三浦半島の朝市で朝ごはん!三崎・葉山の開催時間と駐車場

三浦半島の朝市で新鮮な海鮮丼やマグロメンチカツを食べる日本人カップル。早朝の港の活気ある雰囲気。 横浜ではないのだけれど
横浜で現実逃避作成イメージ

三浦半島の朝市で朝ごはん!三崎・葉山の開催時間と駐車場

週末の朝は少し早起きをして三浦半島の朝市で美味しい朝ごはんを食べてみたいという方も多いのではないでしょうか。三崎や葉山のおすすめランキングをはじめ開催される日曜日ごとの時間や現地の駐車場情報など事前に知っておきたいことはたくさんありますよね。とれたての海鮮を使った丼や人気の食べ歩きグルメなど魅力的な選択肢が多いからこそ自分に合ったプランを立てることが大切です。この記事では私が実際に現地へ足を運んで感じたリアルな情報をもとに三浦半島で過ごす最高の朝活ガイドをお届けします。

  • 三崎のマグロや葉山のタルトなどエリアごとの絶品グルメの違い
  • 行列必須の朝市を攻略するための具体的な時間と駐車場戦略
  • 人混みを避けて地元の原風景を楽しめる穴場の朝市スポット
  • 自分のスタイルに合わせて選べるエリア別比較とおすすめプラン

三浦半島の朝市で食べる絶品朝ごはん

三浦半島の朝市は、単なる買い物スポットではなく、エンターテインメントそのものです。特に「三崎」と「葉山」は二大巨頭とも言える人気エリアですが、その雰囲気は全く異なります。活気あふれる漁師町の空気を感じるか、洗練されたマリーナで優雅な朝を過ごすか。まずは、それぞれのエリアで絶対に食べておきたいグルメ情報から詳しくご紹介します。

三崎朝市の開催時間とマグロ食べ歩き

三崎朝市名物の熱々「とろまん」(マグロ中華まん)を手に持ち、湯気を感じる食べ歩きの様子。

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マグロの聖地として知られる三崎エリアでは、毎週日曜日の午前5時00分から8時30分まで「三崎朝市」が開催されています。早朝5時と言うと「早すぎる!」と思うかもしれませんが、まだ暗いうちから活気のある市場を歩くのは、非日常感たっぷりの特別な体験です。

絶対に外せない「とろまん」と「マグロメンチ」

会場に着いたらまず楽しみたいのが、活気ある屋台での「食べ歩き」です。私のイチオシは、三崎名物の「とろまん」(1個300円前後)です。これはマグロの身を使った中華まんのようなもので、お肉のようなジューシーさがありながら、後味はさっぱりとしています。早朝の海沿いは意外と冷えるので、ひんやりした空気の中で食べる熱々のとろまんは、身体の芯まで染み渡る格別の美味しさです。

また、ガッツリ派には「マグロメンチカツ」もおすすめ。高級ブランド牛とコラボした贅沢なメンチカツや、マグロ特有の食感を活かした揚げたてのフライは、ワンコインで気軽に楽しめるグルメとして大人気です。これらを片手に市場を回るのが三崎流のスタイルですね。

開催時間の注意点

公式の終了時間は8時30分ですが、人気商品は7時過ぎには売り切れてしまうこともあります。一番活気があるのは6時前後。遅くとも7時前には到着しておくのがベストです。買い物を楽しんだ後は、そのまま城ヶ島観光へ向かうのもスムーズですよ。(出典:三崎朝市協同組合『三崎朝市概要』

三崎魚市場食堂の人気海鮮丼メニュー

三崎魚市場食堂で提供される、鮮度抜群で濃厚な赤身と中トロを含む特製マグロ漬け丼。

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「せっかく市場に来たのだから、やっぱり座ってしっかり海鮮を食べたい」という方には、市場と同じ敷地内にある「三崎魚市場食堂」がおすすめです。ここは競り場のすぐそばにあり、市場の臨場感をそのまま感じられるロケーションが魅力です。

鮮度が違う「日替わり刺身定食」

メニューの中でも特に人気なのが「日替わり刺身定食」や「特製マグロ漬け丼」です。実際に食べてみて驚いたのは、中トロの甘みと濃厚さ。スーパーのお刺身とは全く違う「鮮度の暴力」とも言える美味しさが口いっぱいに広がります。

特にマグロの赤身は、鉄分を感じる濃厚な味わいで、「これが本物のマグロか」と感動すること間違いなしです。ボリューム満点なのに価格は観光地価格よりも抑えられており、コストパフォーマンスの高さも素晴らしいですね。週末の朝は行列ができることもありますが、回転は比較的早めです。

あるべで味わうこだわり干物の定食

もしあなたが「連泊続きで生魚はもう十分」とか「朝は胃に優しい和食がいい」と思っているなら、迷わず「朝めし あるべ」へ向かってください。ここは「三崎=マグロ(刺身)」というイメージを覆す、干物定食の専門店です。

炭火で焼く極上の干物体験

ここでは、地元で獲れたアジやカジキの干物が炭火で丁寧に焼かれて提供されます。ふっくらとした身からは脂が溢れ出し、白いご飯との相性は抜群です。定食は1,000円前後とお手頃で、味噌汁や小鉢も丁寧に作られています。

そして、ここで忘れてはいけないのが名物の「オリジナルバナナジュース」。砂糖不使用、氷なしで作られており、バナナ本来のねっとりとした甘さが身体に優しく染み渡ります。食後のデザート代わりにぜひ注文してみてください。

注意点

店内はカウンターを含めて10席ほどの小さなお店です。隠れ家的な人気店のため、タイミングによっては待ち時間が発生することもあります。大人数よりも、少人数やカップルでの利用がスムーズです。

葉山朝市の日影茶屋タルト攻略法

葉山朝市で購入した限定のフルーツタルトとコーヒーを、海を眺めながら楽しむ優雅な朝食の風景。

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続いては、おしゃれなマリーナリゾートの雰囲気が漂う「葉山エリア」。毎週日曜日に葉山港(鐙摺港)で開催される「ハヤママーケット日曜朝市」の目玉は、何と言っても老舗「日影茶屋(ラ・マーレ・ド・チャヤ)」のタルトです。

争奪戦必至!限定スイーツを手に入れるには

このタルト、ホールや切り落としが朝市限定の破格(1,000円前後など)で販売されるため、凄まじい人気を誇ります。「タルトを買うために朝市に行く」という人も多く、開催時間の8時30分に行っても既に売り切れていることがほとんどです。

確実に手に入れたい場合は、もっと早い時間から並ぶ覚悟が必要です。常連さんたちは夜明け前から並んでいることも珍しくありません。そこまでして手に入れたタルトを、海を眺めながらコーヒーと一緒に楽しむ時間は、何にも代えがたい至福のひとときです。

葉山で人気のしらす丼と勇しげ

葉山朝市で食事をするなら、漁港にある食堂「勇しげ」のシラス丼が外せません。おしゃれな葉山ですが、ここは現役の漁港。獲れたての湘南シラスを使った丼は、まさに絶品です。

ふわふわ食感の釜揚げシラス

実際に食べてみると、シラスの塩加減が絶妙で、食感は驚くほどふわふわ。「江の島や鎌倉で食べるよりも美味しいかも」と感動するレベルです。価格も良心的で、生シラス丼や釜揚げシラス丼など、その日の漁の状況に合わせたメニューが楽しめます。

おしゃれなタルトと新鮮なシラス、この「洋と和」の組み合わせを楽しめるのが葉山の醍醐味です。テラス席があれば、潮風を感じながら最高の朝食タイムを過ごせますよ。

三浦半島の朝市と朝ごはんの攻略ガイド

三崎と葉山以外にも、三浦半島には通好みの朝市や、知っておくべき攻略情報があります。ここでは、ローカルな魅力満載のスポットと、失敗しないための駐車場情報について解説します。

金田湾朝市の素朴な味噌汁と直売所

金田湾朝市で漁港の静かな風景の中で提供される、具沢山で温かい漁師の味噌汁。

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観光地化された雰囲気が苦手な方におすすめしたいのが、三浦半島の東側にある「金田湾朝市」です。毎週日曜日の朝5時50分から開催されており、ここはまさに「漁師と農家の直売所」という言葉がぴったりの場所です。

漁港の原風景と温かい朝ごはん

派手なレストランはありませんが、港で販売される500円程度の味噌汁や惣菜セットが隠れた人気メニューです。具沢山の味噌汁を、静かな海を眺めながら漁師さんと一緒にすする時間は、何よりも贅沢な朝ごはんになります。

また、ここではワカメやメカブなどの海藻類も特産品です。スーパーでは買えないような立派な海藻が安く手に入るので、お土産にもぴったり。クーラーボックスを持参していくのが正解です。

ランチ情報

同じ敷地内にある「レストランKANEDA」は11時30分からの営業です。朝食利用はできませんのでご注意ください。朝はあくまで「朝市の軽食」を楽しむスタイルです。

横須賀ポートマーケットのイベント

「早起きはちょっと苦手…」というファミリーやカップルには、「よこすかポートマーケット」で開催される朝市イベントがおすすめです。主に月1回(第3日曜日など)の開催で、時間は9時から12時とゆっくりめなのが嬉しいポイント。

マルシェ感覚で楽しむ新しい朝市

こちらは昔ながらの市場というより、「マルシェ」のようなおしゃれな雰囲気で、地元の野菜だけでなく、キッチンカーによるグルメやスイーツも楽しめます。焼き芋ブリュレやジャークチキンなど、子供が喜ぶメニューも多いので、家族みんなでワイワイ楽しむのに最適です。

開催日は月によって変わることがあるので、お出かけ前に2025年の最新スケジュールをチェックしてみてください。屋内施設も充実しているので、雨の日でも楽しめるのが強みです。

駐車場の混雑回避と到着時間の目安

車でアクセスする場合、最も頭を悩ませるのが駐車場問題です。エリアによって「攻め方」が全く異なるので注意が必要です。

三崎エリアは「置きっぱなし観光」推奨

三崎エリアの駐車場

「うらり駐車場」や「交流駐車場」がおすすめ。収容台数が多く、12時間最大630円〜700円と非常にリーズナブル。朝市の後、車を置いたまま一日中遊べます。

三崎の場合はキャパシティが大きいので比較的安心ですが、葉山は状況が異なります。

葉山エリアは「6時台」が勝負の分かれ目

葉山エリアの駐車場(最重要)

葉山港の駐車場は台数が少なく、激戦区です。7時台の到着では満車で入れないリスクが高いです。確実に停めるなら「6時台」の到着を強く推奨します。

「8時半開始だから8時に行けばいいや」と思っていると、駐車場待ちの渋滞に巻き込まれて終了…なんてこともあり得ます。葉山に行くなら、とにかく早め行動が鉄則です。

エリア別のおすすめ朝活プラン比較

最後に、これまでの情報を踏まえて、目的別のおすすめプランを比較表にまとめました。今の気分に合わせて選んでみてください。

エリア 開催日時 朝食の主役 こんな人におすすめ
三崎朝市 毎週日曜 5:00-8:30 マグロ丼 とろまん ガッツリ海鮮を食べたい 早起きが得意
葉山朝市 毎週日曜 8:30-10:30 (実質早朝〜) 限定タルト シラス丼 おしゃれな雰囲気重視 限定スイーツ狙い
金田湾 毎週日曜 5:50-7:30 漁師の味噌汁 (軽食) 人混みを回避したい ローカル体験派
横須賀 月1回 9:00-12:00 キッチンカー マルシェ飯 朝はゆっくり派 子連れファミリー

三浦半島の朝市と朝ごはんで最高の朝

三浦半島の朝市と朝ごはんは、エリアごとに「マグロの三崎」「ブランドの葉山」「素朴な金田湾」と、全く違った個性を持っています。共通しているのは、どれも都心では味わえない新鮮な食体験と、清々しい朝の空気が待っていることです。

次の週末は、少しだけ頑張って早起きをして、三浦半島へ車を走らせてみませんか?美味しい朝ごはんでお腹を満たして、海を眺める。そんなシンプルな時間が、きっと最高のリフレッシュになるはずです。ぜひ、あなたにぴったりの朝市を見つけてみてくださいね。

※本記事の情報は執筆時点のものです。営業時間や価格、開催状況は変更になる可能性があります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。

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