明治神宮の手書き御朱印ガイド!疲れないアクセスと場所・時間

がんばらない、明治神宮。疲れない手書き御朱印のいただき方と、心地よい現実逃避の極意をまとめたタイトルスライド 御朱印
横浜で現実逃避作成イメージ

毎日お疲れさまです。仕事や家事、スマホの画面ばかり見ている日常から少し離れて、どこか静かな場所で深呼吸したいなと思うこと、ありませんか。

そんな時におすすめしたいのが、東京のど真ん中にありながら深い森に包まれた明治神宮です。横浜からも電車でアクセスしやすく、当サイトで提案している「無理なく、疲れない現実逃避のお出かけ」にはぴったりの場所なんですよ。

明治神宮の御朱印を手書きで頂きたいけれど、初めて行く場合は受付の時間や授与所の場所がどうなっているのか気になりますよね。あわせて、納める初穂料の目安や、そこで頂けるオリジナル御朱印帳の種類、それぞれの値段なども事前に知っておくと安心です。また、独特の文字や紋章に込められた意味を知ることで、お参りの時間がより味わい深いものになりますよ。

ただ、明治神宮は東京ドーム15個分というものすごく広大な敷地を持っています。そのため、混雑を避けるためのおすすめの回り方や、なるべく歩かずに済むアクセスのコツを知らないと、帰る頃には足がパンパンになってぐったり疲れてしまうかもしれません。

この記事では、無理なく、歩きすぎず、ご自身のペースでゆっくりと手書きの御朱印を頂くためのヒントをたっぷりとお伝えしますね。日常の疲れをそっと置いてくるような、そんなやさしいお出かけの参考になれば嬉しいです。

  • 明治神宮で直書きの御朱印を頂くための基本情報
  • 日没によって毎月変わる受付時間の注意点
  • 広大な境内で歩き疲れないためのアクセスと休憩のコツ
  • 混雑を避けて静かに現実逃避できるおすすめの時間帯

明治神宮の手書き御朱印の頂き方と基本情報

明治神宮の御朱印は、単なる観光の記念スタンプではなく、神様とのご縁を形にして持ち帰るためのとても大切なものです。最近は感染症対策などの影響で、あらかじめ紙に書かれた「書置き」のみの対応となっていた時期も長くありましたが、ようやく目の前で直接墨書きして頂ける「直書き(手書き)」が復活しました。神職の方が一筆一筆丁寧に筆を走らせてくださるその時間は、心がスッと整うような不思議な魅力がありますよ。ここでは、手書きの御朱印を頂くために知っておきたい、受付のルールや場所、そして独自の意匠について詳しく解説していきますね。

受付時間と日没による変動注意

開門と閉門は太陽の動きに合わせている

明治神宮にお出かけする際に、一番最初にお伝えしておきたいのが「時間」のルールです。一般的な神社や商業施設だと「朝9時から夕方17時まで」のように時間が固定されていることが多いですよね。でも、明治神宮の開閉門時間は固定されていません。実は、日の出と日の入りという「太陽の動き」に合わせて毎月細かく変動するという、自然の摂理に基づいたルールで運営されているんです。

手書きの御朱印の受付時間は、原則として「午前9時から閉門時間まで」となっています。つまり、閉門時間が早まる時期は、必然的に御朱印を頂ける時間も短くなってしまうということです。(出典:明治神宮公式サイト『開閉門時間』)せっかく歩いて本殿まで辿り着いたのに「もう閉まっていた…」なんて悲しい思いをしないためにも、出発前の確認は必須ですよ。

御朱印受付の基本的な考え方

午前9時 〜 その月の閉門時間まで(※混雑時や祭典時は変更の可能性あり)

冬の時期は早めの到着がマストです

特に注意していただきたいのが、冬至に近い11月や12月のお出かけです。この時期は日が沈むのが早いため、明治神宮の閉門時間も16時00分〜16時10分頃と、1年の中で最も早くなります。

入口の鳥居から御朱印の授与所までは、ゆっくり歩くと15分ほどかかります。高齢のご家族とご一緒だったり、休憩を挟みながら向かう場合はさらに時間が必要です。もし12月に伺うなら、遅くとも15時過ぎには入口に到着して歩き始めないと、時間内に御朱印を頂けないリスクが高くなってしまいます。

逆に、夏至に近い6月などは18時30分まで開門しているため、夕方の少し涼しくなった時間帯を狙ってゆっくりお参りすることも可能です。以下に各月の目安をまとめましたので、お出かけのスケジュールを立てる際の参考にしてみてくださいね。

明治神宮の時間は太陽と連動しており、冬は16時頃に閉門するため15時までの到着がおすすめ、夏は18時半まで開門していることを説明するスライド

横浜で現実逃避作成イメージ

月 開門時間の目安 閉門時間(=受付終了)の目安
1月 6:40頃 16:20頃
2月 6:20頃 16:50頃
3月 5:40頃 17:20頃
4月 5:10頃 17:50頃
5月 5:00頃 18:10頃
6月 5:00頃 18:30頃
7月 5:00頃 18:20頃
8月 5:00頃 18:00頃
9月 5:20頃 17:20頃
10月 5:40頃 16:40頃
11月 6:10頃 16:10頃
12月 6:40頃 16:00頃

※ご注意事項

上記でご紹介した時間はあくまで一般的な目安です。天候や神社の行事、その年のカレンダーによって変動する可能性があります。正確な時間や最新の情報については、お出かけ前に必ず明治神宮の公式サイトをご確認くださいね。また、ご自身の体調や安全に関わる判断は、かかりつけの医師や専門家にご相談のうえ、無理のないお出かけを計画してください。

授与所の場所は本殿近くの長殿

参拝ルートの自然な流れで向かえます

広大な神宮の杜の中で、「御朱印はどこでもらえるの?」と迷ってしまわないか不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんね。でも、安心してください。御朱印の授与所はとてもわかりやすい場所にあります。

大鳥居をくぐり、玉砂利の参道をゆっくりと進んで本殿(御社殿)でお参りを済ませた後、自然な順路として導かれるのが神楽殿の向かいにある「長殿(ながどの)」という建物です。御朱印はすべてこの長殿で一括して受け付けてくださいます。

歩き回って探す必要はなく、お参りを終えた方の多くが向かう方向についていけば、自然とたどり着けるような動線になっています。疲れた足でウロウロしなくて済むのは、とても助かりますよね。

お守りや古いお札の返納もこちらで

この長殿は、御朱印だけでなく、家内安全のお守りや健康を祈願するお札など、各種授与品を頂ける中心的な場所でもあります。ご家族へのお土産としてお守りを選びたい時も、ここで一緒に探すことができますよ。

また、昨年の古いお守りやお札をお返ししたい場合は、長殿の近く(南手水舎に向かって右側)に「古神符納所」が設けられています。横浜からわざわざ足を運ぶなら、手元にある古いお札などをまとめてお返しして、新しいご縁を頂いて帰るのも良い気分転換になるかなと思います。

ちょっとしたアドバイス

長殿の周辺にはベンチや座れるスペースもいくつかあります。本殿まで歩いてきて少し足が疲れている時は、無理にすぐ御朱印の列に並ばず、まずは木陰に座って一息つくのをおすすめします。自分のペースを守ることが、疲れないお出かけの何よりの秘訣ですからね。

初穂料や整理券のシステム

待ち時間の負担を減らす番号札の工夫

手書きの御朱印を頂くために納める初穂料(御朱印代)は、500円(目安)となっています。小銭をあらかじめ用意しておくと、窓口でのやり取りがスムーズでお互いに気持ちがいいですね。

そして、私が明治神宮の素晴らしいなと思うところは、受付のプロセスがとてもシステマチックで参拝者にやさしいという点です。人気のある神社だと、御朱印を待つために立ったまま長蛇の列に並び続けなければならず、ご高齢の方や足腰に不安がある方にとってはそれが一番のネックになったりしますよね。

明治神宮では、窓口で御朱印帳をお渡しして初穂料を納めると、代わりに「番号札(整理券)」を渡してくださいます。あとは自分の番号が呼ばれるまで、列から離れて待っていて良いシステムなんです。

待っている時間も心落ち着くひとときに

御朱印受付の長殿は番号札方式を採用しており、立ちっぱなしの行列はなく、木陰のベンチで森の空気を楽しみながら待てることを解説したスライド

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番号札をもらったら、長殿のそばにあるベンチに腰を下ろして休んだり、隣の窓口でゆっくりとお守りを眺めたりしながら待つことができます。立ちっぱなしで待たされることがないので、身体的な疲労をかなり軽減できますよ。

この「待つ時間」も、実は現実逃避の大切なプロセスだったりします。風に揺れる木々の葉音を聞きながら、行き交う人々の穏やかな表情をぼーっと眺めていると、日頃のストレスや肩の力がフッと抜けていくのを感じるはずです。待たされているのではなく、神様の庭で休ませてもらっている、そんな風に捉えると、待ち時間も贅沢なひとときに変わりますね。

混雑時の体感時間に注意

平日の穏やかな日であれば比較的すぐに呼ばれますが、休日や行事の日は待ち時間が長くなることもあります。「40分待ち」と言われても、何もない所で待っていると心理的には1時間くらいに長く感じてしまうものです。待つのがしんどいなと思ったら、無理をせずに次回の楽しみに取っておくという「がんばらない選択」もアリですよ。

オリジナル御朱印帳の種類と値段

御朱印代が含まれた良心的な価格設定

御朱印を集めるための「御朱印帳」も、神社ごとに個性があって魅力的ですよね。明治神宮でも、歴史や格式を感じさせる美しいオリジナルの御朱印帳をいくつか用意してくださっています。

ここで特筆したいのが、その価格設定のやさしさです。例えば、落ち着いた紫色に和柄があしらわれたちりめん素材の「通常版」の御朱印帳は、1,500円(目安)で頒布されています。実はこの価格、あらかじめ1ページ目に直書きしてくださる御朱印の初穂料(500円)が含まれた値段なんです。

多くの神社では、御朱印帳の本体価格とは別に御朱印代をお渡しする必要がありますが、明治神宮では最初からセットになった「聖なるパッケージ」として用意してくれています。お財布から何度もお金を出し入れする手間が省けるので、とてもスマートでありがたい配慮だなと思います。

御朱印帳の名称 主な特徴・デザイン 初穂料(目安)
通常版 紫色と白色の和柄ちりめん素材 1,500円(御朱印代込)
鎮座百年祭記念版 白地に花菖蒲の紫文字の意匠 2,000円(御朱印代込)
蒔絵朱印帳 溜色を用いた伝統工芸的な蒔絵 3,000円〜4,000円
神宮ばら園朱印帳 美しいばら園をモチーフにした華やかな意匠 2,500円
雲丸御朱印帳 雲の文様をあしらった気品あるデザイン 各2,000円

※上記は過去の頒布状況に基づく目安です。限定品や在庫の有無、最新の初穂料については、公式サイトで最新情報をご確認くださいね。

明治神宮の御朱印帳は初穂料1500円に最初の直書き御朱印代が含まれており、雨や汚れから守る透明カバーが標準で付属していることを紹介するスライド

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持ち歩きにやさしいカバー付き

もうひとつ、実用的な面でとても嬉しいのが、通常版などの御朱印帳には透明な防水カバーが標準でついていることが多い点です。御朱印帳は大切に持ち歩くものですが、カバンの中で擦れたり、急な雨で濡れてしまったりするのが心配ですよね。

最初からぴったりサイズのカバーがついていると、汚れを気にせずにいろいろな場所へ連れて行くことができます。裏面には名前を書くためのシールも用意されていて、使う人の日常に寄り添ったやさしさが感じられます。

これから御朱印を始めてみようかなという方や、新しく横浜や都内を巡るための一冊を探している方にとって、明治神宮の御朱印帳は最初の相棒として間違いなくおすすめできます。

旧字体と紋章に込められた意味

限定を出さない!変わらない正統派の魅力

最近は、季節限定のカラフルな御朱印や、かわいいイラストが描かれた御朱印を出す神社が増えましたよね。もちろんそれも素敵で集める楽しさがあるのですが、明治神宮は少し違います。

明治神宮の御朱印は、いかに世間で派手なものが流行しようとも、「限定御朱印」というスタイルを原則として採用していません。大正9年の創建以来、極めてシンプルで禁欲的、そして正統的なスタイルを頑なに守り続けています。

真っ白な紙に、力強い筆遣いで書かれた墨の文字と、朱色の印。ただそれだけ。でも、だからこそ流行に左右されない絶対的な神聖さがあり、「いつ行っても変わらない場所がある」という安心感を私たちに与えてくれるような気がします。日常の変化に少し疲れてしまった時、この変わらない姿を見ると、とてもホッとしますよ。

菊と桐の重ね紋と、旧字体「宮」が語る歴史

明治神宮の御朱印には、皇室への遠慮と敬意を示す十二弁の菊紋と、変わらない歴史と永遠性を示す旧字体の「宮」が使われていることを図解したスライド

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シンプルに見える御朱印ですが、よく見るとその細部には驚くほどの歴史と意味が込められています。

まず、中央に大書される「明治神宮」の文字。最後の「宮」の字に注目してみてください。私たちが普段書く「宮」の字は、ウカンムリの下に「呂」を書き、二つの四角形を「ノ(はらい)」の線で結びますよね。でも、明治神宮の御朱印では、この中間の「ノ」の線がありません。上の口と下の口が独立して書かれる古い字体(旧字体)が使われているんです。

これは書き間違いではなく、古い字形をあえて使い続けることで、神社の永遠性や普遍的な価値を表現していると言われています。神職の方が一筆一筆、この独特の文字を書いてくださるのを見るのは、大正時代から続く歴史とつながる大切な儀式のように感じます。

さらに、上部に押された朱色の印。ここには「菊」と「桐」の二つの紋章が重なるように配されています。菊は皇室を象徴する最高位の意匠、桐は日本国政府の公的な紋章です。この二つが同時に使われているのは、近代日本において明治神宮がどれほど特別で格式高い存在であったかを物語っています。

奥深い「花びらの数」のお話

実は、皇室の正式な菊紋は「十六弁(花びらが16枚)」です。しかし、明治神宮の御朱印に押されている菊の印は、皇室への深い遠慮と敬意から、あえて花びらを減らした「十二弁」になっています。格式の高さと同時に、謙虚な姿勢も表しているんですね。御朱印を頂いたら、ぜひご自宅でゆっくりと花びらの数を数えてみてください。そんな静かな時間も、現実逃避の素敵な過ごし方だと思いますよ。

明治神宮の手書き御朱印を疲れずに頂くコツ

さて、ここまでは明治神宮の手書き御朱印に関する基本的な情報をお伝えしてきました。ここから先は、実際に横浜方面などからお出かけする際に、「いかにして歩き疲れず、混雑を避けて、ご自身のペースでお参りするか」という、実践的なコツをご紹介していきますね。せっかくの現実逃避のお出かけですから、無理をして翌日に疲れを残してしまっては意味がありません。自分に一番やさしいルートとタイミングを見つけていきましょう。

混雑を避けるためのおすすめ時間帯

静寂を独り占めできる早朝の参拝

せっかく現実逃避をするために深い森を訪れるのですから、なるべく人混みは避けたいですよね。明治神宮で静かな時間を過ごし、スムーズに手書きの御朱印を頂くために一番おすすめしたい時間帯は、やはり「早朝から午前中の早い時間」です。

御朱印の受付自体は午前9時から始まりますが、開門時間は季節によって朝5時台や6時台ととても早いです。もし少し早起きできるなら、御朱印の受付が始まる前の朝8時頃に境内に入り、まだ人の少ない清々しい空気の中でゆっくりと本殿へ向けて歩くのが最高に気持ちいいですよ。

朝の神宮の杜は、玉砂利を踏む自分の足音と、野鳥のさえずりしか聞こえないような特別な静寂に包まれています。朝露に濡れた木々の香りを胸いっぱいに吸い込むと、頭の中のモヤモヤがスーッと晴れていくのを感じるはずです。ゆっくりお参りを済ませて長殿に向かえば、ちょうど9時の受付開始に合わせて一番乗りで御朱印帳をお渡しできるかもしれません。

夕暮れ時の神宮の杜で深呼吸

早起きはちょっと苦手…という方には、夕方の時間帯もおすすめです。ただし、前半でもお伝えしたように、明治神宮は日没に合わせて閉門時間が変わります。冬場は夕方には閉まってしまいますが、夏至に近い5月、6月、7月、8月などは18時以降まで開門しています。

この夏の時期であれば、16時を過ぎて少し日差しが和らいだ頃に訪れるのが良いかなと思います。お昼間の観光客のピークが過ぎ、境内には穏やかな夕暮れの空気が流れ始めます。木漏れ日がオレンジ色に染まる中を歩くのも、とてもロマンチックで心が落ち着きますよ。

横浜などでお買い物やランチを楽しんだ後、「少し人混みに疲れたな」と感じたら、夕方にフラッと立ち寄って手書きの御朱印を頂いて帰る。そんな風に、1日の終わりの「締めくくり」として明治神宮を予定に組み込むのも、疲れない大人のスケジュールとしておすすめです。

混雑のピークはいつ?避けるべき時間帯

逆に、できれば避けたいのがお昼の11時から14時頃にかけての時間帯です。この時間は、国内外からの観光ツアーの団体客や、周辺の原宿や表参道から流れてくる若い方々で、参道がとても賑わいます。

もちろん活気があるのも良いのですが、「静かに現実逃避したい」「高齢の家族と一緒にゆっくり歩きたい」という目的の場合は、人が多すぎると自分のペースで歩けず、気疲れしてしまうかもしれません。

また、この時間帯は御朱印の受付窓口も混雑しやすく、番号札を受け取ってから呼ばれるまでの待ち時間が長くなる傾向があります。体力や時間に余裕がある時なら良いのですが、少しでも負担を減らしたいなら、やはりこのピーク時間を少しずらして訪れるのが一番のコツですよ。

お正月など書き置きになる期間

三が日は「約11時間待ち」の記録も!?

明治神宮は、お正月の初詣の参拝者数が日本一を誇る神社です。元旦から三が日にかけては、毎年なんと300万人以上の方が訪れるという、想像を絶する規模の行事になります。この時期の混雑は、普段の静かな森の姿からは全く想像がつかないほどです。

過去には、お正月期間に手書きの御朱印を頂くために「約11時間待ち」という驚異的な行列が形成された事例も報告されているほどです。11時間も立ちっぱなしで待つのは、よほど体力に自信がある方でない限り、現実的ではありませんよね。高齢のご家族や小さなお子様と一緒なら、なおさら避けるべき危険な状況と言えます。

年末年始のピーク時の授与体制

このような極限状態になる年末年始のピーク時(大晦日22時~元旦3時、三が日の10時~16時など)においては、物理的に神職の方が一筆ずつ直書き対応をすることが不可能です。そのため、あらかじめ別紙に墨書きされた「書置き」の御朱印による対応へと切り替わったり、授与体制自体が一時的に制限されることが常態となっています。

授与体制の切り替えと分散参拝のすすめ

「どうしても明治神宮の御朱印を手書きで頂きたい」という強い希望がある場合は、お正月や特別な行事の日(鎮座記念日などの大規模なお祭り)は避けて、平時の穏やかな日に訪れることを強くおすすめします。

神社側でも、公式ホームページやSNS等を通じて「分散参拝」の呼びかけを積極的に行っています。神様は逃げませんから、無理をして人混みに飛び込むのではなく、少し時期をずらして2月や3月にゆっくりとお参りする方が、心静かに神様と向き合えるはずです。

特に高齢の方や車いすをご利用の方をサポートして訪れる場合は、安全第一です。人混みで身動きが取れなくなるリスクを避けるためにも、事前に公式サイトで「書置き対応期間」や「混雑予想」などの最新情報をチェックしておくことが、安心なお出かけの絶対条件になります。

書置きの御朱印にも同じご利益があります

もし、たまたま訪れた日が「書置き」の対応期間だったとしても、がっかりしないでくださいね。書置きの御朱印であっても、神職の方が心を込めて書き、明治神宮の神聖な印が押されていることには変わりありません。

それに、書置きの場合は待ち時間が圧倒的に短いという大きなメリットがあります。体力が心配な時や、後の予定が詰まっている時には、むしろ書置きの方がありがたいことも多いものです。持ち帰った書置きの御朱印は、ご自身の御朱印帳に丁寧に糊で貼り付ければ立派な参拝の証になります。「今回は手書きのタイミングじゃなかったけれど、スムーズに頂けて運が良かったかも」と、前向きに捉える心の余裕を持てると素敵ですね。

歩きたくない人向けのアクセス方法

3つの参道ルートとそれぞれの特徴

さて、明治神宮で疲れないために一番知っておいていただきたいのが「アクセス経路の選び方」です。東京ドーム15個分の広大な敷地を持つ明治神宮には、大きく分けて3つの入り口(ルート)があります。どこから入るかによって、歩く距離や雰囲気が全く違うんですよ。

1. 表参道口(南参道・原宿口)ルート
JR原宿駅や東京メトロ明治神宮前駅から入る、最も有名でメインのルートです。巨大な木造明神鳥居があり、観光地らしい王道の雰囲気が味わえます。ただし、本殿までは徒歩で10〜15分ほどかかり、人も一番多いルートです。

2. 北参道口(代々木口)ルート
JR代々木駅西口や副都心線北参道駅から入るルート。歩道が整っていて、原宿口のような大きな混雑を避けやすいのが特徴です。静かに参拝したい方に向いていますが、やはり本殿まではそれなりに歩きます。

3. 西参道口(参宮橋口)ルート
小田急線の参宮橋駅から入るルートです。実はここが、歩きたくない人に一番おすすめしたい穴場の入り口なんです。

ルート選びのポイント

体力に自信があって王道の参道をじっくり歩きたいなら「表参道口」。人混みを避けて少し歩行距離を短くしたい、静かな雰囲気を優先したいなら「西参道口」がおすすめです。

明治神宮の3つの入り口(表参道口、北参道口、西参道口)を比較し、人が少なく最も歩く距離が短い参宮橋駅からの西参道口が大穴の選択であることを示すスライド

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混雑を避けるなら「西参道口(参宮橋)」が一番ラクかも

西参道口(参宮橋ルート)を推す理由はいくつかあります。まず、小田急線の参宮橋駅から鳥居までの距離が徒歩4〜5分と非常に近く、道順もわかりやすいことです。

そして最大のメリットは、西参道から入ると比較的早く本殿の西門に到達できるという点です。表参道から入るメインルートに比べて、玉砂利の参道を歩く距離と時間をショートカットできるため、足腰への負担がかなり軽くなります。高齢の親御さんを連れていく場合など、少しでも歩く距離を減らしたい時には本当に助かるルートです。

さらに、このルートは「裏参道」的な雰囲気があり、他の入り口と比べて人通りが少なくてとても静かです。道中には東京乗馬倶楽部や代々木ポニー公園があり、都心にいながら馬の姿を眺められるという、ちょっとした牧歌的な癒しのおまけもついてきます。

郊外や横浜方面からの広域アクセス比較

横浜や神奈川県の郊外から明治神宮へ向かう場合、どの路線を使うかも疲労度に大きく関わってきます。例えば、神奈川県の大和駅周辺から向かう場合の目安を比較してみましょう。

出発地 到着駅(ルート) 利用路線・経由の目安 所要時間の目安
大和駅 明治神宮前駅(表参道口) 小田急線→(代々木上原乗換)→千代田線 約45〜55分
大和駅 明治神宮前駅(表参道口) 相鉄線直通→(武蔵小杉経由)→副都心線 約60〜75分
大和駅 参宮橋駅(西参道口) 小田急線(快速急行等から各停へ乗換) 約50〜75分

※運賃や所要時間はあくまで一般的な目安です。乗る時間帯や列車の種別によって大きく変わりますので、正確な情報は必ず交通機関の公式サイトや乗り換え案内アプリでご確認くださいね。

小田急線をメインに使って参宮橋駅(西参道口)で降りるルートは、乗換の負担も比較的少なく、神奈川方面から向かうにはとても合理的です。

近代的な高速鉄道ネットワークを使って最短で都心にアクセスし、参宮橋駅で降りる。そこからはあえてローテクに、玉砂利を踏む音や土の匂いを感じながらゆっくりと10分ほど歩く。この「移動のメリハリ」が、現代の急ぎ足な時間感覚をリセットし、御朱印を頂くための心の準備(助走期間)として素晴らしい効果を発揮してくれるはずです。

広い境内で疲れないための休憩場所

長殿周辺のベンチでゆっくりと待つ時間

「歩きたくないルートを選んだ」とはいえ、やはり明治神宮の中に入ればそれなりに歩くことになります。疲れない外出の鉄則は、「疲れる前に休むこと」です。無理をして一気に見て回ろうとせず、意識して休憩を挟むようにしましょう。

手書きの御朱印を頂く「長殿」の周辺は、休憩スポットとしてとても優秀です。木陰にベンチがいくつか設置されているので、御朱印の番号札をもらったら、まずはそこで座って足を休めましょう。

また、本殿前などの広い空間では、風の通り道を感じながら空を見上げてみるのも良いですね。ビル群に囲まれた東京にいることを忘れてしまうほど、ポッカリと開けた広い空は、それだけで心が洗われるような気がします。

歩くペースを落として自然を楽しむ

「早く本殿に行かなくちゃ」「受付時間に間に合わせなきゃ」と、ついつい早足になっていませんか? 明治神宮の森は、創建時に全国から献木された約10万本の人工林から始まり、100年かけて完全な自然林へと成長した奇跡のような空間です。(出典:明治神宮公式サイト『代々木の杜』)

急いで通り過ぎてしまうのは、本当にもったいないですよ。歩くペースを普段の半分くらいに落としてみてください。すると、今まで気づかなかったことに目が向くようになります。

見上げるほど巨大なクスノキの迫力、足元に落ちているどんぐり、玉砂利を踏むザクッという心地よい音。そういった小さな発見を楽しみながら歩くことで、身体的な疲労感は不思議と和らいでいきます。

歩きやすい靴選びは絶対条件です

明治神宮の参道は、神聖な場所であることを示す「玉砂利」が敷き詰められています。見た目は美しいのですが、ヒールのある靴や靴底の薄いサンダルだと、石が足裏に当たってとても疲れやすく、歩きにくいです。現役ガイドヘルパーとして外出支援に関わる私の目線から見ても、お出かけの際は、見た目よりも歩きやすさを最優先した、クッション性の高いスニーカーなどの履き慣れた靴を選ぶのが大正解ですよ。

「全部回らない」というがんばらない選択肢

目的は心地よい現実逃避であるため、名所をすべて巡るスタンプラリーはやめ、手書きの御朱印をいただき森の空気を吸うだけの「全部回らない」選択を勧めるスライド

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明治神宮の境内には、御朱印を頂く本殿や長殿以外にも、美しい花菖蒲が咲く「御苑」や、宝物や展示品を見られる「明治神宮ミュージアム」など、見どころがたくさんあります。

でも、1日のうちに全部を制覇しようとしないでください。観光を「スタンプラリー」のようにこなしてしまうと、せっかく現実逃避に来たのに、余計に疲れて帰ることになってしまいます。

「今日は御朱印を手書きで頂いて、森の空気を吸えればそれで大満足」
「残りの見どころは、また今度疲れた時に来るための理由に残しておこう」

そんな風に、「がんばらない選択」をすることが、大人のやさしいお出かけの極意かなと思います。もし帰りの体力に不安を感じたら、迷わずタクシーを使って駅まで戻ったり、近隣のカフェに入って長めの休憩を取ったりして、自分を甘やかしてあげてくださいね。

明治神宮の手書き御朱印巡りのまとめ

変わらない手書きの温もりに触れて

さて、ここまで「明治神宮 御朱印 手書き」というテーマを中心に、時間や場所、そして歩き疲れないためのアクセス方法などをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

なんでもスマホでパパッと済んでしまうデジタルで忙しい現代だからこそ、神職の方が目の前で墨をすり、筆を整え、独特のリズムで文字を書いてくださるあの時間は、とても贅沢で非近代的な手仕事の温もりに溢れています。

12枚の花びらの菊紋や、旧字体の「宮」の字など、変わらない正統派のデザインを守り続けていることも、私たちに「いつ来ても大丈夫だよ」という安心感を与えてくれます。初穂料に含まれたオリジナル御朱印帳のやさしい価格設定や、待つ人の身体的負担を軽くする番号札のシステムなど、参拝者に寄り添う配慮が随所に見られるのも、明治神宮ならではの魅力ですよね。

自分のペースで歩く現実逃避のすすめ

歩きやすい靴を選び疲れる前に休むこと、全部は見ないという「がんばらない大人の余裕」が最高の現実逃避になるという、明治神宮お出かけの極意をまとめたスライド

横浜で現実逃避作成イメージ

広大な神宮の杜は、日常のストレスをリセットする強力な浄化装置のような場所です。

西参道口から人の少ないルートを選んでみたり、早朝や夕方の静かな時間を狙ってみたり。ご自身やご家族の体調に合わせて無理のない計画を立てることで、足腰の疲れを最小限に抑えながら、心だけをたっぷりと満たすことができます。

「最近ちょっと疲れたな」「歩きすぎずに静かな場所へ行きたいな」と思ったら、ぜひこの記事を参考にして、明治神宮へ足を運んでみてください。手書きで頂いた御朱印帳を開くたびに、あの深い森の静寂と、少しだけ軽くなった自分の気持ちを思い出せるはずですよ。

※最後にお願いとご注意

この記事でご紹介した御朱印の初穂料(料金)、受付時間(開閉門時間)、電車の運賃や所要時間などのデータは、あくまで一般的な目安です。社会状況や季節によって変更される可能性がありますので、お出かけ前には必ず明治神宮の公式サイトなどで最新情報をご確認くださいね。また、健康面に不安がある場合の長時間の外出などは、最終的な判断をご自身の責任において行い、必要に応じて専門家や医師にご相談のうえ、安全で無理のない現実逃避を楽しんでください。

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