“市民と行政の手をつなぐ象徴”とされることもありますが、公式にアーティストや設置意図が示されておらず、謎は深まるばかり。ベンチ代わりに腰かける人も多く、実用性は高い不思議系アートです。
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アクセス:みなとみらい線「馬車道駅」から徒歩3分
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公式ページ(横浜市庁舎):https://www.city.yokohama.lg.jp/shikai/
山下埠頭の「カオス・サークル」|知らない間に設置された謎の円形構造物
山下埠頭の入口付近にある、赤と黒を基調とした円形の鉄製オブジェ。地面から生えているかのように設置されており、まるで未確認建造物(UFO基地?)のような風貌です。
制作者の情報や設置時期も不明で、地元民の間でも「これ何?」と話題に。埠頭の再開発と関係があるのか、アートの実験作品なのか、その存在自体がひとつの“問い”となっています。
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アクセス:市営バス「山下ふ頭」下車 徒歩5分
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横浜港運営情報:https://www.city.yokohama.lg.jp/business/kokusaikoryu/kowan/
横浜観光 意味不明なオブジェに隠された魅力【後半】
横浜赤レンガ倉庫「ねじれた塔」|ねじれているのが当然のように存在する謎
赤レンガ倉庫近くに立つ鉄の塔。よく見ると、塔全体が「ねじれた形状」になっており、どうやら螺旋をモチーフにしたモニュメントらしいのですが、名称も解説もなし。
トリエンナーレやヨコハマパラトリエンナーレなどのイベント期間中に出現し、定着したものと考えられていますが、明確な記録は確認できません。背景を知らない観光客は、ただ「なんかすごい!」と驚くばかり。
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アクセス:みなとみらい線「馬車道駅」または「日本大通り駅」徒歩10分
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赤レンガ倉庫公式:https://www.yokohama-akarenga.jp
港の見える丘公園「空中の扉」|開かずのドア、その先には何が?
バラ園や展望台が人気の「港の見える丘公園」に、ひっそりと設置された「空中の扉」。地面から少し浮いた形で取り付けられており、ドアの先には何もありません。
設置当初から話題になりましたが、アーティスト名や作品の詳細は現地に記されておらず、まさに“意味不明”。しかしその存在感は大きく、写真映えスポットとして密かな人気を集めています。
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アクセス:みなとみらい線「元町・中華街駅」から徒歩8分
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公園案内:https://www.hama-midorinokyokai.or.jp/park/minatonomieru/
黄金町エリア「路地の椅子群」|誰が座るのか不明な無人ベンチたち
アートと町おこしの融合が進む黄金町には、路地裏にぽつんと椅子だけが置かれているスペースが点在しています。椅子は木製や鉄製でデザインもバラバラ。しかも誰も座っていない。
これは「黄金町バザール」関連のアートプロジェクトの一環ですが、説明板などがないため、ただ「誰も座らない椅子たち」が存在しているだけ。何気ない風景に意味を感じさせる、現代アートの真髄ともいえる空間です。
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アクセス:京急「黄金町駅」から徒歩3分
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黄金町エリアマネジメントセンター:https://koganecho.net
日ノ出町の「たまごの山」|タマゴ?石?宇宙?何を感じるかはあなた次第
最後に紹介するのは、京急日ノ出町駅近くの遊歩道脇に突然現れる「たまご型の石」。大小さまざまな楕円形の石が積まれており、まるで“たまごの山”のような風貌。
一部では「地球の生命の起源を表している」という説もありますが、公式な情報は皆無。子どもが登ったり、カップルが写真を撮ったりする様子がほほえましい、不思議で楽しいスポットです。
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アクセス:京急「日ノ出町駅」徒歩2分
横浜観光 意味不明なオブジェまとめ
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横浜には「一見意味不明だけど目が離せない」アートが点在している
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解説がないことがむしろ魅力であり、想像力をかきたててくれる
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写真映えするスポットとしてSNSにもおすすめ
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普段の観光では味わえない“謎解き気分”が楽しめる
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各地の公式リンクや案内と照らし合わせながら、探索も深まる
旅先でふと出会う「これはなんだ?」という瞬間。それこそが、ありふれた観光地巡りを、個性的で記憶に残る旅へと変えるスパイスになります。
横浜は、ただの観光都市ではありません。過去と未来、現実と幻想が交差する街。あなたもぜひ、意味不明なオブジェを探して“感性の冒険”をしてみませんか?